登録年度 | 2009年度 |
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氏名 | 関尾 憲司 (セキオ ケンジ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 生態系・生物多様性、地球温暖化、資源・エネルギー |
主な活動地域 | 北海道帯広市 |
主な経歴 | 北海道内において、国立公園や国定公園における自然環境保全、緑化活動などに従事してきました。また国内・海外における環境保護や人権擁護等のNGO活動への支援なども行っております。昨年は、JICAシニア海外ボランテイアとして、ペルー国にて環境行政支援活動に従事しました。 |
特記事項 | 帯広市文化財審議委員、十勝支庁農業農村環境情報協議会委員、釧路湿原自然再生協議会委員等を務め、本年度もコロンビア国で生態系サービスの支援活動に従事してきます。 |
活動の紹介
南西諸島での軍事基地建設における影響検討
標記の件で、馬毛島での「鹿児島県の重要湿地」、奄美大島での「島嶼コア森林の伐採基地化」、沖縄本島での「辺野古・大浦湾の埋め立て基地化」、宮古島での「水資源収奪」、石垣島での「天然記念物・絶滅危惧種が生息・繁殖する森林伐採」による影響などを検討して、普及活動を行っています。
南アルプスの生態系保全に向けた活動
リニア中央新幹線のルートである、南アルプス国立公園、ユネスコエコパーク、中央構造線、ジオパークでの新幹線建設による、生態系や生物多様性劣化を検討して、改善へ向けた提言等を行っています。
南西諸島における軍基地造成における自然生活環境への影響の検討啓発
南西諸島(馬毛島から石垣島)での軍基地造成による自然や生活環境に及ぼす影響について、防衛省等に意見書を送付しています。馬毛島は鹿児島県の重要湿地が全壊、奄美大島では島の中枢部である永田川源流域の森林が破壊、沖縄本島の辺野古大浦湾では県の環境保全指針ランクⅠの生態系が破壊、宮古島では島民の生活用水である地下水環境を破壊、石垣島では宮浦川一帯の森林が破壊されるなど影響は甚大です。
沖縄名護市・辺野古湾大浦湾における埋め立てへの影響についての検討啓発
既にイノー(浅瀬)は埋め立てられ、地域生態系にもたらす影響は甚大です。また、ケーソン工法による杭打ちにより、海底からの湧き水等が遮断される恐れがあり、それが全体の生態系に及ぼす影響も大きく、温暖化促進も考えられるので、より慎重に検討を重ねていきたいと思います。
リニア新幹線事業がもたらす影響についての検討啓発
リニア新幹線事業がもたらす影響について、昨年度に引き続き検討を行い、水環境、生態系、生活環境、電磁波、安全性、事故対策、土地収用、景観、残土処理への影響と保全対策など啓発を行っています。
沖縄県辺野古・大浦湾における新基地造成に関わる意見書作成
沖縄県名護市の辺野古・大浦湾での米軍新基地造成のための埋立による環境影響その他に関する意見書を、沖縄県知事および沖縄防衛施設局へ提出し、埋立が行われた辺野古側のイノーと文化財、軟弱地盤が確認された大浦湾側の生態系保全などを提言しました。
リニア新幹線建設における水環境と生態系への影響啓発活動
リニア中央新幹線差し止め訴訟の原告の一人として、大井川における水環境劣化の問題や、南アルプス国立公園・ユネスコエコパーク等への環境影響を検討し、引き続き地下水位の低下や、河川の中下流域における流量減少・水質劣化などを検討中です。
パラオ国シニア海外ボランティア(JICA)として上水道施設の水質管理と改善提案
上水道関連における水資源の保全、現状分析、水質改善、将来に向けた課題や取り組みなどの提言案を作成し検証途上で帰国しました。