登録年度 | 2016年度 |
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氏名 | 髙木 奈津美 (タカギ ナツミ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 30代 |
専門分野 | 生命、自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 兵庫県三田市 |
主な経歴 | 主に兵庫県、滋賀県、京都府を活動範囲とし、主に子ども対象に観察会やWSなどを実施、自然に親しむきっかけづくりを行っている。生物分類技能検定3級/NACS-J自然観察指導員/ビオトープ管理士2級(計画部門)/技術士補(環境部門) 【研修受講履歴】2017九州、2021および2022(オンライン) |
特記事項 | 生物分類技能検定3級/NACS-J自然観察指導員/ビオトープ管理士2級(計画部門)/技術士補(環境部門) 【研修受講履歴】2017九州 |
活動の紹介
秋のトンボ池一般公開(主催:環境省京都御苑管理事務所)
普段公開されていない、京都御苑内「トンボ池」の一般公開イベント。9/23・24の2日間開催うち、9/23に対応。トンボ池で見られる動植物の紹介をしながら、各種のちがい(多様性)に触れてもらった。今回は植物、菌類を専門とする講師も同席していたので、生き物同士のつながりにも触れられた。
「昆虫のスケッチ講座」(主催:丹波市立氷上回廊水分れフィールドミュージアム)
丹波市立氷上回廊水分れフィールドミュージアム 令和5年度夏季特別展「昆虫ずかんだいさくせん」と併せて開催されたワークショップとして実施。昆虫のスケッチをかく「コツ」を知ってもらいながら、各種の体の構造を見る中で、それぞれの暮らしぶりを考えていただいた。実施時間は1時間30分、大人・子ども16名が参加。
「京都御苑ニュース2023夏号」(発行:一般財団法人 国民公園協会 京都御苑)
京都御苑ニュースの「御苑の自然を親しみ、育む-ネイチャーポジティブ-」のコーナーを担当させていただいた。生物多様性を損なわず、自然を増やしていく一歩として、身近な自然である京都御苑のちいさな生き物にも目を向けてもらえれば、との思いで原稿を書かせていただいた。記事を読んだ方からお手紙をいただき、地道な活動も普及啓発に役立っていることを実感した。
「春の花背ウォーキング(春の野鳥を見つけよう)」(主催:京都市野外活動施設 花背山の家)
環境カウンセラーの河合嗣生氏と協同実施。花背山の家で見られる、主に鳥類の観察会を実施した。ただ、現地で野鳥があまり観察できなかったこともあり、昆虫についての話題提供が多くなった。1泊2日での取組で、多くの親子にご参加いただいた。
「春の自然教室」(主催:環境省京都御苑管理事務所)
京都御苑内で春に見られる身近な生き物について、苑内を散策しながら同班の講師4名(キノコ・鳥・植物・昆虫担当)とともに自然観察を行った。個人担当として昆虫に関する解説を実施。 暖かくなり、現場で見られた昆虫類の実物を見ながら解説を行った。実施時間は2時間、担当班は大人・子ども約20名が参加。
「冬の自然教室」(主催:環境省京都御苑管理事務所)
京都御苑内で冬に見られる身近な生き物について、苑内を散策しながら同班の講師3名(キノコ・鳥・昆虫担当)とともに自然観察を行った。個人担当として昆虫に関する解説を実施。 昆虫たち(ハチやチョウ類など)がどのように寒い季節を乗り切り過ごしているのか、実物を見ながら解説を行った。実施時間は2時間、担当班は大人・子ども約15名が参加。
初秋のトンボ池一般公開(主催:環境省京都御苑管理事務所)
普段公開されていない、京都御苑内「トンボ池」の一般公開イベント。9/9~11の3日間開催うち、9/11に対応。当日は親子の参加限定で、簡単な工作も実施。トンボ池で見られる昆虫の紹介や、「パタパタちょうちょ」の工作を通してチョウの色・模様の多様性に触れてもらった。また、昆虫やカエルなど生き物の探し方も現地で実演、紹介した。
「夏の自然教室」(主催:環境省京都御苑管理事務所)
