登録年度 | 2005年度 |
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氏名 | 石山 郁慧 (イシヤマ フミエ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 生命、自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 大阪府大阪市 |
主な経歴 | 行政・企業から教育研究施設、NPO等にいたるまで、プロの経験と実績で、数多くの事業をプランニング。nature artのコミュニケーション活動を中心に、文化学術展・体験型教室・ワークショップの開催、生態系の調査・研究、多様な主体への広報支援、環境ネットワーク活動などを企画・運営。 |
特記事項 | 国土交通省・淀川管内河川レンジャー、NPO法人nature works理事、人を自然に近づける川いい会主宰として、生物多様性をテーマにした環境保全活動をライフワークにしています。 |
活動の紹介
YouTuberマーシーさんとのコラボ
「外来生物のお話」を開催。参加者は37名。外来生物 → 特定外来生物 → 条件付特定外来生物の順で解説し、骨格標本・アクリル標本、アカミミガメ生体でさらに詳しい特徴を紹介した。講座に参加してくれたYouTuberマーシーさんはヌートリア3頭を駆除くれた。
修学旅行の学生向けNPO訪問講座
修学旅行中の高校生たちに「NPO活動とはどんなものか」を解説。生物に特化した活動をしているため、普通の高校生は興味が湧いたようである。世のため人のため自然のために様々な事業を展開していることに感心していた。
ICOフェスでの生物講座
立命館大学のボランティアサークルから依頼され、小学校で生物講座を開催。淡水魚やカメなどの生体展示を見せながら、それぞれの特徴を紹介した。アカミミガメ・アメリカザリガニが条件付特定外来生物に指定されたため、子どもたちにわかりやすく説明した。
自然楽習会 in 大正川
川にすむ水生生物を親子で探してみる観察会を開催。参加者は30組60人。市民に豊かな茨木の自然を感じてもらい、自然環境や生物多様性に対する環境意識を高めてもらうため、河川における体験型の環境教育を実施した。
シラスウナギの色素発育についての取材
和歌山県立自然博物館にて、楫学芸員にシラスウナギ〜クロコ〜黄ウナギについてお話を聞いた。ウナギに関する資料はあまり出回っておらず、専門家から貴重な資料をいただく機会となった。
茨木市の生きもの塗り絵教室
茨木市の生物多様性を訴求するための塗り絵BOOKを1000部作成。仕様はA4・16ページ・フルカラー。町中・公園・水辺・田畑・里山・山中の6シーンに分けて、それぞれの場所に棲む生物を紹介。色を塗りながら特徴を知ることができるよう、講座を開催した。
ぬりえBOOKの作成
茨木市の町中・公園・水辺・田畑・里山・山中の6シーンをぬりえにして冊子を編集。山間部から都市部まで多様な自然環境、多様な生物が生息することを伝えることを目的に作成した。このツールを使って、ぬりえ講座を開催し、茨木市の生物多様性を市民に伝えていく予定。
いきもの石絵教室
いろんな形をした石を吟味して、自分だけの生きもの作品を創る。石と語り、生きものの特徴を捉え、頭の中のイメージを描くという作業。幼児の参加が多かったが、集中力は大人を勝る。45人収容の1部屋に30人ぐらいがいましたが、講座とは思えないような静けさ。まるで禅のような空気が流れていた。
親子で探してみよう! 川の生きもの
今回は15組30名の募集のところ開始10分で定員に達し、キャンセル待ちが15組。実施日の前々日に記録的な集中豪雨に見舞われ、前日はかなり増水していたが、当日の午前7時には水量も引いており実施できる運びとなった。水量が多く魚や水生昆虫が捕獲しにくかったが、プロの調査員が講師のため、事前捕獲し生体展示ができた。
自然楽習会 in 大正川
例年は80人を募るが、コロナの影響で2年前より小学生の親子40人に絞って実施。募集開始10分で定員に達した。曇り空で、幸いにも熱中症を予防しやすい気温。解説時はコロナ対策でマスク着用、捕獲時は熱中症対策でマスク外し。大正川の浚渫工事が行われて1年が経ったが、底生生物がかなり戻ってきた結果となった。
