登録年度 | 2006年度 |
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氏名 | 青山 範子 (アオヤマ ノリコ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 地球温暖化、消費生活・衣食住、3R |
主な活動地域 | 広島県呉市 |
主な経歴 | 長年行政で環境試験検査に携わった後、工場事業所の行政監視指導を経験。また環境政策部門で市民や子供の環境教育や地球温暖化防止活動推進を手掛ける。学校や公民館での環境学習講師や講演の活動をする。環境イベントの企画実施や、体験学習のプログラム開発を得意とし、市民環境活動を支援している。 |
特記事項 | 広島県地球温暖化防止活動推進員、環境保全アドバイザー |
活動の紹介
障害者サークルでエコ双六で環境啓発講座を実施
聴覚障害者サークルから依頼があり、環境啓発教材として作成した「エコ双六」を活用した双六講座を企画からカウンセリングして、講師育成を兼ね、講座実施時もアシストした。手話通訳者も交えてゆっくりと地球温暖化などの知識講義の後、みんなでゲームに興じた。ゲーム後に参加者がこれからの行動変容について発表してもらい、効果を確認した。
「地球温暖化啓発こども映画会」を開催
こども支援センターのアフタースクール小学生50名対象に地球温暖化の意識啓発アニメ『ガラスの地球を救え!』映画会を企画実施しました。映画視聴後は、感想を発表し環境の大切さをみんなで考えました。続いて冬休みに環境マークの調べ学習を実施してもらったので、そのマーク調べの結果を皆で共有説明して、自分たち自身が3R行動をするべきだと促しました。
「地球温暖化ってなあに?」地球温暖化双六ゲームで学ぶ
教材として作成した地球温暖化双六ゲームを使って、放課後児童会の子供たち1年生12人に地球温暖化について学んでもらった。雪の降らないサンタクロースの話を導入としたpptによる基礎知識学習に続いて、すごろくゲームで楽しく温暖化について学ばせた。最後は冬休みに家族で環境マーク調べをしてもらい、3R行動の大切さを家族みんなで考えてもらった。
「食と環境のおはなし~食品ロスを減らそう~」講演
自治体から依頼され、県下各地から参集した女性会団体員60名に、食品ロス削減に繋がる啓発講演をした。食と環境の関わりや、食の課題など幅広い基礎知識と同時に、タイプ別に具体的な家庭での削減術を教示。さらに様々な社会での削減活動について、フードドライブやフードシェアソフトなど個々に協力できる削減取り組みの情報も伝えた。
総合学習「もったいない探検隊」の環境講座講師として授業
小学校3年生16名の総合学習「もったいない探検隊」の3R授業を講師依頼され実施。今回はテーマをリサイクルに絞っての授業依頼でしたが、環境マークを探す体験ゲームを切り口として、リサイクルできるもの、できないものの理解を深め、ごみを出さないことが一番と意識づけしました。子供達のお礼の手紙から、環境マークを発見する楽しさで家でも自発的にリサイクルできるものを探し、分別して、ごみとしない、物を大切にすることに気づいたようです。
暮らしの中のプラスチックを考える「蜜蝋ラップ作り」講座を企画実施
○○公民館主催事業として、一般公募によるSDGS啓発講座「蜜蝋ラップつくり」を企画し講師を務めた。ものづくり講座に終わらせないために前半は座学で、SDGSと暮らしの中のプラスチックについて考えてもらう話題提供をした。後半は当初予定の倍の参加者20人で実施する人気講座となり今後、追加講座を計画していく予定となった。簡単にできる蜜蝋ラップが、脱プラスチック生活への一端となることを期待している。
地域版SDGs双六ゲームで楽しくSDGsを学ぶ講座を企画実施
〇市の協働センター主催事業で冬休みに、小中学生と高専学生等8名にSDGsを理解するための講座を実施。この日のために制作した地域版のSDGs双六ゲームと、自作の環境エコ双六を使用し楽しく理解を含める講座として企画し講師を務めた。各グループリーダーには、ボランティア活動として高校生、高専学生に、会場準備から手伝ってもらい、講座では意見交換やチーム内の意見をまとめ発表させた。
地域振興に係るジビエ研究会を企画実施
野生鳥獣の被害防止対策で、猪の捕獲をされている〇市○○自治会の会長さんから、次年度の地域祭りで提供するための「猪汁料理」を検討しているので、料理法やレシピなどを教授して欲しいと相談され、ジビエ研究会を企画開催した。狩猟免許を持ち日頃からジビエを活用されている専門家の講義「地球温暖化とジビエ」に続いて、関係者15名で様々なジビエ肉を利用した料理レシピを試作研究した。
