登録年度 2006年度
氏名 佐々木 勝裕
(ササキ カツヒロ)
部門 市民
性別
年代 70代
専門分野 地球温暖化、資源・エネルギー、3R
主な活動地域 岩手県一関市
主な経歴 下水道施設や廃棄物処理施設の計画・設計に99年3月まで従事、その後環境に配慮した農業に取り組むと共に山林の整備を進めている。06年10月から岩手県地球温暖化防止活動推進員、その後一関市地球温暖化対策地域協議会の事務局長として、地球温暖化防止活動に参画し、それを推進している。
特記事項 水質関係第1種公害防止管理者、技術士(下水道)、1級建築士、3Rリーダー、IPCCリポートコミュニケーター、一関市バイオマス産業化推進会議委員

活動の紹介

「激甚化・頻発化する気象災害に備えて」と題して講演

活動日 2023年11月12日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 講演・講師
一関市内の自治会の依頼で15名を対象に防災セミナーの講師を務めた。内容は・過去の水害を振り返って・最近の東北地方での水害・大雨の頻度はたかまっている!その原因は?・気象災害から身を守るには、とした。 防災マップの見方、気象庁のキキクルの活用、マイタイムラインについて解説した。また、当該地区上流には水位計があり、そのスマホでの閲覧も実演した。

一関地球温暖化対策地域協議会発行の広報eco35号執筆

活動日 2023年9月1日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 研究・発表・執筆
一関市内全戸に配布される、上記「広報eco35号」の第3面に「ついに到来異常気象が日常になる時代」と題して執筆した。一関市内で急増した8月の熱帯夜と記録的に高い三陸沖の海面水温、そして岩手県沿岸北部に連発された「記録的短時間大雨情報」を紹介した。国連のグテーレス事務総長が訴える「地球沸騰化」や「気候崩壊」の危機を伝え、市民に異常気象が日常になっていることを認識してもらおうと記事を執筆した。

「地球を冷やすために私たちにできるエコ」と題して講演

活動日 2023年8月17日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 講演・講師
岩手県地球温暖化防止活動推進センターからの派遣として、一関市大東町の「大東ポールウオーキング倶楽部」の会員22名を対象に講演した。7月15~16日の秋田県での水害に触れ気象災害から身をまもることや、温室効果ガスの排出削減、そして「人新世」を紹介して地球上でほどほどに暮らす智慧の大切さを伝えた。

一関地球温暖化対策地域協議会発行の広報eco34号執筆

活動日 2023年4月1日
分野 生態系・生物多様性
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 研究・発表・執筆
一関市内全戸に配布される、上記「広報eco34号」の第3面に「秋サケの漁獲量急減、一体何が起きているのでしょうか?」と題して執筆した。近年の秋サケ回帰尾数の急減を取り上げ、サケの回遊回路や三陸沿岸での稚魚の生息状況に触れた後、大きな原因の一つ春の海水温上昇の現実を伝えた。また、岩手県水産技術センターがとっている対応策も紹介した。

「太陽光発電と電気自動車を利用して」と題して講演

活動日 2022年11月13日
分野 資源・エネルギー
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 講演・講師
一関地球温暖化対策地域協議会が主催する「~脱炭素社会の移動手段~EV(電気自動車)を知ろう!(第2回)」において「太陽光発電と電気自動車を利用して」と題して、30名ほどの参加者に向けて話した。太陽光発電の10年間の発電実績、電気自動車の電費(km/kWh)、そして、ガソリン車と比較した燃料(電気)代、CO2の排出量を紹介した。東北電力の電気で充電してもガソリン車より大幅にCO2の排出が少ないことを伝えた。

「気象災害はなぜ激甚化するのか?」と題して講演

活動日 2022年10月16日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 講演・講師
奥州宇宙遊学館のサイエンスカフェpage65で「気象災害はなぜ激甚化するのか?」と題して、地球温暖化防止活動推進員として講演した。海に蓄えられたエネルギーが膨大で、大気中の水蒸気量が増え、大雨が頻繁になっていること、そして、温室効果ガスの排出削減が急務であることを伝えた。20数名が聴講し、主催者からは「とても関心の高いテーマで参加者も熱心に聞いていた。現在が危機的状況で環境保全を考える機会となった」との感想が寄せられた。

「ここ10数年の気候変化を振り返って」を執筆

活動日 2022年9月21日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 研究・発表・執筆
一関地球温暖化対策地域協議会が年2回市内全世帯向けに発行する広報eco第33号で「ここ10数年の気候変化を振り返って」と題する記事を一気象予報士として執筆した。小見出しは「一関と千厩の気温」、「大気中のCO2濃度が急増」、「気候変動の主役は海」、「日常化する経験したことのない大雨」、「今後はどうなるのでしょう?」で、最後は”人的被害の最小化”を結びの言葉とした。

マイクロ水力発電の実現に向けた活動

活動日 2022年9月13日
分野 資源・エネルギー
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 企画・活動
事務局長を務めている一関地球温暖化対策地域協議会の総会で、会員から是非マイクロ水力発電を実現したいとの意見が出され、その実現のために準備中である。最初は市内の先駆者である照井土地改良区の工務課長を講師にキックオフゼミを開催した。次に同土地改良区の3か所の発電所の見学会を開催し、それから市内東部の各所を調査し適地選定やそこに適用できそうな発電設備の情報収集を10名ほどの仲間とともに進めている。

