登録年度 | 2010年度 |
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氏名 | 矢田 雅彦 (ヤダ マサヒコ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 地球温暖化、資源・エネルギー、産業、消費生活・衣食住 |
主な活動地域 | 福井県大野市 |
主な経歴 | 工場・事業所に対して省エネ診断実施。省エネ事例、改善方法、技術情報をテーマとしたセミナー、企業従業員を対象とした社内勉強会を開催。事業所の管理標準作成を支援。福井エネルギーマネジメント協会主催のの講師を担当する。ISO14001、ISO9001の審査員として審査業務にも従事。 |
特記事項 | 電気・熱エネルギー管理士 エネルギー診断プロフェッショナル エネルギーマネジメントシステム(ISO50001)審査員(CEMSAR) 環境(ISO14001)/品質マネジメントシステム(ISO9001)審査員補(IRCA) エネルギー使用合理化専門員(省エネルギーセンター) |
活動の紹介
脱炭素経営セミナー
脱炭素に向けて補助金を有効に使うために、設備の省エネ性能を理解することは必要と考える。補助金対象となる設備について、設備更新が脱炭素/省エネに貢献できるかについて設備の仕組みと期待できる省エネ効果を解説した。(参加者20名)
脱炭素経営人材育成セミナー
自治体主催の脱炭素経営人材育成の全4回のセミナー講師を担当した。脱炭素を進めるためには具体的な活動が必要であると考える。活動の切り口として省エネ活動について解説した。CO2排出量算定方法、各社のCO2排出量算定、エネルギー消費の特徴から各社の取り組みを発表するという参加型のセミナーとした。一方的な知識提供型のセミナーよりも、自ら課題を発見し取り組みを決めることで主体性が発揮できると思われる。(参加者5名)
従業員向け省エネルギー研修
有料老人ホームの省エネ診断後に、施設従業員向けにエネルギーを効果的に使用するためのポイント、電気料金の仕組みを説明した。入居者のケアが第一であるが、過度の光熱費を使用することなく快適な施設運営の実現という視点では、経営者、従業員の双方に適切な情報を提供できたと考えている。(参加者30名)
省エネ推進講座
省エネへの取り組みは、地球温暖化対策への貢献、企業の利益に直接結びつく手段であり、昨今の電気料金の高騰に対しても有効な手段である。
企業の担当者が自ら省エネのポイントを発見できることを目標に、現状把握の方法や省エネ事例を紹介した。
省エネ診断
企業4社(製造業3社、福祉事業所1件)の省エネ診断を行った。効果的な空調、放熱損失低減、流量制御などの視点から提案を行った。
廃棄物減量
申込のあった企業に対して、廃棄物の分別・削減推進、廃棄物の有価物化・リサイクル転換に関するアドバイスを行う。
環境・省エネセミナー5
企業の環境対策部門、エネルギー管理部門の方を対象に、地球温暖化防止施策の一つとして省エネルギーの取り組みについて講演した。
今回(第5回)は、省エネ事例を紹介した。全4回の中で最も参加者の関心が高いようだった。
環境・省エネセミナー4
企業の環境対策部門、エネルギー管理部門の方を対象に、地球温暖化防止施策の一つとして省エネルギーの取り組みについて講演した。
今回(第4回)は、工場で使用される熱設備を対象に講演した。ボイラ、加熱炉に加えて、熱損失の事例を紹介しました。
環境・省エネセミナー3
企業の環境対策部門、エネルギー管理部門の方を対象に、地球温暖化防止施策の一つとして省エネルギーの取り組みについて講演した。
今回(第3回)は、工場で使用される電気設備を対象に講演した。ポンプ、ファン、コンプレッサーについて講演しました。
環境・省エネセミナー2
