登録年度 | 2010年度 |
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氏名 | 坂元 直人 (サカモト ナオト) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 北海道札幌市 |
主な経歴 | ・主に河川生態系への影響を把握するための環境調査及び環境保全に配慮した事業の計画、調査、設計 ・環境教育、環境保全活動の企画・支援 ・環境保全推進委員(北海道)、エコリーダー |
特記事項 | ・技術士 部門:建設 分野:建設環境 ・RCCM 部門:建設環境 |
活動の紹介
地域共創で進めるグリーンインフラの生物多様性保全に向けたセミナー及び意見交換会
企業が自然環境に関連した財務状況を開示していくことが責務となってきており、個々のグリーンポジティブな企業活動を進めていく一つの選択肢の中に、河川整備で創出されたグリーンインフラを活用し維持管理に積極的に参画することが求められている。本セミナーでは自身が携わる湿原植生の再生事業の更なる推進を図るため、本セミナーに参加した様々な分野の民間企業が持っているポテンシャルについて、意見交換の中からあぶりだしながら、各企業が北海道の河川流域における環境活動を通してTFND認証が得られるよう具体的な取り組みのアイデア等、提案を行った。
ちょっとディープな環境のお話 ~冷たいミズゴケの熱いおはなしー~
湿地の役割や重要、再生に向けた取組とともに湿地を構成する大切なミズゴケの魅力も伝えるイベントの講師として、石狩川流域の湿原縮小の経緯と現状を伝え、ミズゴケの生態及び様々な主体と連携した保全活動(レスキュー・育苗・湿原再生地への移植活動等)について解説した。
環境保護に携わるNPOの高齢化に伴う後継者への橋渡し援護
札幌市穴の川では北海道開発局による環境に配慮した流路工整備事業が実施され、河道に沿って整備されたハーブの小径の花壇維持や草刈管理等には地元NPO(H17創設)が継続的に携わり、流路工管理が北海道に移管された後も継続されてきた。その活動支援やメンバーの高齢化に伴う後継者への橋渡し、助成金の申請書作成等(R3から)に関するカウンセリングなどを継続している。
養護学校の作業実習におけるミズゴケ栽培
北海道星置養護学校と連携し、湿原再生地に移植するミズゴケ栽培、ミズゴケ栽培フロート作成、自然再生事業内容の説明等を作業実習の授業に導入している。平成30年度から開始して5年目となり、栽培したミズゴケの湿原再生地への移植は2年目となった。新たな取り組みとして、ミズゴケが大きく育ったフロートを外部施設(札幌環境プラザ)に展示して湿原再生啓発イベントへの協力を行った。
夕張日誌に記された松浦武四郎の足跡を辿る(由仁町)
江戸時代末期に夕張川流域の由仁町を訪れた松浦武四郎の足跡を明らかにするため、地元歴史研究家の方からの相談を受け、GISで当時の植生環境や地形地質の地理情報を重ねる方法での足跡の推察を行った。
養護学校の作業実習におけるミズゴケ栽培
北海道星置養護学校と連携し、湿原再生地に移植するミズゴケ栽培、ミズゴケ栽培フロート作成、自然再生事業内容の説明等を作業実習の授業に導入している。平成30年度から開始して4年目となり、今年は教諭と協力し栽培したミズゴケを湿原再生地に移植する活動を行った。
アイヌ文化継承のためのガマ群落保全に向けた活動
アイヌ文化伝承に関わるガマゴザ(チタラペ)の製作に必要な材料(ガマ)の調達及びガマ群落の再生に向けた地理情報収集(生育地探索)を行うとともに、千歳アイヌ協会と協働でガマの採取(ゴザ一枚分)および、ガマゴザ複製技術を次世代に繫ぐため、次年度に向けた具体的活動企画の提案を行った。
環境保護に携わるNPOの高齢化に伴う後継者への橋渡し援護
札幌市穴の川では環境にも配慮した流路工整備事業が実施され、平成17年からは住民参画の元で河道に沿って整備されたハーブの小径の花壇維持や草刈管理等に携わるNPOが立ち上げられた。その活動支援やメンバーの高齢化に伴う後継者への橋渡し、助成金の申請書作成等に関するカウンセリングを継続している。
高層湿原の植生群落再生と植物種の次世代への継承
石狩川支流夕張川の泥炭採取跡地に高層湿原の植生群落を再生する事業に関わりながら、当該地区の高層・中間湿原再生及び湿原植物のワイズユースによる地域産業振興に向けたミズゴケほか湿原植生の増殖・移植等に参画した。現地試験・調査に際しては地元NPO、高等学校等の参画を促し、希少な湿原植生の種苗採取等の具体的活動を続けている。今年は再生地に生育したヤチヤナギを香料に使ったビール生産・販売に向け助言を行い具体化に繋げた。
アイヌ文化継承のためのガマ群落保全に向けた活動
アイヌ文化伝承に関わるガマゴザ(チタラペ)の製作に必要な材料(ガマ)の調達及びガマ群落の再生に向けた地理情報(生育地)収集整理を行うとともに、ガマゴザ複製技術をアイヌ文化承継者から学び、これらを次世代に繫ぐための環境教育の場の提案を教育関係者や育苗業者等と連携し進めた。
高層湿原の植生群落再生と植物種の次世代への継承
泥炭採取跡地に湿原の植生群落を再生する自然再生事業に関わりながら、当該地区の高層・中間湿原再生及び湿原植物のワイズユースによる地域産業振興に向けたミズゴケほか湿原植生の増殖・移植等に参画した。現地試験・調査に際しては地元NPO、高等学校等の参画を促し、希少な湿原植生の種苗採取等の具体的活動を続けている。
環境保護に携わるNPOの高齢化に伴う後継者への橋渡し援護
札幌市穴の川では環境にも配慮した流路工整備事業が実施され、平成17年からは住民参画の元で河道に沿って整備されたハーブの小径の花壇維持や草刈管理等に携わるNPOが立ち上げられた。その活動支援やメンバーの高齢化に伴う後継者への橋渡し等に関するカウンセリングを継続している。
ガマのゴザ編みによる自然再生事業箇所の利活用啓発
北海道開発局が整備した自然再生事業区域の利活用の一環として、当該地区に自生するようになったガマを活用し、かつてアイヌ民族が生活に用いたゴザ編みを一般市民に体験してもらうイベントの企画・準備を主導した。
高校生が企画するフットパスへの参画
北海道開発局が整備した当別地区自然再生事業箇所に近い当別高校園芸科が主催するフットパスイベントのコース設定に当該自然再生地を加えてもらうとともに、自然再生地に創出した沼に自生するようになったヒシの実を食材として利用すべく家政科の授業でメニューを創作してもらい、フットパス当日の昼食会の弁当食材として参加者へ披露するに至った。フットパス参加者からは湿地の重要性や利活用に関する興味を引き出すことができた。
身近な川を学ぶ校外授業
千歳市内の小学4年生(2クラス)を対象とする川の自然を学ぶ校外授業の講師を依頼され、校舎から徒歩で20分程度の千歳川に児童を招き、川の生き物や植生に関する現地説明を行った。