登録年度 | 2015年度 |
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氏名 | 神田 みゆき (カンダ ミユキ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 40代 |
専門分野 | 生命、水質、地質 |
主な活動地域 | 熊本県菊池郡菊陽町 |
主な経歴 | 中学校理科の教員として、学校教育の中で持続可能な開発のための教育(ESD)を積極的に行う。理科、道徳、学活、総合的な学習の時間などで、教科横断的な取り組みを行う。公開授業や実践報告などで、ESDの重要性を提案。理科教育の県大会や九州大会などでも実践報告をしている。 |
特記事項 | 中学校・高等学校教諭専修免許状(理科)、熊本県森林インストラクター、ネイチャーゲームリーダー、熊本県自然ふれあい指導員、くまもと水守「理科の先生」水守 |
活動の紹介
熊本県立大学「SDGsについて」
熊本県立大学の「新熊本学」という講義の中で「SDGsについて」そして、これまで私が行ってきた活動内容などについてのお話をさせていただいた。学生の皆さんは熱心に話を聞いてくれた。講義終了後「何か一緒に活動をさせてほしい」と声をかけてきてくれた学生さんもいて、意欲的な学生さんの姿を見ることができてとても嬉しかった。
九州地区中学校技術・家庭科教育研究発表大会にて講演
第67回 九州地区中学校技術・家庭科教育研究発表大会(熊本大会)にて、「SDGsと技術・家庭科」というテーマで講演をさせていただいた。今回は家庭分野の九州大会の分科会場で、まずは家庭科の「住環境」についての授業を参観させていただき、その後講演させていただいた。授業の内容とSDGsをどう紐づけていくといいかといった点などについて紹介した。
地域の未来を考えるセミナー
大野城市に10月7日と21日にお邪魔し、午前と午後に二回ずつ、合計4回、4か所あるコミュニティセンターを全て回って、『地域の未来を考えるセミナー「地球温暖化の緩和策と適応策」』の講師として登壇。地球温暖化の現状とその緩和策と適応策の具体例などを紹介した。適応策については防災の視点も紹介した。参加された方から「早速行動に移していきたい」といったような感想もいただいた。
自治体主催の会議への委員としての参加
自治体主催の様々な会議に参加し、主にESDと環境教育、地球温暖化防止の視点等から意見を述べた。
・八代市脱炭素化推進会議 副会長
・熊本都市計画区域マスタープラン検討委員会 委員
・熊本連携中枢都市圏地球温暖化対策協議会 委員
・熊本市自転車利用推進協議会 委員
・水俣環境アカデミア推進会議 委員
SDGs QUEST みらい甲子園
SDGs QUEST未来甲子園の実行委員として高校生の発表の審査員をさせていただくと共に、当日のワークショップのファシリテートをさせていただいた。高校生の発表はどれも素晴らしく、未来の希望の見える会だった。高校生を応援するような場づくりを今後もやっていきたいと改めて思った。
八代市職員研修
SDGs未来都市になった八代市にて職員研修の講師として登壇した。SDGsとは何かについてお話しすると共に、八代市の課題と八代市のいいところについて考える時間を取り、改めて八代市について考える時間を取った。その後、個人として、そして八代市職員としてできることをそれぞれに考え、これからの一歩を考える時間となった。
熊本市立錦ヶ丘中学校にて講演
体育館にて「SDGs達成のために私たちにできること」というテーマで講演を実施。体育館に3年生、1年生と2年生はオンラインで教室で聞いていただくスタイルで実施。全校生徒に向けた講演を行った。SDGsは課題を見つけるのにも使えるが、日本や熊本のいいところを見つけるのにも使えるものだということなどを伝えると共に、今の自分たちにできることについて考える時間を設けてみんなで考えることができた。
崇城大学にて講演