小学校出前環境講座「環境にやさしく暮らそう」
〇市から依頼され〇小学校4年生17名に出前環境講座を実施した。「3Rと自分達にできる環境にやさしい行動」について考える2時間の体験型授業を組み立てて実施した。教室内へ市で使用している実物の資源ステーションセットと資源ごみを持ち込み、実際に分別を体験しながら自分たちにできる具体的な行動について考えさせた。今後の行動へつなげるため、自分の行動宣言を発表してもらった。
地球温暖化対策地域協議会メンバーにエコ・クッキング基礎講座を実施
○○市の離島の地球温暖化対策地域協議会メンバー12名に、講師養成を兼ね、保温調理をメインとしたエコ・クッキング基礎講座を実施した。調理実習に主体が置かれ気味な為、実習前後にそれぞれ30分の基礎講座、振り返り講座を座学で実施した。削減効果を数値化するため、カセットコンロを使って保温調理の削減エネルギーから削減二酸化炭素量を計算する予定でしたが、比較する班が測り忘れたため、口頭での説明に終わったのが残念でした。どの家庭にもある様々な保温グッズの紹介で、誰もが取り組みやすいとの意見があった。
中学生の地球温暖化を切り口としたSDGs取り組み活動をカウンセリング
地球温暖化をスタートテーマとして、中学生のSDGs活動の授業の企画・指導協力を依頼され助言。今後、具体的に授業内容を学校側と協議しながら、子供たちが自主的に考え、自ら行動できるようなSDGs活動を引き出せる授業として助言していく予定。地球温暖化の最新知識としてAR6の内容なども学校側へ資料提供し、可能ならば地域と協働できるSDGs活動を念頭に、アドバイスしていきたい。。
「プラスチックの海」映画会開催
NPO法人と環境活動団体共催の海のプラスチックごみを考える啓発イベント「プラスチックの海」映画上映会を企画開催した。コロナ禍の中、1日3回少人数での開催として実施。資金調達から、広報、スタッフ調整まで主体的に実施した。
夏休みこどもエコクッキング講座を実施
呉市○○まちづくりセンター青少年補導員連絡協議会の依頼により、夏休みの地域の子ども達25名に「エコ・クッキングにチャレンジ!」講座を実施した。環境への思いやり意識醸成より、楽しく、手作りでエコな食を楽しんでもらうプログラムとして開催。付き添いの保護者は、家に帰ってからも子供たちでも簡単に調理できる旬のメニュー「簡単ピザ」に感嘆し、子供達は冷たいデザートが大人気でした。
3Rミニ講座と、リサイクル工作「エコの手」を実施
呉市の協働センターにおいて、手話グループ主催の定期講座に講師として招かれ18名にエコ講座実施。地球温暖化と3Rについてミニ講義を実施した後、毎日の新聞チラシをつかったリサイクル工作、通称「エコの手」つくりを実施。一人ひとりが新聞チラシを中芯に作って、古着物地を再利用し仕立てた布ケースに入れるだけの簡単「孫の手」を作って、喜んで持ち帰りされました。工作だけでなく、パンフを利用した地球温暖化のミニ話を聴けたのがよかったといわれました。
フードバンク活動の助言と活動コーディネート
自治体環境部へ市民からフードバンクを設立したいと活動の相談があり、自治体から対応の依頼をされ、活動を個人的にアシストすることとなった。電話相談や公民館での面接相談を、定期的に希望され、企画、内容、到達目標や思いをくみ取りながら活動推進の手助けをしている。フードバンク活動の実際についても実例から説明、助言また知識情報も提供しながら、協働で活動推進するべく、関係団体の紹介とステークホルダーとなる多くのパートナーとのコーディネートも実施しているところである。
食べる営みから考える地球環境問題について〇〇〇〇環境大学にて講義とワークショップを実施
市民対象の○○環境大学に招かれ、講師として食品ロス削減市民活動の実施例や、削減活動を考えるワークショップを実施した。当初、食品ロスに係る講義を依頼されたのだが、話だけではなく、SDGsとして、参加者が市民活動を積極的に取り組む方向へ意識づけるため、市民アクションを考えるワークショップを短時間で体験してもらった。アンケート結果から、参加者の市民活動へのモチベーションが上がったことがわかり、時間的にタイトではあったが、結果的にワークショップ実施の企画は良かったと思った。
ひとり親家庭の親子にエコクッキング時短調理の講師を依頼された。
