登録年度 | 2015年度 |
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氏名 | 鈴木 吉春 (スズキ ヨシハル) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 愛知県田原市 |
主な経歴 | 環境ボランティアサークル亀の子隊の代表として、愛知県渥美半島西の浜海岸で「西の浜はゴミ箱じゃない!」をテーマに「西の浜クリーンアップ活動」を子どもたちとともに18年間、毎月1回の活動をしている。また「体験的環境学習」~「海の環境を学ぶ会」を実施、きれいな海を守る心を広げている。 |
特記事項 | 平成18年~19年田原市市民まちづくり会議「都市環境部会」委員。平成22年~23年田原市市民まちづくり会議「市民環境部会」委員。平成25年環境省環境教育モデルプログラム採用。 |
活動の紹介
渥美を学び、渥美を食べよう第2弾~なごや環境大学共育講座
なごや環境大学共育講座としてエコツアーを実施。あまり、海に縁がない名古屋周辺地域の人を対象にして、渥美半島西の浜まで来てもらい、亀の子隊のプログラムを体験してもらう講座である。
前半は、クリーンアップ体験。伊勢湾流域圏の最下流域にある渥美半島西の浜には上流域からの漂着ゴミが大量にある。そのゴミの実態を体験してもらい、海と街の関係を考えてもらうプログラムである。
後半は、渥美半島西の浜で古墳時代に行われていた塩づくりの疑似体験プログラムである。海水を煮詰めて塩を創り出す。できた塩は、ミネラルたっぷりでおいしく、食塩とは違うことを知ってもらう。飯盒で炊いたご飯に塩を付けて食べるおにぎりは実に美味しい。
保育園野外活動~地元の磯で楽しもう
毎年行っている地域の保育園年長児の野外活動。活動場所となる磯は、渥美半島の三河湾側に残る貴重な磯。背後に山を背負い、山から流れ込む真水と海水が混じる汽水域となっている。
イソギンチャクに触って歓声を上げ、砂利の中にも潜っているミミズハゼをつかめて歓声を上げ、子どもの手のひらより大きなアメフラシを見つけて歓声を上げ、一瞬なんだと思うナマコを見つけ歓声を上げ、約2時間付き添いで来る保護者も一緒になって楽しむことができた。
汽水域だからこそ見ることができるものがいて、ここの磯の貴重さを伝えることができた。
愛知県中高年シニア環境学習推進事業~あいちECOティーチャー養成研修
事務局を含めて27人が参加した事業。天候を心配したが、クリーンアップ活動日和となった。午前のクリーンアップ活動では、初めに、浜から見える伊勢湾・三河湾の景色を説明した後活動を始めた。みなさんとても積極的だった。ゴミの多さに驚いていた。
午後からは、90分の講義。と言っても亀の子隊の活動紹介が主だが、とても真剣に耳を傾けてくれていた。
愛知県環境カウンセラー協会 三河湾再生ワークショップ
2022年8月27日 愛知県環境カウンセラー協会の主催で行われて「三河湾環境再生ワークショップ」にファシリテーターとして参加。このイベントは、一昨年は雨天で磯の活動も、クリーンアップ活動もできなかった。昨年はコロナで中止となった。ということで2年越しの開催。フェリーの時間がずれて全体的にタイトなスケジュールとなったが、名古屋方面からの参加者には渥美半島の海のよさと伊勢湾の最下流域に位置する渥美半島の漂着ゴミの実態を知ってもらうことができた。
保育園野外活動~地元の磯で楽しもう
2022年7月11日。この数年行っている地元の保育園年長さんの野外活動として磯の観察会を実施。
地元に住んでいても母親たちが磯の存在を知らなかったり、自分たちだけでは磯の遊びに行かないということで子どもたちも初めて磯に来た。
なかなか、活発な子たちがそろっていて、岩についているイソギンチャクにも躊躇することなくさわり、水を吹き出す様子に歓声を上げていた。お母さんと一緒にタイドプールに入り、岩陰にいる小魚をすくったり、海藻の下に隠れているエビをすくったりすることができた。大きな磯ガニを網で掬った子は自慢げだった。