崇城大学の「地域メディア基礎」という講義で、SDGsをテーマにした1分間動画を制作することを目標としている情報学部の学生の皆さん約50名に、SDGsの講義をさせていただいた。「社会の問題点も、優れている点も、SDGsのどれかに当てはめて考えることができることに初めて気づきました。水道水を飲める国がそんなに少ないことも初めて知りました。とても勉強になりました。自分も世界のエネルギー問題などに最初から興味を持っていて、そのために何か自分ができることをしたいと深く思いました。」という感想があった。
熊本市新規採用職員研修
SDGs未来都市でもある熊本市の新規採用職員研修を、熊本城ホールにて4月4日と4月11日に実施。合計約200人の新規採用職員に向けた研修講師として登壇した。まず初めにSDGsについてを学び、2030SDGsカードゲームを用いて2030年までの道のりをシミュレーションゲームで体験した。後半は、2030年に向けて個人として、そして市職員としてSDGs達成にどのように貢献できるかを考える時間をとり、その後、意見交流の場を設けた。熊本市の課題は解決し、いいところは守り続けるということを確認する場となった。
SDGs幼稚園宣言までのサポート
恵水幼稚園にはここ数年関わらせていただいている。職員研修でSDGsの学びを深める講座を実施したのち、さまざまな形でのアドバイスやサポートをさせていただいたが、何より幼稚園の先生方の熱心な取組と子どもたちの姿が素晴らしかった。このたび、熊本県知事やくまモンも招いたSDGs幼稚園宣言を行われた。この保育内容などの取組を今後発信していく形でも継続的にかかわらせていただく予定である。
SDGs(持続可能な開発目標)の普及・啓発
合志市生涯学習主催講座の講演会講師として「SDGsとは何か」についてクイズを出しつつ、具体例なども提示しながらお話しさせていただいた。また、合志市の社会福祉協議会や市職員研修などにもお邪魔させていただき、さまざまな立場の方々の学びの場に関わることができた。
総合的な学習の時間のコーディネート
熊本市立二岡中学校にて、総合的な学習の時間のコーディネーターとして関わらせていただいた。まずはSDGsについて学ぶ時間からスタートし、様々な視点を学ぶということで障がい者サポーター養成講座も実施。また、一番興味関心の高かった地球温暖化をテーマとして、気象予報士と防災士から話を聞く場面も設けた。気象情報を得る方法や、ハザードマップの見方などについても知ることのできる時間となった。
SDGsについて知ろう!
専修大学付属玉名高等学校1年生対象で、探求学習の授業の講師としてオンラインでの話をさせていただいた。また、次の機会には2030SDGsカードゲームの体験会を実施し、2030年までの世界の疑似体験をする中で様々な気づきがあったようだった。また、11月には2年生対象で地方創生のゲームも実施した。
SDGsに関する記事の執筆
熊本県熊本市の市政だよりや公設公民館の公民館だよりに、SDGsに関連する活動の記事や子どもたちの声を複数回掲載した。また、熊本日日新聞のSDGs関連記事へのコメントの依頼を受け、執筆した。菊陽町の熊本日日新聞の地域のミニコミ誌にも、毎月SDGs関連記事を連載し、SDGsの普及啓発を行った。
熊本YMCA全体研修会
熊本YMCAの全体研究会にお声掛けいただき、ゲーム体験などを通してSDGsについて考えていただく時間を持つことができた。参加者はおよそ160名。たくさんの皆さんにお伝えすることができて良かった。また、午後の具体的な取り組みを考えていくワークも拝見させていただくことができ、興味深かった。今後も連携した取り組みを行っていきたい。
熊本市SDGs未来都市キックオフイベント
熊本市がSDGs未来都市に選定され、キックオフイベントが開催された。そのサブイベントとして、2030SDGsカードゲーム体験会が開催され、ファシリテーターとして登壇した。親子連れなども多く、とても盛り上がる会となった。SDGsについてみんなが知るきっかけづくりはできたのではないかとおもう。熊本市長のキックオフ宣言などもあり、今後も頑張っていきたいなと感じた。
SDGsシンポジウムin熊本
