登録年度 | 2006年度 |
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氏名 | 松村 順子 (マツムラ ジュンコ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 水質、資源・エネルギー、3R |
主な活動地域 | 滋賀県大津市 |
主な経歴 | 化学研究所勤務・海外ボランティア・教職・事務系職を経て、地域の美化活動・ゴミ減量・リサイクル運動を中心に、市民の視点による省エネとエコ啓発、3Rや循環型社会構築を目ざす。水環境地域環境改善への提言等をし、情報発信から具体的活動へ青少年育成や環境教育に携わる。おおつ環境フォーラム所属。 |
特記事項 | 特になし |
活動の紹介
大津市プラスチックごみ削減勉強会・特別展 開催
私が主宰する「大津市プラスチックごみ削減勉強会」は結成4年となり、区切りとして活動のふりかえりと報告を発表しようと、2月10日より25日まで、ウォーターステーション琵琶で「特別展」を開催した。川・湖のポイ捨てごみ、マイクロプラスチック問題、プラスチック資源ごみのゆくえ、子ども向けプラごみクイズ、提言のパネルとプラスチック種類を展示し、川ごみ問題や3Rについての多くの方に知って感心を高め考えてもらうことをめざした。開催期間中は、335名の来場者があり、様々な方々との意見交流もできた。
河川管理パートナー活動についての話題提供
住民参加による川づくりをめざす県委嘱のボランティアの河川管理パートナーとして、防災と水環境保全のために担当する一級河川の巡視をしている。この河川管理パートナーのつながりで、「新大宮川を美しくする会」から話題提供の依頼があり、12月2日、「河川管理パートナーの活動紹介と活動を通じて知ったこと考えたこと」として講座で話をした。少人数の会だったが、川ごみの実態や河川の土砂堆積などの話を熱心に聞いていただき、意見交流の機会ができた。
大津市プラスチックごみ削減勉強会が、子ども向け夏のイベントにプラごみクイズで出展
大津市プラスチックごみ削減勉強会が、7月23日、ウォーターステーション琵琶で開催された「第16回水辺の匠」に、プラごみクイズのブースを出展し、子どもたち120名ほどの参加者をえた。また、8月6日にピアザ淡海で開催された「おおつエコフェスタ2023」でもプラごみクイズで出展をし、130名近い参加があった。今年はクイズを紙芝居の形で出題し、回答者が札を上げて答える形とした。クイズを通して、参加者にプラスチックの知識を伝え、ごみ問題・3Rを考えてもらうことを目的としている。子どもも大人も楽しく参加できているようだった。
「ペットボトルのリサイクルについて」などの寄稿の雑誌掲載
「環境施設」172号(2023.6)に「ペットボトルのリサイクルについて」を寄稿し掲載された。この中で、大津市内の使用済ペットボトルのゆくえを調査し結果をまとめ考察し、改善策を提案をした。また、「環境施設」173号(2023.9)には「新たなる試み、「バイオマス資源化みとよ」見学記~市民の視点からのコメント」が掲載された。これは、7月26日に私が主催した香川県三豊市のバイオマス資源化施設の見学会と三豊市職員による研修内容をまとめ、プラスチックごみを中心に資源循環について述べている。
こどもエコクラブ応援団
毎週、全国のこどもエコクラブから送られてくる活動報告に対して、応援団としてエールメッセージを送信してきた。メッセージは、全国こどもエコクラブHPの各活動レポートに掲載されている。コロナ禍を経て、全国のこどもエコクラブは再び活発な活動に戻ったように感じられる。多彩な内容とサポーターの支援に感謝しつつ、エールメッセージを発信することで、未来を拓く子供達のたくましさやすばらしさがさらに大きく育まれることを願い、同時に私自身も子どもたちの活動から大いに啓発されている。
投稿文「発泡スチロールトレー(PSP)のリサイクルについて」が、雑誌に掲載された。
