登録年度 | 2016年度 |
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氏名 | 今井 知之 (イマイ トモユキ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 資源・エネルギー、公害・化学物質、3R |
主な活動地域 | 広島県東広島市 |
主な経歴 | 景観調和カラーコンクリート、ダイオキシン抑制、有機塩素化合物分解、水素改質、放射性セシウム除染用途の環境保全材料の設計開発から、その材料を組込んだ環境保全システム設計開発、プラント化まで、企業にて従事した。その間、国や地域の産学官研究プロジェクトに参画し推進した。 |
特記事項 | ・資格、著書:技術士(環境部門)、博士(工学)、学位論文に関連した学術論文21件、特許出願144件、専門雑誌執筆5件。・所属学会:日本化学会、化学工学会、廃棄物資源循環学会、プラスチックリサイクル研究会。 |
活動の紹介
新規開発商品の海外特許出願
第三世代となる次期新商品について、その新規性・進歩性から一昨年11月に国内出願した特許を、あらたに国際出願を行うことで、海外主要国への出願を行った。
共同出願先の担当者と依頼特許事務所との事務やり取りの窓口として、出願を行った。
この結果、10月21日付でPCT出願を行った。
会社のSDGs宣言作成のための助言・指導
かねてより懸案だった会社のSDGs宣言文の作成に、社長、ISO担当者、さらに外部ISO審査委員の下で、参画した。
作成した宣言文は、本社、各事業所、そして、ホームページに掲載した。
第28回地下水・土壌汚染とその対策防止に関する研究集会で発表
一昨年度から研究開発・指導実施を行ってきた次期新商品の素材を用いた水溶液系からの有害物質(六価クロム及びPFAS)の除去について発表を行った。
一部は、現在も行っているドイツの大学との共同研究の成果であり、昨年オーストアリアで発表した内容に新たな成果を加えた内容である。
PFAS処理については、本学会では吸着除去の発表が多い中、鉄系素材での除去処理は我々のグループの発表が唯一であり、大手ゼネコン等からも注目された。
有機フッ素化合物及びその他有害物質汚染浄化に関する国際会議2022
1.主催:オーストラリア環境保護庁、ニューキャッスル大学環境保全センター。
2.場所:オーストラリア アデレード コンベンションセンター。
3.概要:自社開発したナノサイズ鉄粉と活性炭の複合化材料を、ドイツ ヴィスマール大学との共同研究で、六価クロムと有機フッ素化合物(PFAS)で汚染された模擬汚染水の浄化作用について発表を行った。
過去浄化できなかった土壌汚染サイトへの新浄化剤・新工法の提案
大きな課題を有した浄化材料を改良し、コストを下げ、浄化性能を向上させた新規材料を開発し、その基本性能を確認した。
過去浄化できなかった土壌汚染サイトへの新浄化剤・新工法の提案
過去数年浄化対策を実施しても成果が出ない土壌・地下水汚染現場に、クライアントからの依頼で、20年前に開発した浄化剤と、それを用いた原位置での浄化施工方法を提案した。先方での実験室レベルでの検討開始し、その条件にて昨年12月から、実現場施工を実施。現状順調に浄化中。
ナノ鉄粉と薬液注入工法による汚染土壌の原位置浄化
ナノサイズの鉄粉と薬液注入工法(ケミカルグラウト工法)組み合わせた技術で,汚染土壌・地下水を汚染現場にて迅速で確実且つ経済的に浄化する技術について解説,提案を行った。
地球温暖化~未来の地球と私たちのくらし~
地球温暖化の基礎知識を説明し,2100年の天気予報,身近な地球温暖化対策のついて,地球温暖化コミュニケータのツールを用い,ゲーム形式の実験も織り交ぜて説明,解説を行った。