京都御苑内で夏に見られる身近な生き物について、苑内を散策しながら同班の講師3名(キノコ・鳥・昆虫担当)とともに自然観察を行った。個人担当として昆虫に関する解説を実施。 羽化を失敗したアブラゼミなど、季節ならではのものも観察できた。身近なコガネムシがカブトムシと同じ仲間という話は、意外に参加者の反応がよく、「身近だけれど知られていないこと」を大切にしたいと感じた。実施時間は2時間、担当班は大人・子ども約15名が参加。
「昆虫のスケッチ講座」(主催:丹波市立氷上回廊水分れフィールドミュージアム)
丹波市立氷上回廊水分れフィールドミュージアム 令和4年度夏季特別展「琉球列島~生物多様性の宝庫~」と併せて開催されたワークショップとして実施。昆虫のスケッチをかく「コツ」を知ってもらいながら、各種の体の構造を見る中で、それぞれの暮らしぶりを考えていただいた。実施時間は1時間30分、大人・子ども15名が参加。
「春の自然教室」(主催:環境省京都御苑管理事務所)
京都御苑内で春に見られる身近な生き物について、苑内を散策しながら同班の講師3名(キノコ・鳥・昆虫担当)とともに自然観察を行った。この自然教室は異なる分類群の動植物の関わりを伝えるように心掛けており、個人担当として昆虫に関する解説を行った。 実施時間は2時間、担当班は大人・子ども15名が参加。
「夏のトンボ池一般公開」(主催:環境省京都御苑管理事務所)
京都御苑内のトンボ池で見られる生き物(主に昆虫)について、見学に訪れた方に対し、講師2名とともに自然観察・解説を行った。対象は子どもから大人まで幅広かったが、個人として主に子どもに対し、トンボ池周辺で見られる昆虫の生活の工夫(アメンボはなぜ浮くのか、トンボの脚の形について等)をお話しした。
実施時間は合計2時間程度。参加された方には、より身近な生き物への興味や愛着を持っていただくことができたと思う。
「夏の自然教室」(主催:環境省京都御苑管理事務所)
夏に見られる身近な生き物について、京都御苑内を散策しながら、同班の講師3名(キノコ・鳥・昆虫担当)とともに自然観察を行った。個人担当として、昆虫に関する解説を行った。
なぜそこにそのキノコが生えているのか、セミの幼虫がカラスの好物であるなど、生き物同士の繋がりに関心を持ってもらえるいい会になったと感じている。
実施時間は2時間、担当班は大人・子ども10名が参加。
第15回「共生のひろば」への参加・出展(主催:兵庫県立博物館)
年1回開催される市民イベントに「NATUS-G」として参加し、主に簡易な手法による魚類調査の結果紹介を行った。
趣味で河川の魚類を調べたい場合、調査方法によっては漁業権や漁業調整規則に関する確認の必要があるが、許可手続きをとるのが難しい場合がある。今回は、手軽に入手できる小型の水中カメラを用い、大阪府高槻市の芥川で実施した魚類調査結果・撮影動画を紹介するとともに、市民参加型調査や、環境教育用のコンテンツとしての利用可能性についても考察した。
京都御苑のトンボ池ビオトープ一般公開(ワークショップ講師)
(一財)国民公園協会京都御苑様のご依頼により、京都御苑のトンボ池ビオトープ一般公開時に実施した工作WS(パタパタチョウチョのWS)講師を担当した。工作を通して、子どもたちに「チョウ類には様々な形や大きさ、色の種類がいること」などを伝えた。WS以外には、来場者(大人)へ対し、トンボ池で見られる昆虫類の生態解説等を実施した。
「水辺のいきもの観察会」
崇仁高瀬川保勝会様のご依頼により、「水辺の生き物観察会」を実施した。京都府・高瀬川にて生きものを採集し、グループ分けをしながら生きものの解説を行った。参加者は地元の児童館児童約33名、タモ網の使い方を学んだあとは、ナベブタムシやヤゴを採集し、地域の身近な自然に全身で触れ合った。
西の湖・蛇砂川いきもの観察の会「フィールドスケッチのすすめ」
近江八幡市安土B&G海洋センターにてお話会(講座)を実施。
「気軽にスケッチを楽しんでもらいたい」という思いのもと、スケッチは特別な道具を使わなくてもいいこと、身近なものを対象にすると面白いことを伝えた。
生きものの色や形、仕組み、スケッチするコツなどを紹介しながら、参加者には実際にスケッチをしてもらい、身近な自然により興味を持ってもらえるよう心掛けた。
近江八幡市・甲賀市・神戸市などから、大人・子ども8名が参加。
環境カウンセラー・河合嗣生氏と協働。
第3回環境セミナー(主催:NPO法人 環境カウンセラー会ひょうご)