こうして、ふるさとの海を愛し、海を大切にする心が育ってほしいと思う。
蒲郡海陽ヨットハーバー「海の環境を学ぶ会」
愛知県都市整備協会の依頼で蒲郡海陽ヨットハーバーでの「海の環境を学ぶ会」における講演を行った。参加者は、海洋ヨットハーバーを利用する大学生約70人。午前中の練習や午後からのクリーンアップ活動の後ということでお疲れモードだったが、それなりに一生懸命切ってくれていた。後で送られてきたアンケートのまとめを見るとても前向きな意見が多かった。
渥美を学び渥美を食べよう!エコツアー第1弾
伊勢湾上流域の人たちを対象に募集をしたエコツアー。一般の親子と愛知県が進める生物多様性あいち学生プロジェクトのメンバーが参加してくれた。第一部は西の浜クリーンアップ活動。第2部は、亀の子隊の海の環境を学ぶ会のプログラム「タッチングプール」の体験。きれいな海の大切さ、よさを実感してくれたと思う。
泉保育園 野外活動~磯の観察会
今年も地元の保育園の野外活動として磯の観察会の指導を行った。6年目となる。今年の年長さんは、元気な子が多く積極的に生き物探しをすることができた。初めは怖がっていた子どもたちも、イソギンチャクに触ったり、カニを捕まえたりすることができるようになった。
カニやミミズハゼを見つけた楽しむことができた。ミミズハゼはすばしこく、なかなか捕まえられないが、それが自然の中の生き物と触れ合う大切なことだとおもう。
愛知県環境カウンセラー協会ワークショップ
愛知県の環境カウンセラー協会のワークショップに講師ファシリテーターとして参加。伊勢湾上流域で募集がかかり、伊勢湾最下流にある渥美半島に来てクリーンアップや磯の観察会をする予定だった。残念ながら当日は雨となり、予定通りにはできなかったが、急遽用意したスライドやミニ生き物教室を見てもらって渥美半島の海んことを学んでもらうことはできた。
泉保育園 野外活動~磯の観察会
泉保育園の年長さんを対象に磯の観察会を実施。お母さんたちも参加し、1時間30分ほどの磯の生き物観察を楽しんだ。地元にあるこの磯を知らないお母さんも多く、その素晴らしさに感動していた。
汽水域になる磯には、数多くの生き物がいる。もちろん季節によって違いがあるが、数種類のイソギンチャクやタイドプールに潜むカニや小魚、動石を動かして見つけるイソミミズハゼなどを見つけることはできる。
毎年の年長さんの行事になっているが、子どもたちにふるさとの海を大切にする心が育ってほしいと願う。
泉保育園 野外活動~磯の観察会
保育園年長児が対象となる。活動場所となる磯は、後背地に山を背負い、汽水域となっているために、生き物の種類が多い。
はじめは見ていただけのお母さんたちが、タイドプールの中に動くヤドカリや小魚を見つけたり、イソギンチャクに触ったりしながら、少しずつ夢中になっていく様子は毎年面白い。子どもたちも、お母さんと一緒に動石を動かしては潜んでいるカニを見つけたりして楽しんでいた。小さなうちからこうして「海」「磯」に触れて関心をもってほしいと思う。
泉中学校1年 ふるさと探検
中学校1年生が、ふるさと探検として、校区を歩いて色々見つける活動の中に、磯の観察会を組み込んでもらっているまずは清掃活動から始めるが、磯に打ち上げられているゴミや流木などを一所懸命取り除いてくれた。観察活動が始まると、中学生たちは、海に関わること自体がうれしく、服が濡れるのも構わず生き物に触れて歓声を上げていた。こうして生き物とかかわることで、海の生態系や生物多様性について関心をもってもらえたと思う。
ふるさとの磯で生き物観察活動
野外活動を進める保育園のプログラムに入れてもらい、昨年から行っている。
この磯は、干潮になると長さ200M幅15Mほどの岩場が顔を出す。気磯には、適度な大きさのタイドプールがあり、その中にいる小魚やエビなどを採取・観察することができる。また、岩に着いたイソギンチャクやヒザラガイ、ヤドカリ、カニ、など多くの磯の生き物を観察することができる。子どもたちはもちろんだが、参加したお母さんたちが喜んでいる姿が微笑ましい。