2021年度「環境施設」162号・166号と、「大阪ごみを考える通信」2021年度№3&№4に、大津市のプラスチックごみの分別と収集についての論文が掲載された。引き続いて、消費が増加し使い捨て食品容器で多い発泡スチロールトレーのマテリアルリサイクルについて、収集やリサイクルの現状と流れについて調べ、その結果をもとに資源循環のためのトレーの収集システム改善への意見をまとめ寄稿した。その文章が、「環境施設」170号に「発泡スチロール・食品トレー(PSP)のリサイクルについて」のタイトルで掲載されている。
大津市プラスチックごみ削減勉強会が「第15回 水辺の匠 2022 」に、「プラごみクイズ」でブース出展‼
大津市プラスチックごみ削減勉強会は、「おおつエコフェスタ2022」に、引き続いて11月6日に大津市瀬田川洗堰のウォーターステーション琵琶で毎年開催されているエコイベント「水辺の匠」に、プラごみクイズのブースを出展し、100名ほどの参加者がえられた。会場の雰囲気がよく、落ち着いてクイズを楽しみながらプラスチックやごみ問題・3Rについて考えてもらえた。参加者とメンバー間のやり取りも楽しかった。今回の賞品は、素材を比較してもらうために、大麦ストローとプラスチックストローを袋づめにした。
第14回淡海川づくりフォーラムで河川管理パートナーの活動について発表
住民参加による川づくりをめざす県委嘱のボランティアの河川管理パートナーとして、防災と水環境保全のために担当する一級河川の巡視をしている。夏に3年ぶり開催された合同会議をきっかけに、初めて河川管理パートナーの会をzoomで開き、情報と意見交換をした。それをもとに、昨年に続き滋賀県淡海川づくりフォーラムで会の代表として、日頃の河川管理パートナー活動で感じている最近の河川環境や川ごみ問題について発表をした。
大津プラスチックごみ削減勉強会が「おおつエコフェスタ2022」にプラごみクイズで初出展!
自主研修が中心だった大津市プラスチックごみ削減勉強会が、エコイベントなどに参加し積極的に啓発を行おうと、初めて「おおつエコフェスタ」に参加した。会場となった淡海プラザの大会議室の一角にブースを出展し、参加する大人も子供も楽しくクイズを解いて、正しくプラスチックを知りごみ問題・3Rについて考え、プラスチックごみ削減のために行動できることをめざす内容とした。賞品の缶バッチも自主製作。不慣れなために、会場の混雑に混乱しつつも、120名ほどの参加者がえられ、手ごたえも感じられ充実した活動となった。
こどもエコクラブ応援団として、エールメッセージを送信中。
毎週、全国のこどもエコクラブから送られてくる活動報告に対して、応援団としてエールメッセージを送信している。メッセージは、こどもエコクラブHPの各活動レポートに掲載されている。コロナ禍でのこの3年間、どのエコクラブも開催や活動内容をさまざまに工夫して活動を頑張っていることに感謝していた。楽しい活動レポートを読み、心からのエールを送っている。と同時に、この応援活動を通じて、未来を拓く子供達のたくましさやすばらしさに私自身が大いに啓発されている。今年度は、環境相談室・相談員に登録していただいた。
大津市のプラスチックごみ削減にむけたの意見を雑誌で発表
2020年春に立ち上げた勉強会では大津市のプラスチック容器包装の分別やごみ減量について、第3次環境基本計画・第3期廃棄物減量基本計画の策定にむけた提言をまとめ提出した。これがきっかけになり、プラ容器包装の分別収集とプラスチックごみ削減への意見が、「環境施設」162号と166号に掲載された。「大阪ごみを考える通信」の2021年度№3&№4にも「大津市のプラスチックごみ削減はどうしたらよいだろうか」(前・後編)が掲載された。
全国こどもエコクラブのメンバーに送る、応援団として心からのエールメッセージ