今回のセミナーでは、「生物多様性と私たちの暮らし」というタイトルで、生物多様性とは?なぜ守らなければならないのか?をご説明し、生物多様性に関わる仕事(環境コンサルタント)についてのご紹介をさせていただいた。10名の大人の方にご参加いただき、質疑応答も活発で大変いい機会をいただくことができた。
第2部では「気候変動から地球温暖化を考える」というタイトルで、環境カウンセラーの西田和生氏にご講演いただいた。
子ども「フィールドスケッチ」教室の開催(主催:(一財)国民公園協会京都御苑)
“京都御苑 子ども「フィールドスケッチ」教室”を開催し、環境カウンセラーの河合嗣生氏とともに講師を務めた。対象者は小・中学生のお子さんと保護者の方で、約40名の参加となった。フィールドスケッチと絵葉書の相違点、押さえておきたいポイントを紹介した後、野外
で各自不思議に思ったものを観察し、スケッチをしてもらった。スケッチしながら葉っぱの質感や木の実の形など、普段の生活で気づかない特徴をじっくり観察することができた。今後もフィールドスケッチを通して、季節や生きものの暮らしぶりを感じてもらいたい。
第14回「共生のひろば」への参加・出展(主催:兵庫県立博物館)
年1回開催される市民イベントに「博多湾生きものネットワーク」として参加し、主に観察会用のツールと貝類図鑑の紹介を行った。自然観察会を海で行う場合、潮の状況など安全管理に特に注意が必要なためハードルが高く感じられる。今回は人工海浜で安全に実施できるケースとして、身近に拾える様々な貝やアサリの模様の違いなどに注目しながら、絵合わせなどで小さいお子さんにも海辺の自然を楽しんでもらえる方法を紹介した。
西の湖・蛇砂川いきもの観察の会「2018年秋冬編第4回/12月」
滋賀県・曽根沼湖岸緑地公園周辺の遊歩道を歩き、冬ならではのカモ・水鳥をメインに自然観察会を実施。また、寒い季節に虫やクモたちが冬を越す工夫についても紹介した。生きものの暮らしぶりを通して、身近な自然により興味を持ってもらえるよう心掛けた。近江八幡市・甲賀市などから、大人・子ども約20名が参加。環境カウンセラー・河合嗣生氏と協働。
出前講座「昆虫の体の作りと暮らしぶり」
小学生14名を対象に、滋賀県環境事業公社様の「出前講座」として講座を実施しました。普段の生活で見ている「昆虫」の特徴が書かれたヒントカードをもとに、参加者にはグループで虫の体の絵を描いてもらいました。答え合わせをしながら、口や足の形から昆虫の暮らし方(住んでいる場所・エサ)が分かること、様々な生きものたちが暮らすためには山や川、田んぼなど多様な環境が必要であること、また甲賀(実施地区)にはそのような環境が豊富にあるので大切にしてほしいことを伝えました。
一般市民向け「博多湾の打ち上げ貝類(増訂版)」の発行
博多湾の海岸に打ち上げられる貝類について解説したミニガイド(増訂版)の作成、発行に携わった。
主にイラストと貝小話(豆知識として「貝に穴をあけたのは誰?」「貝塚で見つかる貝」など)の作成を行い、図鑑ページも含め大人も読んで楽しめる内容となった。
「貝殻を調べるのは難しいと思っていたが、このような図鑑があると嬉しい」という保護者の方からの声もいただいた。本書をきっかけに、より身近な自然に興味を持ってもらえれば嬉しく思う。
博多湾生きものネットワークホームページからPDF版がダウンロード可能。
第13回「共生のひろば」への参加・出展(主催:兵庫県立博物館)
年1回開催される市民イベント「共生のひろば」への参加について博物館の方からお声掛けをいただき、「博多湾生きものネットワーク」として過去3年間に発行した図鑑の紹介、団体の活動紹介、標本展示等を行った。主に関西圏の参加者が多く、活動地域・世代を超えた交流ができた。貝の標本に興味を持たれる方が多く、貝の生態の説明のほか、小さいお子さんも身近な自然を観察できる方法として、ビーチコーミングなどを紹介した。大阪湾ではあまり見られない貝を見ながら、生物多様性について考えてもらうきっかけ作りができたと考える。
子ども向け「カニずかん」の発行
博多湾の海岸でよく見られる、カニ類の生態を解説したミニガイドの作成(本文・イラスト作成の主担当)、発行を行った。「アカテガニの一生」「カニの求愛ダンス」など、読んで楽しいミニコラムを充実させた。海辺の生きものに関心のあるお子さんから大人の方まで、自然観察のミニガイドとして活用していただければ嬉しく思う。博多湾生きものネットワークホームページからPDF版がダウンロード可能。