おおさか環境賞の表彰式
令和3年度おおさか環境賞の表彰式へ。活動名は「大正川の多自然川づくり」。府民活動部門の準大賞を私が主宰する人を自然に近づける川いい会、同時に協働賞を私が事務局長を務める NPO法人nature worksで受賞。河川の保全、公共事業の難しい課題を協働で解決している点、協働の役割分担や活動報告書がきちんと整えられている点が評価された。
エゾシカ胎児による比較解剖教室
柔道整復師からの要望で、胎児を解剖しながら働きを学ぶ講座を企画。講師は岐阜大学大学院医学部解剖学教室の小村氏。私自身も人体解剖に携わっているため、サブ講師として解説。廃棄胎児を医学に役立てるアカデミックな講座の基礎ができた。来年度から、医療従事者向けの講座を開催する予定。
茨木市環境審議会
2013年より委員として参加。令和3年度版いばらきの環境・COOL CHOICE CHALLENGEコンテストについて意見を述べた。審議会委員は11人が参加。とくに、市に対して建設中の安威川ダムに関する助言、情報提供を行った。
野鳥観察会
NPO法人nature works・人を自然に近づける川いい会・大阪工業大学の田中教授チームに声をかけて、高槻市でタカの渡りを見学取材。午後からは茨木市に移動し、建設中の安威川ダムを見学。その後はキャンプ場で、さまざまな生き物のフィールドサインを発見。後日、タカの渡りを追加取材。到着後すぐに30羽ほどのタカ柱を見ることができた。8時間で、渡ったのは約300羽。上空を舞う猛禽類の様子が観察できた。
生きものカードゲーム講座
茨木の自然環境を知り、カードゲームを楽しみながら生物多様性を学ぶ講座を開催。併せて、地球にやさしいエコライフ情報を提供。参加者37人には教材となるカードを用意し、自宅でも繰り返し遊べるように企画した。
親子で探してみよう! 川の生きもの
毎年開催しているが、コロナの影響で定員を半分にして実施。7月に大正川で参加者42人。全員で水生生物を捕獲。観察しながら生物多様性&特定外来生物の情報を伝えた。 8月の安威川での観察会は、コロナ対策でオンライン講座となった。視聴者30人。水質指標生物を観察することで、水質の良さを知ってもらう機会を与えることができた。
エゾシカの内臓解剖教室
柔道整復師の方々からの要望で、内臓を解剖しながら働きを学ぶ講座を開催。講師は岐阜大学大学院医学部解剖学教室の小村氏。私自身も人体解剖に携わっているため、サブの講師として解説。エゾシカは北海道の猟師から直送してもらい、血抜きを行った。実習終了後、知り合いのシェフに調理してもらい弁当に。捨てられる部位を医学に役立て、捨てることなく命をいただくアカデミックジビエ講座ができた。
茨木市環境審議会
2013年より委員として参加。今年度は全4回。令和2年度版いばらきの環境・茨木市地球温暖化対策実行計画について意見を述べた。特に市に生息する生物の中でも、害獣となるイノシシやシカなどの問題を掘り下げて助言し、こちらからも情報提供を行った。
親子で探してみよう! 川の生きもの
毎年開催しているが、コロナの影響で定員を半分にして実施。7月に大正川で参加者45人。全員で水生生物を捕獲。観察しながら生物多様性&特定外来生物の情報を伝えた。 8月安威川で参加者45人。水質指標生物を観察することで、水質の良さを知ってもらう機会を与えることができた。
国内移入種ミズキンバイの調査
特定外来生物オオバナミズキンバイによく似た植物が大正川で発見されたため、琵琶湖博物館の中井氏、和亀保護の会の西堀氏とともに調査を開始。DNAを調べたところ万博公園の水生植物園から流出したミズキンバイとわかったが、国内移入種であるため駆除する方向へ。継続的に排除に努めている。
茨木市に生息する野鳥リーフレットの作成
2018〜2020年にかけて、環境カウンセラーの池田氏とともに茨木市の野鳥を調査。106種を撮影することができた。その結果を一般市民に知らしめるため、リーフレット1000部作成。自然観察会等で無料配布し、生物多様性の重要性を訴求している。
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済