登録年度 | 2006年度 |
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氏名 | 戸田 顕史 (トダ ケンジ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、水質 |
主な活動地域 | 島根県松江市 |
主な経歴 | プロジェクトワイルド、WETによる体験学習の企画、立案、実践を行っている。例えば「プラスチックゴミを考えよう」では参加者が生き物になりプラスチックの破片が何に見えるのか?を考える。エコクラブ、松江環境市民会議 、しまね環境アドバイザ-で実践。 |
特記事項 | 月1回程度エコクラブ活動を行う。この活動で子供たちと自然の見方を見つけながら、不思議に思ったり、わくわくする気持ちが沸いてきており、体験を通して環境を考えることができる子供たちを育てたい。 |
活動の紹介
川の生き物を調べよう
身近な川にたくさんの生き物が生息することに気が付く。
実体験から川の環境について、心に刻む体験を行う。
川への環境保全意識の高揚を図る。
この三点を目的に企画から実践まで行った。
汽水湖の生き物を調べよう
汽水湖の生き物を調べようでは、企画から実施まで主体的に実施した。島根県にある汽水湖中海には多種の生き物が生息しているが中海で生き物調べをしたことがない児童がほとんどです。そこで、身近な中海での実体験を通して、中海の生き物を専門家の解説付きで知り、子どもたちの記憶に残る活動を行った。
磯の生き物調べ
磯の生き物について、砂浜、転石、タイドプ-ルの環境毎に生息種が違うことを確認した。また生息する生き物から環境を知るため、タマキビに着目して、潮上帯はどこか?を実験を行いながら、確認した。
プラスチックのゴミを考える
学校付近には汽水湖”宍道湖”があり、宍道湖にどんなゴミがあるのか?児童と一緒にゴミ拾いを行った。分類してみると発砲スチロ-ルやビニル袋など川から運ばれたゴミと、農業由来のものが多かった。この活動をとおして、ごみを減らすために、児童に何ができるのか?考え、壁新聞を作成した。今後、学校のみんなにわかったことを発信するとのことでした。
川の生き物から水質を調べる
身近な川や湖に生息するたくさんの水生生物が生息することを知り、採集した生き物から水のきれいさを判定した。
児童は通常学校では禁止されている川の生き物調べをこの機会を楽しみにしている。
この実体験をとおして、川への関心が高まり、水質保全意識の高揚がみられた。
まつえ海ゼロ大作戦 in 鹿島町古浦海岸
島根県松江市の一見美しい海岸にも、今全国的に話題となっているプラスチックごみ問題は身近に起きており、そのことを地域住民に気がつかせる体験活動を行った。親子でグル-プになり、海の生き物がどうして間違って食べてしまうのか?、どんな問題があるのか?を考えたり、ごみ問題をなくすために自分たちになにができるのか?を話しあい、模造紙にまとめた。最後にグル-プで気づき等を発表し、参加者みんなに知らせ、考えを共有した。
生き物のつながり「食べる食べられるの関係を調べよう」
地域の浜田川の生き物のつながりを、学校の授業では体験できないプランクトンを観察することで、その数の多さにに驚く児童が多かった。
プランクトンからヒトが食べるまでのつながりを考えることができた。
生物のくらしと環境
小学6年生18名を対象に「食べる-食べられる」の関係をメダカを例に考えた。メダカのすむ池の水を顕微鏡で観察させて、植物と動物の数の違いを知り、メダカを通して環境保全について、発展させた。