登録年度 | 2015年度 |
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氏名 | 菊沢 正裕 (キクサワ マサヒロ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 水質、資源・エネルギー、産業 |
主な活動地域 | 大阪府茨木市 |
主な経歴 | 福井市環境パートナーシップ会議(FEPS)設立以来、環境教育活動を行ってきました。うち8年会長としてエコカレッジ福井や環境NPOが集う福井環境ミーティングを創設・運営しました。2012年に福井小水力利用推進協議会を設立し発電事業の推進や小水力発電による村おこしを展開しています。 |
特記事項 | 市町の環境基本計画やエネルギービジョン策定の委員長、環境審議会の会長を歴任し、FEPS会長として地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞(2009)しています。 |
活動の紹介
ふくい まちエネおこしネット協議会
主催は福井県環境政策課、対象は17市町の環境関連課員からなる会議体。2時間程度。今回は、講演:敦賀市の脱炭素先行地域への取組(敦賀市企画制作部ふるさと創生課)、再生可能エネルギーのFIT制度を巡る最近の情勢(近畿経済産業局エネルギー対策課)、福井県内小水力発電事業(理創電力(株))を聴いたのち、質疑と意見交換、今後の脱炭素アクション計画を議論する場をコーディネートした。
九頭竜川流域懇談会
日野川ブロックの河川整備計画の変更を議題として、2つの河川の治水対策工法について7月と12月(12日) に各2時間程度議論し、助言した。
あわら市環境基本計画
2030年に「自立分散型ゼロカーボンシティ あわら」を達成する目標、施策、取組を地域住民と策定した環境基本計画のポイントを市長ほか関係者に、1時間程度答申した。
ふくい まちエネおこしネット協議会
主催は福井県環境政策課、対象は17市町の環境関連課員からなる会議体。今回は、講演「地域の脱炭素化に向けた取組について(中部EPO環境対策課長)を聴講の後、質疑と意見交換、さらに県助成の「再エネ活用地域振興プロジェクト」の現状と今後について議論する場をコーディネートした。
第2次あわら市環境基本計画策定委員会
主催はあわら市、会議体は市民団体、事業者団体、県環境関連課に所属する10名の委員からなる策定委員会の委員長として、2030年に「自立分散型ゼロカーボンシティ あわら」を達成する目標、施策、取組を6か月(5回の委員会)で策定した。具体的には、環境省の地域循環共生圏実現のための15施策、SDGsの17目標、および現行23施策について講師として勉強会を実施してこれらの情報を共有した後、理念や環境像、目標を議論、住民アンケートの実施、結果の分析から施策を抽出、最後に冊子(40ページ)を作成した。
アクティブラーニング研究会
低学費地域分散型大学創設を目的に今年度は、3回開催されたZOOM会議に参加した。1回目は主催者が基調講演的に構想を報告し、意見交換。2回目は、参加者5名が各自の構想を発表した。そして3回目にテーマを俯瞰的に議論した。研究会参加者は、それぞれの地にあった低学費地域分散型大学を模索している。
風力発電事業配慮書、方法書に係る市民の意見集約
あわら市環境審議会において、「風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」、続いて「環境影響評価方法書」について予定事業者の報告聴取ののち、会長として意見を集約し答申書をまとめた。
ふくい まち・エネおこしネット協議会
市町に再エネを導入するための県環境政策課主管の協議会。会員は17市町の環境部課の職員と、助成事業に採択された団体である。年に2回(各3時間)の会議のコーディネータをする。事前には、講演のテーマや講演者の決定、当日は講演、報告、協議の場の座長をする。令和2年度第1回は「ポストFITの課題」、第2回は「各市町の再エネ導入の実情調査とそれを踏まえた地域創生の議論」(3月に延期)である。
風力発電事業計画段階配慮書への意見集約
