登録年度 | 2016年度 |
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氏名 | 松原 千恵 (マツバラ チエ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 女 |
年代 | 40代 |
専門分野 | 生態系・生物多様性、水質、公害・化学物質 |
主な活動地域 | 福岡県北九州市 |
主な経歴 | 建設コンサルタントに所属し、港湾における飛砂調査や対策工の検討の他、海域における環境調査、生態系調査、藻場の保全・造成計画等の業務に従事。 |
特記事項 | 技術士(水産部門)H25.3取得 |
活動の紹介
港湾の環境影響評価
港湾の埋立事業における工事期間中、存在、利用のそれぞれのステージにおける環境影響評価を行った。
工事の工種において使われる機械や負荷量を考慮し、大気、騒音・振動及び水質については数値モデル等を用いた定量的な評価を行った。
また、生物や生態系については、既存の資料を集め、定性的な評価を行った。
干潟の環境調査と環境影響評価
カブトガニの貴重な生息環境を保全するために、活動箇所では経年的な調査を行っている。
底質とベントスの採取調査を実施し、過去の調査結果を踏まえた海域・干潟環境の変化について考察を行っている。
海域の埋立事業に伴う環境アセスメント
海域の埋立てに先だって実施される水質、底質、底生生物、付着生物、魚介類等の環境調査を行った。
また、そこから得られた成果を基に、条例アセスメントよりも狭い範囲で行われる埋立てにかかる環境図書を作成し、事業に伴う影響予測と評価及び保全対策について整理を行った。
沿岸域の環境保全について
北九州の沿岸域における藻場や生物生息域の拡大を目的として、潜水士による海藻の繁茂状況(出現種、被度)を目視確認した他、坪刈り調査による定量評価を行った。合わせて漁業資源として有用なアワビやサザエ及びナマコ等の生息状況を目視確認した。
既存の増殖場においても調査を行った結果、より最適な場所を選定するための有益な情報が得られた。
調査の結果から、概ね対象範囲全域が増殖場の適地として有効であることを提示し、今後の事業への道筋を示した。
埋立工事に伴う周辺海域環境影響評価
埋立事業による工事期間中の周辺海域環境への影響を水質、底質、底生生物、魚卵・稚仔魚等の調査の実施とそれに伴う解析・考察を行った。
海域における藻場調査と藻場造成についての適地選定
関門航路における藻場造成事業に先立ち、藻場調査を実施し、その結果を踏まえ、効率的な藻場造成の手法と適地選定を行ったものです。