登録年度 | 2010年度 |
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氏名 | 中山 智 (ナカヤマ サトシ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 40代 |
専門分野 | 地球温暖化、資源・エネルギー、3R |
主な活動地域 | 福岡県糟屋郡須恵町 |
主な経歴 | 平成11年より現在まで廃棄物処理行に従事、自社及び顧客の廃棄物管理に携わる。(社)福岡県産業廃棄物協会において環境啓発活動を行い、同20年以降、委嘱講師として産業廃棄物処分業者実務者研修を手がける。 |
特記事項 | 破砕・リサイクル技術管理士、解体工事施工技士 |
活動の紹介
不法投棄防止の啓発活動
福岡市環境局・福岡県産業資源循環協会福岡支部実施の「福岡市不法投棄防止強化月間・街頭啓発キャンペーン」に参加し、博多駅前にて約400部の啓発チラシの配布を行った。通行人に直接話しかけ、地域環境保全に対する意識を高めることができた。また、チラシを持ち帰ってもらい、家庭内、学校または職場で情報を広めてもらうように促した。
災害廃棄物の処理方法のアドバイス
令和5年7月豪雨災害における災害廃棄物集積ヤード(福岡県久留米市田主丸・流通センター)の現地視察を行った。集積された災害廃棄物(特に流木や家屋解体木など)の迅速な処理方法について助言した。過去の災害被害の実例からデータを集め、当被害の規模から想定される廃棄物の発生量と処理に要する時間などを分析した。また、運搬車両の道線を考慮した廃棄物の集積箇所の選定や作業手順など、施工会社、集積場管理機関へ情報交換・情報提供した。
クリーンアップ活動と地域コミュニケーション
須恵町植木地区のラブアースクリーンアップ活動に参加した。地域住民とゴミ拾い、除草活動、側溝の清掃活動等を行い、環境保全に向けて地域ができること、すべきことについて意見交換を行った。①ゴミを減らすための4Rについて➁環境モラル(ゴミの分別やゴミ出し日時を守ること)の維持が鳥獣被害や不法投棄防止に繋がること➂道路側溝清掃による水害対策④定期的な清掃活動を続けることの重要性を説明した。
身近な資源の活用の重要性について
10月29日から30日にかけて、福岡市主催の「環境フェスティバルふくおか2022」の福岡県産業資源循環協会の福岡支部出展「オリジナルエコバッグ作成イベント」に参加した。老若男女の来場者(ブース来客者は2日間で合計400名)とコミュニケーションをとりながら、エコバッグひとつを大切に使っていくことで守れる環境があることを提唱した。また、その他の出展者とも出展内容を互いに学ぶことができ、意見交換できた。
クリーンアップ活動と地域コミュニケーション
6月5日、須恵町植木地区のラブアースクリーンアップ活動に参加した。例年に比べ、学生の参加が増えた。若い世代の環境意識の向上を感じた。当活動を通して、ゴミの廃棄の方法、分別方法、運搬におけるCO2負荷についてなど、適切で効率の良い廃棄処理方法の重要性を説明した。地域や身の回りの環境を保守していくことが地球環境を守る第一歩であることを再確認してもらった。
林業従事者へ木質バイオマスの現状説明と意見交換
3月14日、林業会社からの依頼で、筑前町の「ふくおか木質バイオマス発電所」の見学会にアドバイザーとして参加した。林業従事者14名に対して、木質バイオマスの仕組みと林業との関係性、九州エリアの木質バイオマス需給の現状を説明した。発電所の見学を同行しながら、実際に林業現場で仕分けした低質の原木がどのような流通(政策や社会情勢の関連)で発電燃料となり、社会のライフラインの一端を担っているかを学んでもらった。
「仕事紹介」を通じた環境教育
福岡市の小中学生向けキャリア教育イベント「ジョブレンズ」の、仕事紹介動画作成において、「木材のリサイクル」の仕事がどのように環境保全の促進につながっているのか、アドバイザーとして動画作成検討会へ参加した。対象が小中学生なため、伝え方、強調箇所、優先事項、親しみ易さを考慮した内容にすることなど、実行委員会・パートナー企業と意見交換をした。
地域の間伐材の有効利用と再生可能エネルギーについて
福岡県築上町下香楽の地域住民と峠地区水利組合に対して行った「中山リサイクル産業・築上ヤード 地域住民説明会」にアドバイザーとして参加。9名の参加者に、地域の間伐材が発電燃料としてどのように有効利用されているのかと、九州または全国での木質バイオマス発電所の普及の現状と将来性を説明した。
アースグリーン活動と地域コミュニケーション
須恵町植木地区のラブアースクリーンアップ活動に参加した。ゴミ拾い、除草作業を通して、参加者及び地域住民とコミュニケーションを取りながら、環境保全についてアドバイスを行った。また、地域でのコロナウイルス蔓延防止対策の状況をヒアリングし、意見交換を行った。
林業と木質バイオマス発電の関係性と環境保全について
12月2日、宇佐産業科学高校グリーン環境科2年生15名の林業視察研修に立ち会った。中山リサイクル産業・杵築工場の木質チップ製造過程を見学してもらい、林業と木質バイオマス発電の関係性と重要性を説明した。また、環境と再生可能エネルギー(脱原発)について説明し、林業が担う社会的な重要性と将来性について興味を深めてもらった。
森林資源の発電利用とそれに伴う林業の将来性
11月28日、那珂川市林業研究会16名の「ふくおか木質バイオマス発電所」視察に立ち会った。環境保全(CO2の抑制、再生可能エネルギーと脱原発、森林保全と災害防止の関連性など)について、森林資源の木質バイオマス利用の重要性と将来性について詳しく説明をした。
災害廃棄物(豪雨災害)の処理のための緊急措置体制について
7月23日、大牟田市・手鎌北公園にて、福岡県産業資源循環協会主催の災害廃棄物(7月豪雨)仕分作業に参加した。緊急時における自治体、民間企業、地域住民、ボランティアスタッフとの協力体制と安全性を確認し、参加者と意見交換をした。