脱温暖化センターから専門講師として依頼され、ひとり親家庭の親子に、エコクッキング講座を実施した。水,エネルギー、ごみに留意しながら、子ども達だけでも簡単にできる時短調理を、親子単位で体験させた。ピザとチャウダーがこんなに簡単に、しかも残り物食材活用でもできることを知り、大変喜んでもらえた。
水生生物観察 川を探検しよう
公募で集めた1年から6年生の児童8人に、水生生物の専門家2名と一緒に顕微鏡を使う環境講座を実施した。最初に専門講師から水生生物の講座を受け、続いて地域の川へ移動して、プランクトンネットを用いて水生生物を採取する体験をさせた。採取した河川水を持ち帰り、各自一人1台顕微鏡を使って、ミクロ生物を観察させ様々な多くの生物がいることを確認させた。子供たちは顕微鏡で見た生物をスケッチしたり、名前を教えてもらったり、初めて見るミクロの生物に目を輝かせていた。
FMラジオ生番組のレギュラーゲストとして様々な旬の環境話題を提供
定期的に2か月に1回、FMラジオの環境生番組においてレギュラーゲストとして環境啓発話題を提供している。今回は7月から実施される「レジ袋の有料化」についての話題を詳しく市民へ話した。様々な活動を実施しているので経験を踏まえた話題提供ができることが強みと考えている。
地域のサロンで高齢者対象に草木染体験講座を企画して実施しました。
地域の高齢者のサロンで、様々な楽しい講座をウォームシェア講座として依頼されては実施している。依頼されて真冬に水を使う染色講座を実施したら、染色液からの湯気や、ガスを使用するため、エアコン止めても温かいので省エネになることでWの効果となった。
「食品ロス」をテーマに地球温暖化対策地域協議会研修会で講演
広島県三次市の地球温暖化対策地域協議会から依頼され、「食品ロスについて」というテーマで会員15名に講演した。食をテーマに啓発活動をされている会員の皆さんがこれからの活動へ意欲が持てるよう、このテーマでさらに活動推進して頂くよう旬の話題を交えて話をしたら熱心に聴いていただいた。
FMラジオの環境啓発生番組に定期的にゲスト出演
FMラジオの1時間の環境啓発番組に毎月1回、定期的に生出演している。環境イベントの紹介や、その季節の家庭の省エネワンポイント情報など、市民のエコ生活推進につながる旬な環境の話題を提供している。
災害時に役立つエコクッキング講座
〇〇自治会から依頼を受け、サロンに集まった30名の住民へ、災害時に救援が来るまで、各家庭で自力で節水節エネで食事を作る方法を60分で講習しました。皆さんから、これは普段の食事にも使えるおいしいレシピだと大変喜んでもらえました。一度は練習してみないといざという時に役立たないため、消費期限が迫った防災備蓄の炊き出し用炊き込み御飯70食も、みんなで訓練調理して試食しました。地球温暖化への適応策として防災用品はきちんと適切に備えるよう説明して講座を終了しました。
FMラジオの生番組でクールチョイス啓発活動を紹介
FMラジオ局より依頼され,クールチョイスの啓発生番組において,県内の各地球温暖化対策地域協議会が実施している様々な取組活動について30分紹介し,市民のクールチョイス活動の推進を図った。また,県内全域でグループ共同で取り組んでいる事業についても説明し,一人ひとりの活動や思いを,みんなとつながり,一緒に形にできると良いと啓発した。
省エネ相談員養成講座「知っておこう!家庭で簡単にできる!節エネ生活術」企画開催
広島県版省エネ相談ソフトを使用しての家庭版省エネ相談員を養成する講座を企画開催した。1部は、パソコンのソフト操作技術講座、そして第2部では一般の市民も参加可能な、節エネの生活術講座として19名が受講。近隣の地球温暖化防止活動推進員からも多数参加があり、省エネ・節エネの知識、相談技術向上に役立てることができた。
小学校の出前環境講座で3Rとエコすごろくを体験学習
〇〇〇小学校4年生116名へ出前環境講座3R学習で本物の資源物ステーションを使用した分別体験学習を実施した。PETボトルや空き瓶など実物を、市のごみ分別の決まりに沿って正しく分別することから、3Rについて楽しく知ることができたと思う。続いて自作のエコすごろくをグループでゲーム体験しながら、自分たちにできる環境行動を知り、各自、宣言してこれからの環境に配慮する生活行動を誓ってもらった。
夏季野外活動でソーラークッキングとLED工作を指導
