登録年度 | 2006年度 |
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氏名 | 岩田 京子 (イワタ キョウコ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 50代 |
専門分野 | リサイクル、環境教育、市民活動、消費者教育、地球環境問題、環境全般 |
主な活動地域 | 埼玉県吉川市 |
主な経歴 | 廃油石けんを製作するグループ、生ゴミ堆肥の菜園グループなどを運営し、実践を通しながら、大人・子供問わず、市民の環境への関心を高めるための啓発活動を行う。他、市内の店舗調査をし、環境にやさしい買い物の仕方をまとめた「買い物ガイド」の発行、環境標語の募集など楽しみながら環境の輪をひろげている。 |
特記事項 | 講座タイトル。「これだけは知っておきたい地球環境早わかり講座」「知ったらできる楽エコ」など |
活動の紹介
映画『ビッグ・リトル・ファーム』上映会
有機農業に取り組むアメリカの若い夫婦のドキュメンタリー映画の野外上映会を企画・運営しました。
今、みどりの食料システム法でも農地の4分の1を目標に掲げている有機農業。それを広げていくためにも、このような映画は観る機会は貴重です。完全循環型の農業を構築した当映画は見ごたえがありました。
生物多様性の映画にどれだけの人が参加するかが課題でしたが、野外での上映会というチャレンジや、協賛者に招待券をお渡ししたことで、見慣れない人々の参加が多く、よい企画になりました。
10月22日に作った葦のランタンがとてもよい雰囲気に灯りを灯していました。
ヨシでランタンづくり
江戸川河川敷に生えている葦でランタンづくりをしました。葦が水を浄化していること、川の水の流れを緩和していること、生き物の生息場所になっていることなどを伝えながら、ランタンを作りました。
市民活動祭りの中で開催をしましたが、事前告知から市民の反応がよく、ランタンづくりのブースは盛り上がりました。出来上がった作品にも目が注がれ、作った人だけでなく、見るだけでも楽しめた良い企画でした。
オーガニックの会の立ち上げ
学校給食に有機農作物を導入してもらうために市内の有機農家さんと消費者などをメンバーに会を立ち上げた。これから、学校給食に導入できるように有機農作物の量の確保や、有機農業の新規就農者の育成などについて協議していきます。
燃やすごみに関する実態調査
ごみ焼却所の使用期限が令和15年に迫っています。改修計画が出てきていますが、ごみ分別は今のまま。膨大な費用にが予定され、来年度から倍増する処理費の分担金が、建設費の積み立てに入るとさらにアップに。
市民の皆さんと現状把握をしていくために、近隣市町の皆さんと協力し合って、それぞれのごみ収集について情報共有し、今後の計画について市民の皆さんと共に考えて生きます。
吉川市への要望活動の支援
ゲノム編集応用技術を使ったトマト苗が学校に配られるかもしれないという情報から、地元の生協の組合員さんが苗を受け取らないでほしいという要望書を提出したいということで支援しました。ゲノム編集の技術に関し、花粉が遠くまで飛び、希望しない農家のトマトに受粉しかねない懸念、まだ安心であることが証明できていない技術に対する感受性の高い子ども達への影響などを説明し、予防原則を重視し対応をしてもらいたいと働きかけました。
SDGsと温暖化
SDGsウエディングケーキ概念(生物圏が大切で、それなしには社会圏、経済圏は成り立たない)の大切さを伝えました。気候変動、生物多様性の危機の現状。事業をSDGsに紐づけすればいい訳ではなく、これまでやってきたものからさらに、他の目標をできるだけ多く意識すること、特に生物圏の視点を忘れないように。食料システムが3分の1の温室効果ガスを排出していることなど、身近なことからクールチョイスで貢献できるのです。議員さんが多かったので、県内の温暖多対策費の比較を紹介しました。
SDGsのめざす未来