気候セミナーの企画と運営

活動日 2022年5月29日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 企画・活動
一関地球温暖化対策地域協議会の定時総会に併催して開催するセミナーの企画・運営に同協議会の事務局長として携わった。気象庁情報基盤部長の千葉剛輝氏(一関市出身)を講師に迎え、同氏と連絡調整後、演題を「~カスリン・アイオン台風から4分の3世紀~激甚化・頻発化する気象災害に備えて」として、関係先への周知などの結果、60名の聴講者を得て、盛況のうちに開催できた。

IPCC第6次評価報告書WGⅠの紹介

活動日 2021年12月4日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 講演・講師
気象予報士会 東北支部12月例会でWeb発表した。私見を加えることなく、IPCCレポートをパワーポイントに編集し、要点を紹介した。

EV(電気自動車)を知ろう!実際に見て、触れて、話を聞いて

活動日 2021年11月28日
分野 資源・エネルギー
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 企画・活動
電気自動車のことがまだ、まだ伝わっていないので、それを伝えるべく企画し、講話、外観見学、蓄電池利用実証、試乗及び後部座席同乗ののプログラムで進めた。当日はリーフ3台、Hondae1台、トヨタPHV1台が会場に集まり、30人の参加者が試乗・後部座席同乗を体験した。

広報eco第31号の発行

活動日 2021年8月1日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 研究・発表・執筆
一関地球温暖化対策地域協議会の企業会員1社を取材し、省エネや創エネにに取り組む姿と、地球環境保全に取り組む本業を取材をし執筆した。また、冬に備えて「内窓の設置」、「薪の効能」に焦点を当てた記事を執筆した他、全体の編集に携わり、最終校正も担った。

遠野市職員25名を対象に「気候危機と脱炭素社会への挑戦」と題して講演

活動日 2021年6月21日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 講演・講師
岩手県地球温暖化防止活動推進センタ―からの派遣で、1:3つの気象災害2:海洋への貯熱 3:CO2濃度の急増 4:IPCC1.5℃特別報告書 5:脱炭素を目指す取り組み 6:2030年までの10年、全分野でという項目で話した。

広報eco第30号の発行

活動日 2021年3月1日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 研究・発表・執筆
一関地球温暖化対策地域協議会が年2回発行する「広報eco第30号」の記事のうち、”「未来を守る子ども作文コンクール2020」優秀賞”、”通勤に電気自動車を利用して10年”の記事に関して、取材・執筆した。また、”太陽光発電は何年で元が取れるか?”を執筆した他、全体の編集に参加し、最終的な校正も担った。

脱炭素な暮らし 事例発表会

活動日 2021年2月6日
分野 資源・エネルギー
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 企画・活動
事務局長を務めている一関地球温暖化対策地域協議会主催で、家庭におけるCO2年間排出量を基に、太陽光発電、薪ストーブ、太陽熱温水器、電気自動車、蓄電池などを利用している5人の発表者が脱炭素な暮らしぶりを具体的に語りかけました。5世帯すべてでそれ相当規模の太陽光発電を導入し、一人を除きCO2の年間排出量はー1.7t~+1.3tでした。残りの1世帯は遠距離通勤者が多く、EV・PHV・HVを各一台使用しても他の4世帯に比べればかなり多い排出量でした。なお、この発表会の参加者は60数名でした。

市民フェスタでのブース開設

活動日 2020年8月30日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 普及啓発
コロナ禍の中ではあったが、市民活動センターが主催する市民フェスタにおいて、事務局長を務める一関地球温暖化対策地域協議会が「気候危機を乗り越えるために」と題するブースを出展した。その内容は直近の気象災害とCO2の削減方法を紹介したパネル20枚で構成し、アンケート「人類の存族を脅かすリスクが最も高いもの」を実施した。ブースへの来場者は約60名、アンケートへの回答者は28名であった。また、ゴア元副大統領のスライドも放映した。

一関市長あてに地球温暖化対策に関わる「施策提言書」を提出

活動日 2020年8月12日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 委員・助言
気象災害が激甚化・広域化する中で、自治体が温暖化対策を実践することが重要との考えから、事務局長を務める一関地球温暖化対策地域協議会会員から意見を求め、同役員会議で協議を重ね12月2日に市長に提出した。その内容は「気候非常事態及びCO2実質ゼロ宣言」、「一般廃棄物」、「木質バイオマス」、「市内交通」、「まちづくり」など27項目に関するものとした。その場で市長からも多くのコメントがあり、行政としても積極的に対応してもらえそうな感触が得られた。

市内全世帯向け「広報eco第29号」の編集・発行

活動日 2020年7月29日
分野 生態系・生物多様性
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 研究・発表・執筆
広報編集委員を務める一関地球温暖化対策地域協議会発行の「広報eco第29号」の編集に携わった。例年、協議会が主催するセミナー開催の記事が掲載されてきたが、コロナ禍のため開催できなかったので、講演予定者の鷲谷いづみ先生に投稿をお願いするとともに、関連する市内の生物多様性の紹介も合わせて記事とした。先生の投稿にに関連する図を挿入したり、専門用語への注釈を加えるなどして、わかりやすく市民伝える工夫を凝らした。

「差し迫る気候危機、そしてプラスチック問題」と題して講演

活動日 2020年3月1日
分野 地球温暖化
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 講演・講師
一関市大東町上大原上自治会からの依頼で30名の住民に気候危機とプラでスチック問題に関して講演。2019年の台風19号時には一関市千厩町でも避難指示が発令され、ほぼ同時に市初の大雨特別警報が出たこと、その原因は海面水温が高くなり、以前より高緯度まで台風が発達しながら北上するようになったためであること、河原にはプラスチックゴミがあり、それらはいずれ海に流れ着いてマイクロプラスチック化し、それには添加剤 (化学物質)も含まれており、食物連鎖によりヒトへの影響も懸念されることを伝えた。