登録年度 | 2004年度 |
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氏名 | 井上 博夫 (イノウエ ヒロオ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 生態系・生物多様性、地球温暖化、消費生活・衣食住 |
主な活動地域 | 香川県高松市 |
主な経歴 | '97年環境庁自然大好きクラブ登録。翌年のエコライフ宣言以後、学校ビオトープや街づくりの指導、ボランティアや自然保護活動に参画。'99年国が初めて養成したインタープリターボランティアに登録。公園の自然と対比させながら環境教育プログラムを通じてライフスタイルの改善を呼びかけている。 |
特記事項 | 国交省技術研修会講師・生態系トラスト協会理事、国営公園インタープリター、ビオトープ管理士、環境教育インストラクター、公立学校特別非常勤講師、省エネコンシェルジュ。 |
活動の紹介
韓国第1回自然環境解説士全国大会
韓国で開催された第1回自然環境解説士全国大会(主催:環境省・生態環境協会)に日本からただ1人招待されて、我が国の自然環境解説士(インタープリター)の動向(現在と未来)について講演しました。参加者は、韓国国立公園のレンジャーや関係者400名余り。各公園事務所の環境教育教材のコンクールや事例発表、野外観察会など多岐にわたる大会にゲストとして招待されたことは光栄に思っている。基調講演は、国連生物多様性条約共同議長やIPCC事務総長を歴任しておられた崔在天氏。11月28日から大会の打ち合わせや全大統領府青瓦台や国立中央博物館などをご案内していただき、貴重な時間を共有できたと思っている。
未来発見!地球探検
学校がSDGsの授業を実施したいということで、朝日新聞社「未来発見!地球探検」の映像を活用し、12:つくる責任使う責任、13:気候変動に具体的な施策を、14:海の豊かさを守ろう、15:陸の豊かさを守ろうなどワークシートを使いながら実施。南極に住む生き物の生態、絶滅危惧種、気候変動などを考えてもらった。2時間授業でしたが、反応も良く児童への啓発、意識改革に寄与できたと思っている。
うどんから学ぶ環境問題
高松市環境総務課から依頼され瓦町FLAG8会場にて市民講座として登壇。かつて県や丸亀市の共催で実施した講座内容を最新のデータに書き換えて実施。うどんという身近な食材から、温暖化防止や省エネ、食品ロスなどさまざまな環境問題を可決に導く方法をパワーポイントでお伝えしました。
こうち環境博
高知市で開催されたこうち環境博に出展。脱炭素を目的に市民に意識改革を促すポスターの掲示や温暖化防止クイズなどを担当。
野外活動一般指導者養成講座
スウェーデン式野外環境教育プログラム「野外で算数」の指導者養成講座をNPO法人から依頼されて実施。県のみどりの学校事業。教室を飛び出して遊びながら自然への愛着を促すとともに算数を学ぶという動く授業のノウハウを伝授。後日、講習に参加された有志の方々を講師に「算数あそび」の実践講座(7/1)も開催した。
地球温暖化の現状と対策
市の知的障がい者青年教室の講座で温暖化防止の講和を依頼された。知的障害がある青年とボランティア50名ほどが理解できる内容ということで、小学校低学年用につくったパワーポイントで対応。事後の振り返りで質問も多く、内容を理解していただいたと感じている。
2030年に向けて世界が合意した持続可能な開発目標SDGsについて学ぼう
当初、学校から市環境総務課に依頼された案件でしたが対応できず、県の方へ依頼、それも難しく私に回ってきた講座です。持続可能を密閉したビンの中の土、ミミズと野草でわかりやすく見える化。パワーポイントとKP法で解説しました。これまで地元で培ってきたことの中にも埋もれているSDGsや子どもたちに何ができるのか、そのヒントなどを伝えました。担当教諭にもこれからの進め方などを教授し地域を巻き込んで実施していただくように促しました。
地球温暖化とその影響、防止活動について
一昨年から大学の医学部衛生学科の単元として90分講義しているものです。医学生も熱中症など予防医学として温暖化のメカニズムや緩和策、適応策が重要であることから依頼を受けて実施しています。元IPCCリポートコミュニケーターとして映像などを交えて、わかりやすくしかも興味を刺激する内容をパワーポイントでお伝えしています。
地球環境と日本のエネルギー状況・家庭での省エネ実践のための基本
日本のエネルギー問題から13年度比46%削減の根拠などをからめて、省エネと節電、暮らしのヒント、家電の賢い使い方などを紹介した。商業高校と工業高校が統合された高校(鳴門市)で2学年全員と教諭10名ほどが参加。自分たちの未来がどうなるのか、温暖化の現状を踏まえて、適応策などみんなができる暮らしの工夫などを伝えました。
消費生活講演会
コロナ過にあってホテルの会場(机に1人)に40名、それをリモートで各地の公民館に中継して実施した。COOL COHICE やゼロカーボン30など国民運動が推進される中、市民ができる賢い選択を温暖化の現状から暮らしの省エネ、節電までお伝えしました。
まるごと四国公共交通利用促進キャンペーン
一昨年ことでん瓦町FLAG屋上で実施たものが好評で依頼されたイベント。コロナ過で3ヶ延期されたが、何とか実施できた。私鉄3路線のゲームの実施と自作啓発ポスターの掲示。香川県のブースで職員とともに実施。JR四国、バスなど事業者とイオンモール綾川グリーンコートで実施。
香川県教職員専門研修会
里山の自然や日本の自然観を学び、環境学習プログラムやフィールドワークの体験により、教職員のスキルアップにつなげることが目的。
地球温暖化のメカニズムとその影響と対策
香川大学医学部衛生学科の依頼でセミナーとして90分の講義。動画を駆使してわかりやすく伝えた。今や予防医学の分野に温暖化の影響は無視できなくなったとのことで、学生も知識として学び、熱中症などに備えることが必要。
校庭につくる身近な自然
私が設計デザインした学校教育園で5年生3クラス、クラスごとに観察とメダカと外来種などについて学ぶ。
「コトデン電車祭り」における環境学習の実施
3月実施予定であったがコロナ過で延期となり、11月に開催できた私鉄の祭りにスマート・ムーブを啓発するアクティビティと掲示を実施。スウェーデン野外教育の手法をアレンジし、4つの沿線名で遊びながら算数を学べる「電車でゴー」を10時~15時まで実施。テントブースでは、公共交通利用啓発資料を掲示。94名の参加で盛況でした。取材もあり、一定の効果はあったと思う。次回も期待したい。
「かがわ環境ひろば」における環境学習講座の実施
県環境政策課主催の環境啓発イベント「イオンモール綾川会場」にて新聞紙のリユースで鳥の帽子づくりと節水を呼び掛ける資料の展示。来訪者が楽しみながら鳥の帽子をつくり、水のつかみにくい県の環境意識改革を呼び掛けた。10時~17時。
体験型環境学習プログラム実践事業
県に応募し、審査にパスしたプログラムを幼稚園~中学校で実施する事業で数年前から実施している。生物多様性から省エネ、温暖化など環境全般27アクティビティを提供。学校が選択指定したものを1~4時間/日実施。ビジュアルに展開するのでわかりやすいと先生方にも好評いただいている。ただ、コロナ過でいつもより機会が少なかった。次年度に期待したい。