SDGsは2000年のMDGsの流れをくんでいて、世界的なグローバルな視点欠かせない。事業を何でもSDGsに紐づけすればいい訳ではなく、これまでやってきたものからさらに、他の目標をできるだけ多く意識することが大切。SDGsウエディングケーキ概念、生物圏が大切で、それなしには社会圏、経済圏は成り立たない。気候変動、生物多様性の危機の現状。食料システムが3分の1の温室効果ガスを排出していると言われ、身近な問題として、クールチョイスを。他、私達の暮らしの中で何ができるかを考えた。
気候変動と私たちの未来
気候変動の現状と未来の予想。パリ協定、1.5℃で抑える意味。1,5℃と2℃の違い。気候サミットを経て、変化する世界の国々。日本の目標値。日本のエネルギー基本計画の改訂にむけて。吉川市の取組み。吉川市のエネルギービジョン。吉川市のポテンシャルなど。
吉川市環境審議会
吉川市環境保全指針が20年ぶりに、やっと見直しの準備段階になりました。この間、国の環境基本計画が3度、市の総合振興計画が2度改定されているほか、新たな法律の制定がありました。生物多様性や温暖化に対する取り入れるべき取組み事項が反映されてこなかった事実を踏まえ、2020年度に環境保全指針の改正となるもようです。現状の課題にしっかりと応えた指針改正にむけ、今年度は古い環境保全指針の総括をしました。
児童館ワンダーランドで間伐材をつかった作品作り
日本の森林について学ぶ体験学習。日本は7割が森林ですが、使われている木材はほとんど外国産。それゆえに、森林が放置されていている状態。この状態は木が切られず守られている訳ではなく、劣化状態であり、山崩れなども起きやすい状態である。手を入れて、山を元気にしなくてはならない。そのためには間伐材を使う必要があることを話し、間伐材を使ってストラップを作りました。
環境共生研究会
近隣市町の自治体・大学・民間企業・環境有識者等が集まり、連携を図っていまます。今年は広域的取り組みについて効果のある事業の洗い出し、また連携して取り組める事業などを出し合いました。具体的な取組みは2020年となります。
環境展
市内の15団体・企業・市民のネットワーク組織「環境ネットワークよしかわ」で環境月間の6月に環境展を行っています。各団体の活動のアピールや体験学習を味わうことのできるイベントです。
栄小学校 環境をテーマにした総合学習での「環境問題早わかり講座」
栄小学校4年生では毎年、環境をテーマに総合学習を行っています。導入・課題決定・発展において学校と協働で取り組んでいます。導入講座「環境問題早わかり講座」では「水」「大気」「土」「太陽」の4つの柱があって、その上で植物・動物が存在すること、人間も地球上で暮らしていけることを学びます。絶妙なバランスが崩れつつあること、それが環境問題で、全ての問題はつながっていることなどを伝えます。その全容から自分のテーマを絞って、調べ学習に入ります。発展では、体験学習などを通し、自分でできることを探ります。
有害化学物質と私たちの暮らし
獨協大学のearth week の講演の1つに講師として参加。参加者は少なかったものの、近い将来子どもを授かるかもしれない若い女の子たちに身近な化学物質について話せたことは意義深い。なかなか大学生に伝える機会がないので非常に貴重な時間だった。
段ボールコンポストをやってみよう
水分の多い生ごみを分別することで、焼却ごみの効率化が図れる。生ごみのたい肥化は色々な方法があるが、簡易な方法として、段ボールコンポストの普及を図っている。3年目に入る。
吉川の川の歴史とアクリルたわし作り
4年生のPTAの学年行事で、200組の親子を対象に、吉川市の川の歴史、水田の様子、昔の生活スタイルなどの紙芝居を見てもらい、その後に親子で一緒にアクリルたわしを制作し、使い方、その意義などを説明した
山の日 間伐材でマイ箸を作ろう