熊本城城彩苑にて、SDGsシンポジウムを開催した。今回は実行委員長としてイベントの企画運営を行った。午前中のSDGsカードゲーム体験に始まり、午後の17人に登壇していただくシンポジウムでは、熊本の素晴らしい取り組みについてそれぞれの方からお話をお伺いすることができた。様々な分野の方の話が聞けるのは、参加者にとっても嬉しいものだが、登壇者の方々同士も交流の場としていただけたのが良かった。今後も継続していきたい。
熊本市小学校生活科・総合的な学習の時間研究会 例会
小学校の先生方の学びの場にお声掛けいただいた。SDGsについてのお話と、2030SDGs体験会を通じて、SDGsについて考えていただくことができたと思う。先生方も、今後の教育活動に活かしたいとの感想をいただき、たいへん嬉しかった。私自身も中学校教諭なので、小・中学校連携した取り組みをしていきたい。
世界フェアトレードデー×SDGs くまもと
世界フェアトレードデーのイベントの実行委員としてイベントに関わり、フェアトレードについての学びを深めるとともに、熊本でSDGs達成に貢献する活動をしている方々の中の17名の方にご登壇いただき、それぞれの取り組みについてお話いただいた。また、多数ご参加いただくことができた。熊本はアジア初のフェアトレードシティでもある。フェアトレードと環境問題とのつながりも大いにある。今後もフェアトレードとSDGsの啓発活動を続けていきたい。
農業関係者の方々の勉強会
農業関係者の方々の勉強会の講師としてお声掛けいただいた。ESD九州支援センターのかたとコラボし、今回の勉強会講師を務めた。最初にESD活動支援センターの澤さんからSDGsとは?というお話があった後、ゲーム体験会を実施。そして、世界の動向などの情報をシェアさせていただいたあと、今後のアクションについて考える時間をとった。また次回の勉強会も計画されており、継続して関わっていきたいと考えている。
2030SDGs体験会
熊本県の荒尾市にある万田炭鉱館にて、2030SDGs体験会を実施し、講師としてお呼びいただいた。時間は13:30~16:30の3時間。SDGsの概要説明などをさせていただいた後、ゲーム体験会を実施し、2030年までの世界を体感していただき、最後に自分のアクションを考えていただいた。とても熱心に参加された方が多く、この地域でのさらなる展開が期待できると感じた。他にも、BPW連合会さま、地球市民の会さま、キャリア教育フォーラムさまなどからもお声掛けいただき、SDGs勉強会講師を務めた。
チャイルドライン全国フォーラム
11月11日、チャイルドライン全国フォーラムにて、午前中は災害時の子ども支援の分科会、午後はSDGsとチャイルドラインの分科会にてお話をさせていただいた。午後のSDGsの分科会では一時間ほどお時間頂、SDGsとは?から始まり、最後には会場の皆様と話ができた。「チャイルドラインとしてどのようにSDGsに貢献できるか」といったようなお尋ねがあり、皆さんと様々な視点でお話しすることができ、とても有意義な時間となった。
「2030SDGs」体験会
日向市役所にて、2030SDGs体験会が企画され、講師としてお声掛けいただいた。3時間いただき、SDGsとは何か?という話からスタートし、2030SDGsゲーム体験会、そして、これから自分ができることは何か?についてみんなで考えあう時間をとった。事後アンケートでは多くの方に満足していただけたようで良かった。今後日向市での取組が進んでいくきっかけとなればありがたい。
倫理法人会経営者モーニングセミナー
4月7日には玉名倫理法人会、7月27日には託麻倫理法人会のモーニングセミナーにて「SDGs達成のためには?」という題目で40~50分程度のお話をさせていただいた。SDGsとは何か、最近の世界の動向などについてお話させていただいた。多数の経営者の方々が参加されていて、SDGsについての話を熱心に聞いていただくことができた。
もっと豊かな地域をつくるためのシミュレーションゲーム体験会(2030SDGs)
