登録年度 | 2004年度 |
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氏名 | 服部 富久美 (ハットリ フクミ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 廃棄物、環境教育、市民活動、消費者教育 |
主な活動地域 | 愛知県瀬戸市 |
主な経歴 | 昭和60年から地元の消費者グループに所属し、家庭ゴミ削減の為の消費者運動を展開してきた。またそこで学んだ事を、小学校の教育ボランティアや子ども達のエコキャンプで5年間教えてきた。しかし今後は、もっと幅広い環境教育に取り組みたいと思い、今年度新たに自然観察指導員にもなった。 |
特記事項 | 家庭ゴミについて体系的にまとめたく大学院に入り廃棄物学会でポスター発表をした。また長年の消費者活動から、県個人情報保護審議会委員、県環境審議会専門委員でもある。 |
活動の紹介
環境塾 ~親子で食べきりエコクッキング~
ごみ減量の工夫として食品ロスに注目。食品ロスを減らす3つのポイント「買いすぎない、使いきり、食べきり」を実習を兼ねて伝えていく方法で実施。皆さんが食べている時に県が作成した冊子の内容をかいつまんで話した。
エミカル消費について
女性消費者団体のグループと5回の勉強会、施設見学、座学、等を共に行い、学んだこと年1回の発表の場でパネル発表をしてもらった。SDGsの中から毎年テーマを決め、学んだことを人に伝えられるまで自分が理解することを目標とした。
3キリ、エコクッキング 地産地消
ごみ減量をするための方法として、使いきり、食べきり、水切りを料理実習を介して学んでもらう。また、その時の食材は旬で地元で採れたものを使用。旬の野菜の美味しさと安心、安全な食を感じてもらう。使いまわしで野菜くずを極力少なくする料理方法を伝えた。
SDGsのゲーム
愛知県環境局資源循環推進課で作成された、小学生向けの
すごろくゲームを使用して、高齢者にSDGsについてかみ砕いて話をした。
環境塾 ~食べきりエコクッキング~
ゴミ減量の工夫として食品ロスに注目。大根1本をいろいろな料理方法で使いきり、もし残った場合の食材の保存方法等を学んだ。また、食材の包装紙(プラゴミ)の分別も、問答形式で参加者に学んでもらった。
3キリ、エコクッキング
水キリ、食べキリ、使いキリを市民の親子に料理実習を介して、学んでもらうイベントを夏休みに実施した。コロナ禍で2年半の間全く実施できなかったが、調理くずを出さない料理方法などを伝えると共に出たごみを家庭でも堆肥にできる方法を学んでもらった。
容器包装プラ分別への理解と協力
市が2022年10月から容器包装プラの分別を実施するにあたり、指定ゴミ袋以外は回収しない旨を市民に通達した。しかし、市民はその意味が理解できず詳しい説明を地域ごとに実施するよう要求した。市と連携して活動している私に、消費者団体や女性グループからの依頼があった。
SDGsとは?
女性消費者団体(高齢者が大部分)のグループと、市のゴミ分別を学んだ。その折、SDGsと結び付け、より身近な家庭で出来るSDGsに取り組み、年1回の発表の場でパネル発表をしてもらった。
ごみ減量の推進活動
市の家庭系ごみの総排出量は、この7年間でほぼ横ばいの状況である。一方、人口は減少している。従ってごみは増加していることになるが、組成調査をすると分別可能物が多く混入していることが分かった。市民一人ひとりが資源分別を徹底することで、増加傾向にあるごみの排出量を減らすことが出来る。私たちが出来る分別方法を推進することで皆さんのゴミ袋の利用枚数も減り家計も助かることを行政、市民、事業所との連携をとりながら推進していきたい。