登録年度 | 2005年度 |
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氏名 | 中西 恒雄 (ナカニシ ツネオ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 80代 |
専門分野 | 大気、水質、リサイクル、騒音・振動・悪臭、エネルギー、クリーンテクノロジー |
主な活動地域 | 福島県いわき市 |
主な経歴 | 今迄主に、化学品製造に係る運転解析、改善及び付帯及び用役設備を含む各種製造装置の設計、解析、改善による省資源、省エネ等の効率化、公害防止等を行ってきた。又、環境対策及び省エネ等に対応した自社開発の接着剤、ホルマリン製造技術供与を通して、環境改善及び技術伝承を行った。 |
特記事項 | 環境カウンセラーとしての活動に必要と思われる公害防止管理者(大気、水質他)、特級ボイラー技士及びエネルギー管理士(熱)等の資格を有している。 |
活動の紹介
夏休み理科自由研究支援講座の開催
「夏休み理科自由研究支援講座」を開催しました。
「水の一生」をメインテーマに、浮力、圧力や水の大循環、くらしと密接に関係する水の利用や制御についてジオラマを使って説明を行いました。
豪雨の被害と「流域治水」の重要性が理解できる模型や、山林・森林の保水力が実感できる模型での実験も行いました。
「水の浮力」では、石釣船について実験や浮沈子の製作を行いました。
最後に「理科自由研究の進め方」について、一般的な説明を行い、講座を締めくくりました。尚、終了後に個人毎の自由研究相談の時間を設けました。
好間四小第二回水環境教育支援実施
いわき市好間四小3年生以上の児童19名対象に学校脇の好間川で水環境教育支援授業を行いました。水深や流速、水温の測定、次いで水生生物の採取の後、生物の分類を行いました。ヘビトンボ、カワゲラなど十種類以上が確認され、好間川の水質の良さを実感し、児童たちは大喜びでした。採取生物は観察後、川へ返しました。
学校に戻り、5,6年生の9名は好間川三地点(源流、学校脇、下流)の水質分析(COD、におい、透視度、導電率)に取り組みました。結果はそれぞれレーダーチャートにまとめて、好間川の各地点での水質を確認しました。
「小学生対象の自然エネルギー学習講座」(講義および教材による実体験)
いわき市平四小6年生を対象に、自然エネルギーの重要性をプレゼンテーションしました。
その後、ペルチェ素子発電、発電体験、ゲーム体験、水力発電、太陽光発電、風力発電を体験しました。
小型水力発電では2人1組で、1人が2 L ペットボトルを持ち、もう1人がペットボトルから噴出した水をタービンにかけました。高さを80 ㎝と40 ㎝ の2段階として、発電実験しました。発電量は電流計、 LED 電気の明るさ、オルゴールの音量で計測しました。水力が多いほど、落差が大きいほど発電量が大きいことを体験しました。
「小学生対象の再生可能エネルギー講座」(講義及び教材による実体験)
再生可能エネルギーに係る基本的なこと(化石燃料でなく自然エネルギーを活用、炭酸ガスが発生しないなど)をスライドで具体例に説明した。
その後、太陽光、風力、水力による小型の発電設備を体験した。
高校の近傍にある下神白海岸に漂着した廃プラの区分
エタノール水溶液や水、塩水など7種類の比重の異なる液により、廃プラを比重法で区分し、PE,PS,PVC,PETなどのプラスティックを区分し、どのような樹脂が多いか実験を行った。
激変する水環境の体験講座
私が住んでいる福島県いわき市でも令和元年東日本台風により、今まで水性生物調査や水質調査を行っている河川が洪水が発生した。自宅が被災した児童も多く、洪水の恐ろしさを実感したようである。洪水に係る6種類の教材(模型や説明資料)をボランティア仲間と自作した。その教材などを使用して、洪水の発生原因や対応法を実感してもらった。アンケート結果では高い評価を受けた。
地球温暖化に伴い激変する水環境(豪雨、洪水など)を理解、対応できる資料、教材、実験模型の開発
東日本台風で夏井川多箇所が氾濫、甚大な被害があった。
地球温暖化に伴い激変する水環境(豪雨、洪水)を理解、対応できる資料、教材、実験模型を開発しました。◇ジオラマによる流域の上流から河口までの様々な土地利用や治水・利水施設等を組み込んだ模型。◇山での森林による保水力が理解できる模型。◇降水量増による河川の溢流と防止対策(堤防嵩上げ、河川堆積物除去)が理解できる模型。◇曲がった川の場所による浸食状況の違いが理解できる模型です。
平四小(11/4)好間四小(11/25)で使用、好評を得た。
いわき下神白海岸採取した廃プラ片の比重差分別(砂浜の廃プラの98%が海水より軽いプラと判明、海水より重いプラスチックは海底に沈殿)
いわき海星高校で、廃プラによる問題などの講義を実施。いわき下神白海岸で採取した廃プラ片を比重差分別しました。
7種の水溶液(①エタノール水溶液(78wt%),②エタノール水溶液(39wt%),③水道水,④海水,⑤食塩水(7.8wt%),⑥食塩水(12.5wt%),⑦食塩水(25wt%))で分別、種類を推測した結果、98%以上が海水より軽いことが判りました。海水より軽いプラ生産量は、50%程度と推測され、海水より重いプラは海底に沈み、海岸砂浜には打ち上げられないと考えられます。
「小学生対象の再生可能エネルギー講座」(講義及び教材による実体験)
いわき市平四小6年生2クラス(計47名)を対象に、「再生可能エネルギーについて考えよう!」の講義を行いました。 電気は主に化石燃料や原子力で作ってきたが、資源に限りがあり、化石燃料からは地球温暖化の原因となる炭酸ガスの排出が多く、問題がある。一方、太陽光、水力、風力などの再生可能エネルギーは無尽蔵にあり、炭酸ガスの排出が少ないなどを学びました。その後、エネルギーに関する小型の機器や教材(太陽光発電、風力発電、水力発電、ペルチェ発電など)を紹介し、実体験をして貰いました。
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済