登録年度 | 2006年度 |
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氏名 | 山下 賢治 (ヤマシタ ケンジ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 大気、水質、土壌・地下水、騒音・振動・悪臭、環境全般 |
主な活動地域 | 長野県松本市 |
主な経歴 | 主に、道路や建物の建設による環境への影響に関する調査業務・環境保全対策の検討業務を実施してきた。業務の依頼主(建設事業者)には、調査計画の立案において、環境保全を考慮できる内容を提案するように努めて来た。また、調査結果を踏まえ、適切な保全対策の検討やその指導を実施してきた。 |
特記事項 | 信州大学理学部物理学科卒業により学士(理学)の学位を取得、環境調査会社入社後に技術士(建設部門・建設環境)及び環境計量士(濃度関係・騒音振動関係)を取得し登録。 |
活動の紹介
身近の環境観察
生活範囲の身近な環境についての観察を実施。周辺河川では浚渫工事の影響で以前見られていた魚類が激減している状況を把握。また、河川敷には予想以上に外来植物が繁茂している状況を把握。近年浚渫工事が続いて実施されており、過去の生物相の復活は困難である実状を目の当たりにした。
周辺環境の生物観察
居住地周辺での生物観察を実施。特に近隣の河川では河道整備工事が数年間にわたって行われており、河川環境が激変している。以前は種々の魚類や両生類が見られたが、近年はほとんど見られなくなっており、実際に観察して状況の把握を実施。魚類の確認を行うことができなかった。
周辺環境の清掃活動、ごみの投棄状況の把握、ごみの分別
居住地周辺の河川敷等、不法投棄などの公害問題の把握も兼ねた清掃活動を実施。目立った不法投棄はなかったが、少量のごみの散乱があり、ごみの種別を把握。生活由来のごみが主であったが、周辺環境の状況が把握できた。
生活環境圏内の環境の状況について
生活環境圏内にある特に河川・堤防の環境に着目して活動を行った。河川は小規模なものであるが、氾濫被害防止のため、洗堀や流路直線化の工事が実施され、過去にいた魚類や底生動物が減少している。また堤防はアレチウリなどの外来植物の繁茂が見られる。一見、自然豊かに見られるが、数年前(工事前)とは明らかに環境が変化しており、今後も継続して状況を見ていくことが必要である。
河川観察会
地域の河川における生物観察会。
近年、河床掘削、河道整備が行われ、植物、魚類が減少。河川を歩き過去との違いについて観察会を実施。
・植物 アレチウリなどの外来生物が繁茂
・魚類 以前見られていたドジョウが見られず、過去に見られた多くの魚が、流速が早くなったせいか、ほぼ見られなくなっている。
・水質 よどみなどができた部分は水質が悪化。
・ふれあいの場としての活用 以前は川遊びなどにも適した流れであったが、流速が速くなり、近づきがたい印象。