〇〇青少年センターにおいて、宿泊研修の小学生20名にソーラー保温クッキングでの野外調理を体験してもらった。ちゃんとできるか不安がっていた子供たちも手伝いの保護者達と一緒に出来上がったゆで卵、ゼリーデザートなどを食べて喜んでもらった。大人には同時に保温グッズ活用での省エネ調理を説明して興味を持ってもらった。また、牛乳パックのリユース工作で思い思いのLEDランタンを作成し、夜のキャンドルサービスに使用してもらった。
中学校で防災エコクッキング授業を実施
中学校の家庭科の先生から,エコクッキング授業の相談を受け,地球温暖化に対応するため,被災時のライフラインが途絶えた時に活用できるエコクッキングメニューを協働でプログラム開発した。中学校2年生24名に,事前に冷蔵庫中で,無駄になりがちな食品,すぐ消費しなくてはならない食品調べを実施し,それらを使用したメニューでのエコ調理を授業内容として実施した。
海辺の自然学校実施活動
○○市の干潟保全事業として,他地区小学生と現地小学生2校合同で80名参加の海辺の自然学校を開催。事業はNPO法人が主体で自治体,漁連,国,地域住民等が協働で実施した。環境学習として午前中プランクトンの顕鏡観察座学。そして午後からは保全干潟へ移動しての養殖あさり採取,マテ貝採取実習を実施。これらの司会進行を務めた。
指導者養成のためのエコクッキング講座実施
○○○○市依頼の指導者養成のためのエコクッキング講座を3回シリーズで実施。エコクッキングの基礎的知識,技術を提供するため座学を加味した半日の体験学習を10名に実施した。同市での今後の講座開催で活用してもらうため,従前より活動で培った講座開催のためのプログラムやプリント資料を広く提供した。
エコクッキング指導者養成のためのこどもエコクッキング講座実践助言
○○町の環境基本計画に沿った事業活動として,子供のエコクッキング環境学習をする企画の相談を受け1週間にわたり助言した。地域のエコクッキング指導者の育成として,昨年よりアドバイスし講座実施をしていた自治体ですが,今年度担当者転勤のため新任者から再相談を受け,講座のプログラム作成,講座の企画実施について詳細に助言指導した。
FMラジオ生番組で毎月環境啓発となる話題を提供
毎月1回1時間FMラジオの生番組ゲストとして時期折々の旬のエコな話題を採り上げ,リスナーへむけ環境啓発を実施。環境にかかわる知識,地域のイベント等の情報を提供。また,自分の環境活動などの具体例を採り上げ,環境活動参加者層の拡大を図っている。
地域教育祭の講演者相談斡旋
〇市〇〇市民センターから地域の教育祭のメインイベント講演会の相談があり,講演者の紹介斡旋をした。紹介した講演候補者の日程が合わなくて2回調整斡旋することとなったが,決定した講演者が市民に好評で,入場整理券600枚は配布当日に無くなるという大反響で大変喜ばれた。
〇〇〇〇環境大学実施
環境カウンセラー育成のための〇〇〇〇環境大学運営にかかわり活動した。開校第1回目は,生物多様性をテーマとして,現地で湿原の再生事業や自然観察にスタッフとしてかかわった。第2回目ではエコツアーを責任者として受講者引率し,さらには後続の回ではESDにかかる自分の活動発表やエコクッキング実習企画などを実施した。
エコクッキング学習プログラムの企画相談,スタッフ育成および実習指導
〇〇町のESD施策の一環として,夏休み子供エコ体験としてエコクッキングの相談があり,プログラムの企画から実施技術等を指導した。プログラム企画については町の担当者が主体で,数回にわたり協議の上,3時間×3回の(買物・エコカレー調理・まとめ新聞づくり)プログラムを作成した。エコクッキング学習プログラムは,〇〇クラブの小学生30名を対象に8月に3回継続で実施した。地域の方々など10名程度がスタッフとして関わり,プログラムの手順やポイントを実施研修した。
中学校で環境学習出前講座を実施
〇〇中学校1年生90名を対象に,地球温暖化問題を切り口として,自分たちが地域と一緒にできる環境活動を考え,実践するための出前環境講座を実施した。地球温暖化の最新の情報提供から,課題を知り,自分たちでできることをワークで考え,地域で実際に実践させる流れで学習させ,環境活動へつなげさせた。
「食から考える地球温暖化」講演
〇〇市〇〇地区の地球温暖化対策地域協議会より推進員を対象に講演依頼があり,「食から考える地球温暖化」というタイトルで講演した。IPCCの第5次レポートなど最新情報を画像で提供し,地域での今後の地球温暖化対策の方向性を考えるきっかけとなる内容で講演した。講演後は地域の責任者と話す機会があり,地域での今後の温暖化対策の重要性について啓発ができた。