登録年度 | 2004年度 |
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氏名 | 渡辺 彰 (ワタナベ アキラ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 80代 |
専門分野 | 生命、自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 神奈川県三浦郡葉山町 |
主な経歴 | 平成9年4月より平成17年3月の間、ライト工業の環境保全活動のため、環境マネジメントシステムの導入計画から構築・運用まで、一貫して携わってきた。NPO等でヨシ原やアマモ場再生の研究・実践、自然観察会、スノーケリングスクール等を様々な主体と連携し、市民協働活動として行っている。 |
特記事項 | 環境カウンセラー(事業者部門)、環境マネジメント審査員補に登録。NPO活動では、法人として日本水大賞環境大臣賞を受けた。著作:環境再生医、ハマの海づくり(共著) |
活動の紹介
放置果樹園の保全(曽我)
真竹の侵入、雑草木の繁茂による荒廃が進む放置果樹園において、「よこはま水辺環境研究会」として、真竹の伐採をメインに竹林化による植生の単相化防止を図っている。作業は毎月1回とし、延べ動員数は年間約120人の実績だった。果樹園は山中であるが、新型コロナ感染対策として現地までの往復は原則的に個人別アクセスとし、共同作業は極力避けるようにした。
ポートサイド公園のヨシ原保全(漂着物の収集・冬枯れヨシの刈取り)
「よこはま水辺環境研究会」として、県公園緑地事務所、○市資源循環局、公園管理委託事業者との連携により、2004年からポートサイド公園のヨシ原保全活動を継続している。本年度は新型コロナの影響で例年より2回少ない7回(ヶ月)にわたり河川漂着物(主に容器包装プラスチック)の収集・積込み、及び冬枯れヨシの刈取りを実施した。延べ動員数は約40人で、漂着物の収集量は大型ポリ袋に詰めて約80袋になった。渡辺本人は新型コロナ感染回避のため、現地作業には従事できず、側面援助に終始した。
国道357号線延伸に関する事前環境調査の計画会議
2019年から、◎市より野島水路における国道357号線延伸に関する事前環境調査計画会議への参画を要請されている。2021年3月17日の報告会議に出席し、7月、12月、2022年1月にメールにて報告を受けた。塩性湿地である当該地区の環境調査項目に、草本類及び木本類の調査を加えることを2020年5月に提案をしたが、この間の情報で認められたことを確認できた。小規模な残存ヨシ原であるが、アイアシなども現認され、塩性湿地の多様性と重要性についての考慮されることが期待できる。
ポートサイド公園のヨシ原保全(漂着物の収集・冬枯れヨシの刈取り)
「よこはま水辺環境研究会」として、県・公園緑地事務所、○市資源循環局、公園管理委託業者との連携で、2004年からポートサイド公園のヨシ原保全動を継続している。例年は夏期を除く9回の漂着物(主に容器包装プラスチック)の収集・積込み、及び冬枯れヨシの刈取りを実施してきたが、本年はロナ非常事態宣言により、4回の漂着物収集及び延べ動員数20名で、例年の半数以下の実績となった。また、渡辺は新型コロナ感染予防のため現地作業には従事できず、側面からの応援に終始するなど、コロナ禍の影響を受けている。
国道357号線延伸に関する事前環境調査の計画会議
2019年から引き続き○市より、野島水路における国道357号線延伸に関する事前環境調査の計画会議に参画を要請され、2月14日及び8月27日の打合せ会に出席し、8月27日はメール参加とした。よこはま水辺環境研究会では渡辺彰を担当者として、1998年から塩性湿地野島水路でのヨシ原復元実験と絶滅危惧種の塩生植生アイアシの調査を継続してきた経緯があり、生物調査の計画対象に、魚介類、底生動物、藻場調査などの水中生物への偏りが見られたため、アイアシなどの陸上植物についての調査計画を提案した。