ふるさと探検~ふるさとの磯を大切にしよう
校区内を探検し、地域のよさを見つける総合的学習の一環として磯の観察会をプログラムに入れてもらった。
この磯は、干潮になると長さ200M幅15Mほどの岩場が顔を出す。気磯には、適度な大きさのタイドプールがあり、その中にいる小魚やエビなどを採取・観察することができる。また、岩に着いたイソギンチャクやヒザラガイ、ヤドカリ、カニ、など多くの磯の生き物を観察することができる。
観察会終了後は、渥美半島の海の現状と川と海のかかわりについて話をした。
宇津江の磯で生き物観察をしよう
小学校1年生を対象にした活動である。前年度に保育園年長時に体験をしているのでほとんどのは活動が始まると目指すところへ移動し始めた。カニを探してタイドプールの動石を動かす子。岩の陰に網を差し込み小魚やエビをすくおうとする子。亀の子隊の活動に参加してきた子はすでに4回目という子もいて、何か珍しい生き物はいないかといろいろな場所で生き物探しをしていた。低学年の頃からのこうした体験というのは子供たちの主体性や判断力を培うには価値あるものだということを再認識できた。
宇津江の磯で生き物観察をしよう
保育園年長組さんを対象とした磯の観察会。昨年に続いて2年目、ということもあり、保育士さんたちの動きがよくなった。道具の運搬、子どもたちへの指示の補助などがスムースに行われ、活動も順調に進んだ。今年の子たちはなかなかタイドプールに入らなかったが、時間がたつにつれて膝までつかってマリンスコープをのぞき込んだり網を入れたりして生き物を探す姿が見られるようになった。年長さんだが、ここにたくさんの種類の生き物がいるということは海がきれいだということを感じてもらえばいいかな、と思う。
海の環境を学ぼう
聾学校中等部の生徒さんを対象とした環境学習。パワーポイントでスライドを提示しながら伊良湖の海の写真から活動場所となあった渥美半島西の浜のゴミで埋まる浜の様子や死んで打ち上げられたスナメリの死体の映像を見てもらいながらの説明となった。映像にはできる限り文字を入れ、聴力に障害がある子たちにわかりやすくした。
最後に、海の環境をよりよく守って育った目には自分は何ができるか考えてもらった。一生懸命に発表する言葉を聞き取りながら子供たちの真剣さを感じることができた。
ふるさと探検~宇津江の磯で生き物観察をしよう
昨年に続いて、地元の中学校が「ふるさと探検」という1年生行事の中に「磯の観察会」を入れてくれた。
漂着ゴミを拾った後、磯の観察活動に入ると、あちらこちらで歓声を上げながらの活動が続いた。普段、海での体験活動をしない子たちにとっては新鮮な活動だったに違いない。ただ楽しむだけでなく、この磯が貴重なものであることを認識し、将来に残していくべき大切な生態系であることを理解してほしいと思う。
磯の生き物と遊ぼう
磯遊びの楽しさを保育園のみんなに知ってほしいということで、保育園と相談し企画した。磯遊びが初めてということで活動開始のころは恐る恐るだった子どもたちも、カニを見つけたり、ヤドカリを見つけたりするうちにだんだんと歓声が上がるようになってきた。タイドプールに入ってマリンスコープで覗きながら生き物を見つけ網ですくう子もいた。岩に着くイソギンチャクを初めて触れ、つつくと食指を縮め水を吹きだす様に歓声を上げていた。砂利の中に網を突っ込んで生き物を探して親子はナメクジウオのような生き物を見つけた。
故郷の磯の大切さを知ろう
活動場所の磯は、後背地に山があり、汽水域であり、実に多くの生き物が生息し、生態系や生物多様性を感じることができる磯である。中学1年生の故郷学習の一環である。マリンスコープで覗きながら網を動かし、カニや小魚、クモヒトデなど次と次と見つけたり、イソギンチャクにも初めて触れる子ばかりで指を突っ込んだ感触などに歓声を上げていた。活動時間は2時間弱と短かったが、磯の生き物に関心をもっただけではなく、磯そのものに関心をもつことができた。