風力発電事業に係る環境配慮書に対する住民・自治体の意向調査・意見集約の会議の座長をしている。現在まで3企業(大規模洋上風力2、陸上風力1)の事業計画書について協議している。
補助金ネット
環境省の地域循環共生圏の実現を支援する団体として(一社) エネジット(https://energyit.info)を創設。その活動の一つとして、国の省庁、自治体(東京都、福井県、福井県内市町)の補助金情報(分野:環境、エネルギー、地域創生、産業振興等)を抽出、コメントを入れる等加工したのち、メールマガジン、HP、SNSのnoteで毎日提供(一部有料)している。
里山保全とバイオマス利用を目指す協議会を支援
里山を防災上保全しつつ、里山林のバイオマスによる地域熱供給、林業の6次産業化を目指す自伐林業の連携を目指す。里山蘇生協議会を設立し、件名の事業化にむけて体制づくりを行っている。県再生可能エネルギー導入アドバイザーとして、4回の会議、2回のヒヤリング調査、1回の見学会のほか数々の勉強会を指導している。
自然エネルギー学校
再生可能エネルギーで地域創生を計画する団体を対象に専門家を紹介し、講演や研修を行う。今期は、地球環境基金の「つづける助成」をうけ、越前市で小水力発電事業化を目指す地区を対象に、基礎編4回と見学会を実施した。うち、第3回目の講座を担当し、他はスタッフとして参加した。
棚田保存と伝統的稲作農業の伝承
過疎化の進む山村で、稲作作業(田植、除草、稲刈、稲架場作業、脱穀)、その収穫祭や干し柿作りやそば打ちなど多彩なイベントを通して表題の活動を行う団体(高須城山・農と人の会)の企画運営をしている。棚田オーナーが14グループ(市民、総勢30余人)、福井大学の留学生20数名が登録、各行事に30~60名が参加している。留学生は11月の収穫祭等で異文化交流に参加する。いずれにも好評を得ている。
委員会活動
あわら市と永平寺町の環境審議会会長として審議・助言を行っている。今年度は定例会議のほか、再生可能エネルギー導入の審査を行っている。全国小水力利用推進協議会理事として4回の理事会に出席、FIT後の展開や電力改革が議題になっている。福井県まちエネおこしネット協議会のコーディネータとして2回の協議会を企画実施している。実績1と2に関連した活動である。
第2回再生可能エネルギー新時代における水力開発セミナー
NPO法人 水力開発研究所が主催するセミナー(京都大学黄檗プラザ12:00-17:00)にて福井小水力利用推進協議会の6年の取組と課題、小水力事業のための今後の取組計画を報告した。参加者は企業、NPO、大学関係者(院生のインターンシップ)ら約50名。5件の発表(各30分)は、環境、小水力の事例、研究、取組課題と違う観点から報告され実のある会となった。
永平寺環境審議会
永平寺町とあわら市の環境審議会会長として審議・助言(各々年2回、各3時間)を行っている。この日は、臨時の会議で策定中の「地球温暖化対策実行計画(案)」について集中的に協議(2時間)した。省エネの取組では、節水や節電の取組がCO2削減にいくら寄与するか、その目標値を書き込むよう意見した。
ふくい まち・エネおこしネット協議会
市町に再エネを導入するための県環境政策課主管の協議会。会員は17市町の環境部課の職員と、助成事業に採択された団体である。コーディネータとして(年3回、各3時間)の会議に出席。事前に基調講演ほか議事をコーディネートし、会議でファシリテートする。今期は、この協議会による「再エネ活用地域振興事業助成」に採択された越前市里山蘇生協議会の活動にアドバイザーとして相談(11/8、3時間)、講演(1/19、2時間)も行っている。
風水車をつくるワークショップとエネルギー学習
鯖江市環境フェアで開発した水車を教材としてエネルギー学習(パネルやクイズ)を行うとともに、ペットボトルを使った風車作成のワークショップを実施した(8時間)。毎年実施しているが、子供の学習とともに、付き添いの親(大人)への普及啓発の効果も期待できる。
棚田保存と伝統的稲作農業の伝承
