登録年度 | 2016年度 |
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氏名 | 髙橋 哲夫 (タカハシ テツオ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 生命、自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 群馬県藤岡市 |
主な経歴 | 2011年に大型ビオトープを造成。竣工後は育成管理に携わる。大学との協働研究により植物のモニタリング調査を行い、その結果に基づき絶滅危惧種の保全・保護ならびに外来種の駆除を実施。里地里山の環境を保つ管理を行う。 |
特記事項 | 水質関係第二種公害防止管理者、環境経営士 |
活動の紹介
ビオトープ環境学習とネイチャーゲーム
企業の1万平方メートルのビオトープを活用し、小学4年生を対象にした環境学習を実施。
四季に応じた活動を年4回実施。
今回は春のビオトープ。
1.ビオトープの自然観察
我々が案内役として四季の変化、、池の様子を説明。
2.ネイチャーゲーム
自然観察と水質調査
冬の自然観察を実施。今回で四季4回の観察を実施できた。
常緑樹以外はほとんどが落葉しており、木々の間からの見通しが良い。昆虫はほとんど見ることができない。
水質調査は、池の水、しょうゆを垂らした水等々を比較し、どのようにすれば家庭からの排水をきれいにできるかを指導した。家庭にもこの結果を持ち帰り、実践するよう指導した。
30人ずつ3組に対して実践した。時間は一組一時間半
自然観察とネイチャーゲーム
季節による変化を解説し、定点観測を行った。
秋は、今までと違って一部落葉もあり、生き物の動きも緩慢になってきている。
ネイチャーゲームはゲーム感覚で楽しみながら植物に親しむことで自然環境に関心を持つきっかけとします。
大学と一緒に協働開発をしたゲームで、小学生にあったもので、ツボを押さえているものになっている。
30人ずつ3組に対して実施。時間は一組1時間半。
自然観察と自由散策
真夏の自然観察で、前回と同じ場所での観察の為、春と夏の比較が明らかになり、解説した。また、違いをタブレットで映すように指導をした。
定点観測地点を3か所決めた。特に、常緑樹と落葉樹、池、生き物、木の実、落ち葉等の観察を指導した。
自由散策の中では、疑問に感じたことや興味を持ったこと等について、より深い視点からの気づきのきっかけとします。
30人ずつ3組に対して実施。時間は一組1時間半。
自然観察とヤリタナゴの放流
環境学習の一環として、春の自然観察を通じて地域の木々、下草、昆虫、魚類を観察するための案内をした。
天然記念物であるヤリタナゴを放流し、観察会を行った。タナゴの種類は、ゼニタナゴ、ヤリタナゴ、タナゴ、ミヤコタナゴ、アカヒレタビラの5種が確認されていることの説明。タナゴの仲間はドブガイ、イシガイなどの二枚貝の中の産卵する。受精卵は貝の体内でふ化しし、自力で泳げるようになるまで外敵から守られます。二枚貝がいないとタナゴは繁殖できません。
30人ずつ3組に対して実施。時間は一組1時間半。
ビオトープを活用した環境教育
近隣の小学校に依頼され、小学4年生100名に対してビオトープを活用した環境教育を実施。年2回実施し、木々の季節に亘る変化や、生き物、植物等を観察する。また、環境にかかわるゲームを行い、楽しみながら学習を行う。100名を3グループに分け、それぞれ2時間づつ実施。
ゴミの分別の仕方、出し方
世帯数800世帯の自治体のごみ問題解決に向けた取り組みのため、班長さんを対象にしたごみの分別の仕方およびごみステーションへの出し方についてのレクチャーを行う。約60人の班長に対して毎年実施し、徐々に成果が表れてきている。