登録年度 | 2016年度 |
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氏名 | 久木崎 稔 (クキサキ ミノル) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 地球温暖化、資源・エネルギー、3R |
主な活動地域 | 鹿児島県日置市 |
主な経歴 | 昭和63年に現日置市へ採用され、現在まで環境部局に在籍。平成24年度からは生ごみリサイクル事業を立ち上げ地球温暖化防止を市民に提案。平成25年インドネシアで開催の大学生による環境国際会議で講師を行う。市民と協同しながら持続可能な廃棄物処理を目指して現在も活動している。 |
特記事項 | 焼却に頼った廃棄物処理に疑問を感じ、平成24年度より市民の理解と協力を受け生ごみと廃食用油のリサイクル事業を立ちあげた。この事業により国内や海外からの講演要請を受けるなど、注目される事業として定着してきている。 ごみを資源と呼べる時代にするべく活動中。 |
活動の紹介
生ごみリサイクル推進のための助言等
かねてから協力をさせていただいている宮崎県五ヶ瀬町で行われた産業祭の中で、町民に対して広くこの取組を認識してもらうきっかけを作りたいとの依頼を受け現地でデモンストレーションを行う手伝いや実際に町長や副町長、議会議長に対してこの取組の必要性をアピールしました。
愛する海の海底清掃活動
趣味である釣りを堪能する中で、近年のごみの放置や海底のごみ問題に関して疑問を抱いていたため、SNSを通じて活動を支援して頂ける方から寄付を頂き、寄付金を活動資金としてダイバーにお願いし
海底清掃活動を行った。
この地域の海では初めての試みとなり結果、約30㎏もの海底に放置されたごみを回収することができました。
生ごみ再生堆肥(よかん土)で育てたサツマイモの収穫体験
日置市が推進する生ごみリサイクルで再生された堆肥(よかん土)を使用し協力を頂いている企業が栽培しているサツマイモの収穫体験を実施した。
「食べたもので食べるものを作る」ことを参加者の皆さんに説明し、廃棄物の削減に対して感謝し実施した。
議会行政視察対応
行政職員としての部分が大きなウエイトを占めますが、本市で10年前から事業として取り組んでいる生ごみリサイクル事業の取組を説明させて頂いた。生ごみリサイクルを行った結果、ごみの回収量が減ったことや、CO2の排出量が年間300トン以上排出抑制できていることなどを説明した。
本年度は10件の行政視察を受け入れ助言を行った。
宮崎県五ヶ瀬町における生ごみリサイクルの講演
3年ほど前から助言・指導を行っている、宮崎県五ヶ瀬町より、町民に取り組みを呼びかけ町も理解を頂いた上で」本格的な活動にしたいとのことで、ぎおんの里づくり協議会より依頼を受け、講演を行った。
徳之島伊仙町における生ごみリサイクル取組の実証試験
行政職員としてまた、環境カウンセラーとして伊仙町での生ごみリサイクル活動を開始するにあたり実証試験の助言を3日間にわたり行った。サトウキビの搾りかすであるバカスを活用し行った結果良好なデータとリサイクルが可能なことが実証でき、町長へ報告を行った。
生ごみリサイクルが繋げてくれたご縁
日置市の自慢できる事業として定着した生ごみリサイクルの取り組みをSNS等を通じ発信しているがそこで繋がった若手のメロン農家さんからの相談を受け、日置市生ごみ再生堆肥「よかん土」を使用して頂きその効果を実証することでお互いに良いものを見出していこうとするお手伝いをさせていただきました。
大規模農家と地元企業の生ごみリサイクルを通じたコーディネイト
ご縁があり日置市で大規模なミカン農家と日置市と協働で行っている生ごみリサイクル企業を繋ぎ生ごみ再生堆肥を使った地球環境にやさしい農業を試験的に取り組んでもらうためにコーディネイトさせていただきました。
宮崎県五ヶ瀬町鞍岡における生ごみリサイクルへの取組助言と指導
試験的な取り組みからサポートしてきた宮崎県五ヶ瀬町鞍岡地区への生ごみリサイクルが3年目となり、当初から唱えてきた生ごみを焼却することなく堆肥化し、地球温暖化防止に地域レベルで取り組み貢献しようという活動が、やっとこの地区の住民にも定着してきたようで、生ごみリサイクルを通して地域の繋がりが更に活性化されたと感じた。
月刊廃棄物への執筆
日置市職員として約10年間取組んできた生ごみリサイクルの活動が認められ出したのか、雑誌への記事掲載依頼を受け2度目となる執筆を行った。その後記事を拝見していただいた自治体などから大きな反響を受けその中で色々な助言等をさせていただきました。
宮崎県五ヶ瀬町鞍岡地区生ごみリサイクル活動キックオフ
宮崎県五ヶ瀬町未来づくり研究所より日置市の生ごみリサイクルで構築した地域コミュニティの手法等を学びたいと依頼されリサイクル等の助言を行いました。また、五ヶ瀬町長を訪ね日置市の事例を紹介しながらその必要性を助言させていただきました。
徳之島伊仙町における生ごみリサイクルモデルへの取り組み
私の勤務する日置市で行っている生ごみリサイクル事業を徳之島伊仙町でも取組みたいと伊仙町長からの打診を受け、伊仙町民を対象に講演活動を行いました。焼却することで排出される二酸化炭素の排出量を削減するためには地域で生ごみのリサイクルが必要であると町民に訴えました。この結果、伊仙町でも取り組むことで現在も助言を行いながら活動しております。