登録年度 | 2007年度 |
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氏名 | 伊藤 真理 (イトウ マリ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 地球温暖化、消費生活・衣食住、3R |
主な活動地域 | 山梨県笛吹市 |
主な経歴 | 山梨県環境アドバイザー、静岡県および静岡市環境学習指導員、省エネ普及指導員。やまなしエコティーチャー。小中学校・市民講座講師、メディアへの出演や執筆による環境情報発信。こども通貨「かえっこ」普及団体、環境学習プログラム開発団体代表。エコ・コミュニティスペース運営団体代表。 |
特記事項 | 山梨県地球温暖化防止活動推進センター発行温暖化防止テキストの執筆・制作。静岡県地球温暖化防止活動推進センター講師スタッフ。NPO静岡県環境カウンセラー協会理事。廃棄物資源循環学会の学会誌への論文執筆。伊東市環境審議会副会長。 |
活動の紹介
蓄電池利用実験「作った電気使ってみよう」
最も身近な再生可能エネルギーである太陽光発電を、最も手軽に利用する方法として、ポータブルソーラーパネルで発電した電力をポータブル蓄電池に充電し、その電気を使う、という方法がある。近年、防災活動やキャンプなどで利用に広がりを見せているが、実際どの程度日常で使えるものなのか実証実験をしようということでお声がかかった。災害避難所を想定した会場でモバイル電源で過ごした1泊2日の実験の結果は、SNSで発信、多くの方にその有効性を知ってもらうことができた。
ジェンダー絵本の制作
SDGsの目標5のジェンダー平等に関し、ジェンダーとは何か、ジェンダー平等がなぜ必要なのかを理解するための絵本を対象年齢別に2種類作成し、県内の全ての図書館に配布した。
SNSを使ったリユース促進
SNSを使い、不用品をやりとりするリユース促進活動について地方紙の取材を受け、その有効性などの説明をした。
ジェンダー絵本で考える
笛吹市の倫理法人会からの依頼で、ジェンダー平等の理解促進のための絵本について解説をし、ジェンダー平等がなぜ必要なのかをお話しした。
クールチョイス電気の勉強会『ソーラーパネルでスマホに充電する方法』
再生可能エネルギーの筆頭に挙げられる太陽光発電だが、メガソーラー発電所に対する環境影響懸念やL C Aを疑問視する声も大きくなり、導入を足踏みする事例が増えている。太陽エネルギーを身近な電気に変換するソーラーパネルの仕組みを、「災害時にスマホを充電する」という最も単純で役に立つ事例を通して学び、太陽光発電と電気と仲良くなろう、という企画を山梨県地球温暖化防止活動推進員の仲間で考えた。今年度「わたしたちの電気を考える会」として行った活動を記録する冊子の作成を依頼され、お手伝いさせていただいた。
日本の女性の政治参画 このままでいいのか?(SDGs目標5)
SDGsの目標5はジェンダー平等です。日本のジェンダーギャップ指数は153カ国中121位。政治分野おいてはさらに144位という最低レベルです。ジェンダー平等のために一番解決しなければならないのは、この政治分野のジェンダー不平等です。しかしなぜか「政治」を語ること自体をタブー視する現状もあります。持続可能な社会に向け、いちばん解決しなればならない問題を、講義とワークショップを組み合わせて、参加者に自分自身の問題として考え、女性が政治に参画する意味と意義と勇気を持ってもらう講座に組み立てました。
かえるの森へ!体験会
コロナ禍で学校が休校になってしまい、学童保育類似施設内で様々な規制の中、息苦しい思いをしている子どもたちのために、考えたり、身体を動かすワークショップをしたいという要望に応え、「水」の大切さを体感するワークショップ「かえるの森へ!」を実施しました。自分たちが普段当たり前に使っている水が、いかに貴重なものであるか、また生きるためには1日にどれだけの水が必要なのかを紙芝居やワークブックで学び、実際の重さを体感し、地域の水を味わうことで、水を大切に使う意識を育みます。
地域通貨 〜多様な価値を持つコミュニケーションツール〜
山梨県笛吹市において活動をしている倫理法人会で、地域循環型社会を構築するための地域通貨(エコマネー)の活用についてお話ししました。地域通貨は、地域の中で経済を回すことで「ささえあい」を可能にするツールです。経済を地域循環型にすることで地産地消を実現させ、エネルギーの無駄使いを防ぐことにもつながります。その必要性は社会経済に不安がある今こそ理解され易く、興味を持たれるものであることを実感しました。
環境問題について いまわたしにできること
静岡県伊東市立北中学校から、「子どもたちが環境問題を身近に感じるような講義」を依頼された。そこで、資源を大切することの意義について理解を深めることができるように「ライフサイクルアセスメント」という考えを具体的な例を交え、ワークシートを使ったワークショップ形式でお話しした。お話の最後の「あなたが世界を変える日」(セヴァン鈴木)の朗読は、全校生徒の集まった体育館での講義にも関わらず、全員が静かに聴きいってくれた。
森の役割について考えてみよう
静岡県伊豆市中伊豆の里山保全団体「森鮮組」からの依頼で、沼津市のボーイスカウトの方々を対象とした植林活動において「植林の意義」について理解するための「森の役割」の講義を行った。当地は、名水100選の「水神社」のある地域のため、森と水の関係についてとてもわかりやすい好適地といえる。さすがにボーイスカウトだけあって、自然への関心も高く、理解も早くて、こちらからの投げかけに対してもすぐに反応し、講義中もとても楽しそうだった。
おもちゃのリユース遊び「かえっこ」ワークショップ
山梨県・富士川町の環境省2Rシステム構築モデル事業「エコふじかわ2016」にておもちゃのリユースシステムkaekko(かえっこ)の実施。認定NPO法人「スペースふう」の方々が今後自主開催できるよう、直接伝授。同様の活動を4月29日昭和町「エコしょうわ2016」にて、11月6日甲府市「環境リサイクルフェア」12月3日北杜市「子ども環境フェスタ」にて実施。