イオン レイクタウウンの山の日のイベントとして間伐材を利用してマイ箸を作る体験型の環境講座を依頼された。20組×4講座。今年初めてのイベントだったが、大変好評で継続の依頼もされた。箸を作るだけでなく、日本の森林を守るためにも、適正な管理と、国産材の利用の大切さを伝えられた。
「石けんをつかおう」リーフレット制作
吉川市では有害化学物質を排出しない洗浄剤として石けんを公共施設で利用している。また、殺菌作用のある石けんの有用性懐疑や香害の体への影響などの心配がぬぐえない中で、予防原則の対応を目指していきたい。保護者の理解を進めるためのリーフレット作成に協力。
都市計画審議会
第5次総合振興計画後期が来年度からスタートするにあたり、審議会が開催された。その中で、環境保全に関する見解を示させていただいた
川の話とアクリルたわし作り
PTA行事で親子対象の講座です。川に囲まれた街で、川の恩恵とまた、水の被害を受けてきました。その歴史を伝えた後に、親子でアクリルたわしを作りました。その後、なぜ、アクリルたわしなのか、油や有機物を水と一緒に流さないようにする必要性などの話をしました。
「電磁波から身を守る」講演会企画
私たちの生活が電気に委ねられているこの社会で、電磁波による健康被害をうけている方も増えてきている。実際、この企画へ罹患者からの反応もあった。
そのような中で、電磁波ゼロの世の中は実現が難しいが、使い方によって、少しでも自分の身を守ることが出来ることを学んだ。
私たちの便利な生活の陰で、失っていくものがあることも知った。
環境展
環境月間に合わせ、市民交流センターと協働して「環境展」を開催。土日の2日間で10個のミニ講座を開催し、展示物を含め、参加者はスタンプラリーにも挑戦でき、メンバーの作ったゴーヤや緑のプラントのお土産もあるので、多くの市民の来場があり盛り上がった。金曜日には1つの学校の4年生が学年で来場し、3つの講座を受けていった。
環境問題早わかり講座
私たちの生活を支える「水」「土壌」「大気」「太陽光」の4つの柱と、それらからの恩恵について学ぶ。と同時に今、それらが私たちの豊かな生活の陰で危機に瀕している様子を、写真、図やイラストなどを多用し、わかりやすく状況を伝える。私たちの生活がいかに生態系サービスによって支えられていて、その足元が揺らぎ始めているか。「行動へ」を訴える。何ができるかを、身近なところから「食」「ごみ減量」「省エネ」などから始めるための、勉強していくためのたくさんのヒントを提供する。
都市計画審議会
都市計画審議会の委員に環境の有識者として参加しています。今年は地域防災計画の遂行のための審議会でした。
川の話とアクリルたわし作り
小学校PTAの親子で一緒の学年行事での講座依頼です。川に囲まれた吉川市の昔の川の様子や水害の話に、大雨の後だったこともあり、大変興味深げに耳を傾けてくれました。アクリル毛糸を指編みし、たわしにします。親子で教え合って楽しそうに制作できました。家庭で油物は拭き取ってから洗うこと、無駄に洗浄剤を使わないことなども伝えました。
新聞紙でマイバッグづくり
吉川市教育委員会の事業で、各地域で寺子屋事業を開催している。いくつかによばれ、体験中心の環境講座をしてきた。今回は新聞紙でマイバッグを作る一方で、日本の森林について、紙についての話をした。長期休みの子ども達のお楽しみの場で、楽しみながら環境の話ができるのは理想的です
環境展
環境月間の3日間、環境展を開催します。初日の金曜日は平日ですが、小学校が来てくれるので、土日とは違う盛り上がりを見せます。様々な体験講座がいくつかの部屋で順番に開催されて、来場者は1日楽しむこともできる。スタンプラリーでゴーヤの苗や、多肉プラント、リサイクル石けんなどのプレゼントもある。
環境問題早わかり講座
小学4、5年生の総合学習のテーマが環境で、ここ10年ほど多くの小学校で環境教育に携わっている。中でも市内の栄小学校では環境問題の総論から3つのテーマに分かれ、さらに6つに細分化し、最後に個々の興味に基づいて深めていく、そして、年度末の環境フェスティバルで発表をするという。通年の関わりをさせていただいている。