企業の環境対策部門、エネルギー管理部門の方を対象に、地球温暖化防止施策の一つとして省エネルギーの取り組みについて講演した。
今回(第2回)は、主に事業場(店舗、ビル、病院等)を対象に空調を中心に講演した。ヒートポンプや吸収式冷凍機の説明に時間を使いました。
環境・省エネセミナー1
企業の環境対策部門、エネルギー管理部門の方を対象に、地球温暖化防止施策の一つとして省エネルギーの取り組みについて講演した。
今回は第1回で、省エネルギー活動で使用する用語の解説を行った。
施設園芸農家における省エネルギー提案
施設園芸(建石農園)では冷暖房に電力や燃料を使用しているので環境負荷の少ない事業を行うために省エネ診断を4回にわたって行い、具体的な改善策を提案した。今回の施設では加工施設を備えていたので、冷凍庫の温度設定、冷凍庫に出入りする際の外気侵入防止策、ハウスでは、二重カーテンによる冬季の放熱防止を提案した。
エネルギー使用量の削減に向けたルール作り
エネルギー使用量が大きいので二酸化炭素排出量削減のため省エネに取り組むこととなった。省エネを進めるためのルール作り、省エネの成果を判断する基準作りに対してアドバイスを行った。エネルギーデータ、設備一覧を参考に5回の活動を行った。ルールとしては省エネ法で求められる管理標準を作成し、成果を判断する基準としては、生産量と空調エネルギーを関連付けた。
省エネルギー診断
製薬工場の省エネ診断を2件行った。
空調のエネルギー使用量が多いので、冷凍機の運用、ボイラの運用を中心に診断を行った。高効率な設備を導入しているが省エネ効果がはっきりしないという現状に対して、省エネ効果の評価手法を提案した。
省エネルギーの進め方と事例紹介
工業団地の企業向けに「省エネルギーの進め方と事例紹介」として講演を行った。事例紹介に加えて、組織として省エネルギーをどのように進めるのかについてマネジメントシステムと対比して説明した。
環境・省エネセミナー
企業向けに「環境・省エネセミナー」の講演を行った。初級編(全4回)、中級編(全3回)で電気設備、熱設備の省エネ事例、効果試算方法、省エネ着眼点、組織としての省エネの進め方等を説明した。
省エネ対策研修
丹南地域保健・福祉・環境関係職員研修に「省エネ対策について」という内容で講演した。省エネと環境との関わりを中心に説明し、各事業所での取り組み内容に対してアドバイスした。
環境・省エネセミナー
省エネルギーという手法が企業の経費削減だけでなく、環境負荷を低減する上でも有効であることを説明する内容とした。全4回コースとし、環境の現状、電気設備の省エネルギー方法、熱設備の省エネルギー方法、省エネ事例紹介を行った。
織物工場における省エネ診断
福井県環境政策課が行う県内企業の二酸化炭素排出量削減対策の一環として織物工場の省エネ診断(3件)を実施した。診断に先立ち省エネ講演を行い診断希望企業を募集し、診断後は報告会で事例を紹介することで診断企業以外に省エネ情報を提供することができた。
企業におけるコスト削減と省エネについて
金沢エコ推進事業者ネットワークの主催で石川県地場産業振興センターで開催された研修会(参加者50名)の講師を務めた。
エネルギー消費の現状のほか、省エネの進め方、代表的な省エネ事例等に加えて、省エネ診断で改善のネタを発掘することが有効であることを事例を交えて説明した。
省エネルギー診断をとおしてエネルギー費削減、二酸化炭素排出量削減方策を提案
省エネルギーセンターからの依頼で今年度3件(商業ビル1件、工場2件)の省エネ診断を実施した。商業ビルでは空調の運用改善について具体的な提案を行った。工場では、蒸気使用箇所に対して、蒸気ドレンの回収や保温による放熱損失低減について、乾燥工程では、循環風量の低減や換気量の低減を提案した。省エネ提案だけでなく、現状把握と評価の方法、組織として継続的に省エネ活動を行う上でのポイントを紹介した。