玉名市民センターにて、「もっと豊かな地域をつくるためのシミュレーションゲーム体験会(2030SDGs)」というイベントが開催され、ファシリテーターとしてお招きいただいた。新たな視点で社会や世界、自分自身を捉えなおし、新しい地域発展のあり方を考えていただく時間となった。今自分が達成したい、または興味があるという目標に印をつけ、自分にできることを書いていただいた紙をもって交流会を実施。同じ志を持つ方同士の新しいご縁の繋がる場とすることができた。
2030SDGsゲーム体験会
菊陽町西部支所「キャロッピア」にて、2030SDGsゲーム体験会を行い、ファシリテーションを行った。2030SDGsゲーム体験会では、2030年までの世界を体感していただき、世界の状況とシステム思考をしていくことの必要性などについて説明させていただいた。後半はユネスコスクール全国大会の報告を兼ね、学校で実際に行っているESD(持続可能な開発のための教育)の内容などを紹介し、最後はそれぞれの立場でできることを考えていただく時間となった。
菊池合志倫理法人会 経営者モーニングセミナー
今回は、菊池合志倫理法人会の経営者モーニングセミナーに講師としてお声かけいただいた。熊本県倫理法人会は昭和56年、全国2番目に設立され、県内各地に支部があり現在 約2,000社のさまざまな業種の経営者が参加されているそうである。講演テーマは「SDGs(持続可能な開発目標)達成のためには?」。SDGsについての説明や、世界の情勢、そしてこれまでの熊本における取組の内容などをお話しし、それぞれの立場でできる取組などについて考えていただくことができた。
ユネスコスクール全国大会
大牟田文化会館(福岡県大牟田市)にて『第9回ユネスコスクール全国大会/ESD研究大会』が開催され、特別講演や分科会、情報交換会等が行われた。今大会は、初めて九州で開催され、ESDに関心のある方が一堂に会した。今回は、分科会にてファシリテーションを行い、参加者の方に「2030SDGs」カードゲームで2030年までの世界を体験していただいた。また、教育現場に取り入れた事例と、実際に熊本で行っているESDについて紹介し、「今の自分にできることは何か」を、参加の皆様と共に考える時間とすることができた。
中学校におけるSDGsに関連した取組
年度初め、学校版環境ISOの取組として、職員「SDGsとESD知名率100%」、生徒「SDGs知名率100%」という目標を掲げた。理科の授業でSDGsの説明のプリントを配布。理科の授業の中で2030SDGsのゲームも実施した。一年の総合的な学習の時間で、SDGsとキャリア教育の視点とつなげた取組を実施。「どう生きていくか?」という選択肢の中に「持続可能」というキーワードも含めて考えた。学校全体の取組みとして、緑化委員によるSDGsの普及活動を行いポスター作製。学校版環境ISOの目標を達成できた。
2030SDGsゲーム体験会
SDGs達成目標である2030年までをゲームで体験できるという「2030SDGs」というカードゲームの体験会を実施しました。
まずはじめに、SDGsについての説明からスタート。そしてカードを配布し、プロジェクトをお金と時間を使いながら目標を達成していきます。そのとき「経済」「環境」「社会」という三つの世界のパラメーターがどうなっているかに改めて気づく瞬間があるのですが、この体験を通じて、現実社会ではどうなのかことについても考えることができます。参加者の皆さんにも多くの気づきがあったようでした。
くまもと未来ネット準備会
くまもと未来ネット準備会の第2部にて4グループに分かれ、ワークショップを行いました。
未来ネットのビジョンでありキーワードでもある「持続可能な熊本」について考える指標とするために、国連が定めた「SDGs(持続可能な開発目標)」を説明し、「どんな熊本になったらいいと思いますか?」という問いの後、その17の目標の中から個人・団体で達成するために活動していることなどを、ワークシートに書きお互いシェアしました。最後は「未来ネットでこんな事がしたい」という意見交換を行いました。