毎週、全国のこどもエコクラブの活動報告から応援団員として送信してきたエールメッセージは、全国こどもエコクラブHPの活動レポートに掲載されている。コロナ禍のこの2年間は、開催が困難な時でもさまざまな工夫で活動を続けているエコクラブのメンバーとサポーターの方々の活躍はすばらしく、報告を読み感動している。エールを送りながらも逆に、大いに刺激され啓発されてきた。このような時代だからこそ、子どもたちが自然や環境への興味と関心を高め、仲間と共に良い未来を選んでいくエコ活動が広がるようにと願っている。
川づくりをめざす「滋賀県河川管理パートナー」の活動と啓発
住民参加による川づくりをめざす県委嘱のボランティアの河川管理パートナーとして、防災と水環境保全のために河川の巡視をしている。最近の巡視で、特に川へのプラ容器包装のポイ捨が増え河川環境が悪くなりつつあると感じ、我々の活動と河川状況を伝え川ごみゼロをめざすために、県主催淡海川づくりフォーラムに参加した。昨年度は活動を発表したが、本年度はコロナの影響で延期されている。他市の川づくり団体で活動紹介をしたり、「みんなで、大津」SDGs版に紹介を掲載するなど、河川管理パートナーの活動を広め啓発に努めた。
河川管理パートナー活動の推進と河川愛護にむけた啓発活動
今年は、コロナ感染拡大の影響で琵琶湖一斉清掃が中止となり、その後川への不法投棄とプラごみなどのポイ捨ての増加が目立っている。そこで、河川管理パートナーとして、毎月2回6つの河川の巡視と、地域や行政と連携をとり仲立ち的役割を果たし、河川環境の改善に努めた。また、活動の促進と啓発のために、2月7日インターネット開催された「第13回淡海川づくりフォーラム」では、河川管理パートナーの活動や役割と川の状況・課題について発表をした。
大津市SDGs推進委員会を設立、「SDGsに関するアンケート調査」を実施
本年は、SDGsが採択されて5年目。有志と共に「大津市SDGS推進委員会」を設立し、SDGsがどれくらい市民に認識され評価されているかを把握するためのアンケートを実施した。コロナ禍のため、基本的にメール配信による実施としたため、アンケートの内容の検討と周知、様々な主体への協力依頼の声かけにも力をいれた。アンケートの集計結果は、各主体との連携や今後のSDGs推進事業に活かしたい。また、2025年、2030年と5年ごとにこのアンケートを実施する予定。
滋賀県下水道審議会が「滋賀県第2期下水道中期ビジョン」を策定。審議に加わった。
昨年度から引き続き審議会委員として第2期中期ビジョン策定のための審議に加わった。これから10年後の下水道のあるべき姿を描き、滋賀県の流域下水道の多岐におよぶ課題をふまえ、SDGsの視点と未来の琵琶湖の環境保全に役立つようなビジョンにするべきとの思いで討議に参加、下水道のエネルギー施策と経営戦略などについても県民目線での発言をした。審議会は感染防止対策の上で5回開催され、熱心な討議のすえ、11月には期待できる第2期下水道中期ビジョンを策定した。
大津市プラスチックごみ削減勉強会を設立、市にプラスチック対策についての提言・要望書を提出
ワークショップで出会った有志に声をかけ、昨年2月に「プラスチックごみ削減勉強会」を設立。全10回の勉強会と施設見学をとおして、大津市のごみ分別の課題やプラスチックの資源循環とごみ減量について学んだ。充実した勉強会となった成果として意見をまとめ、2021年に第3次環境基本計画の策定を予定している大津市への提言・要望書として、市へ9月に提出した。12月に、私の寄稿文「大津市のプラスチックごみ削減を考える」が、「環境施設」162号に掲載された。
こどもエコクラブを応援するエールメッセージの送信
私は、全国こどもエコクラブ応援団に登録して約8年間、ほぼ毎週エールメッセージを、活動の報告レポートを提出してくれるこどもエコクラブに送信している。今年度は、コロナ禍のためどのこどもエコクラブも活動が難しかったはずだが、工夫をして楽しく活動を続け報告レポートを送ってくれた。とても励まされた。エコクラブの活動から、子ども達がメンバーとの絆や自然への興味と関心を深め、無事にこの危機を乗り越え大きく成長するようにと祈り、心からのエールを送りたい。