過疎化の進む山村で、稲作作業(田植、除草、稲刈、稲架場作業、脱穀)、そして収穫祭やしめ縄つくりを通して表題の活動を行う団体(高須城山・農と人の会)の企画運営をしている。棚田オーナーが14グループ(市民、総勢30余人)、ボーイスカウトの小学生が13名(親、スタッフ合わせて31人)、福井大学の留学生20数名が登録、各行事に50~70名が参加している。小学生は伝統農法と手作業を学び、留学生はそれらに加えて11月の収穫祭等で異文化交流に参加する。いずれにも好評を得ている。
再生可能エネルギーと小水力発電への期待
第38回ラジオ放送講座「いきいきセミナー」。テキスト(1500字)は通巻第326号(福井県社会福祉協議会)、放送(25分)は福井放送FBC。テキストの章立ては、再生可能エネルギーの時代がくる、長期発電電力量の見通し、水力発電の魅力と課題、小水力発電と地域活性化、である。放送は読み上げだが、7000字と多いので小水力の基礎知識を丁寧に説明し、地域活性化の事例を詳述した。
農と食と環境ー環境をまもり食の安全安心を確保するにはー
福井市中央公民館が主催する環境講座「つなぐ未来!持続可能な社会への基盤づくり」(6月10日~12月9日の半年間、全7回)の第6回(11/25)に表題の講演を行う。これは、長年続けてきた「環境に優しい有機農業の仕組み、食や地産地消の課題を考える」講演である。最終回(12/9)では「未来につなぐ持続可能な社会をつくるには」と題して過疎の現状と、持続するまち(創造農村)の事例を紹介。その後半では、福井市の持続価値と未来についてグループ討議を実施した。
手作り水車で学ぶ水エネルギーワークショップ
一般財団法人 三谷市民文化振興財団の助成をうけて県内5箇所で実施。企画および、テキスト作成を担当した。また、2回目の福井市東郷町公民館のイベント「せせらぎコンサート」と4回目の越前市池田町里山文化交流センターのイベント「エコキャンドル」のワークショップには講師として参加。
小水力発電の事業化を考える
福井県立大学公開講座「再生可能エネルギーが語る21世紀~世界の声、地域の声をつなぐ~」の講演(5回目)において地元福井の小水力発電事業について調査した2事例を紹介。「技術的課題をクリアーしても初期費用や主体がきまらない」「キーマンがいても組織をつくれない」等の課題を議論した。官や公的機関より民の力で進めることの意義と方法について活発な意見交換を行った。
永平寺町環境基本計画策定委員会
第2次環境基本計画(2018-2027)策定の委員会(全8回)と環境審議会での調整会議(2回)に出席、それぞれ委員長と会長を務める。環境未来像を「禅の心が息づく持続可能なまち永平寺」として自然共生社会、循環型社会、低炭素型社会を目指す施策と行動計画を立案。目玉として、この3つの社会を同時に実現するための分野横断かつ機関横断の重点施策(地域資源を活用した高齢化・健康社会への適用など)と行動計画を提案。
農業用水を利用した小水力発電
第2回全国小水力発電大会の第3分科会の座長。4人のパネリストによる「FIT導入前後の事業規模分析」、「福井と石川の小水力発電」、「栃木の自然エネルギ事業による自立型農業と地域創生」の事例報告にもとづいて農業用水を利用する小水力事業の課題を抽出、議論をファシリテートした。
ふくいまち・エネおこしネット協議会
200kW以下の町おこし目的の地域エネルギー事業やエネルギー防災・教育を支援する協議会の小水力分科会をコーディネートした。基調講演、事例報告(成果と計画の各2件)、情報提供(グリーンファンド)などから構成。進行と座長役を担当した。
オーガニック農業はなぜ 身体と環境にやさしいか
福井市中央公民館主催の環境講座「未来につなぐ持続可能な社会とは」全7回の6回目(11/3、タイトルの講演)、7回目(12/3、学習の振り返りと「エネルギー地産地消をどうやって実現するか」のグループ学習を担当した。
水で電気をつくろう
さばえNPOセンター土曜塾、全4回の3回目。小学4,5,6年生 20人を対象に、「エネルギーとは、電気とは」の話をしたのち、小型のソーラ、風車、木炭電池、そして水車発電装置に触れながら体験してもらった。
ESD入門講座(1)国際協調学習
地域住民を対象とした大学公開講座全6回を企画。前半3回はアートマイルについての講義と演習。1回目はその導入として自身が講演「学校を変えるESD」を行った。