登録年度 2017年度
氏名 小川 朝日
(オガワ アサヒ)
部門 事業者
性別
年代 40代
専門分野 水質、地質、公害・化学物質
主な活動地域 静岡県浜松市
主な経歴 入社より、水質調査及び産業廃棄物調査、河川・湖沼等の一般環境調査を担当している。近年は、排水処理の改善提案を行う傍ら、土壌汚染状態の予測及び将来的な調査に向けたアドバイス、油脂類の油汚染に対する浄化対策の提案を行い、低公害社会構築を念頭に活動している。
特記事項 静岡県環境保全協会クロスチェック研究委員に就任している。就任したばかりだが、今後も継続して静岡県の分析技術向上に尽力していく。

活動の紹介

事業所内調整池赤潮発生の調査・措置

活動日 2023年7月17日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 企画・活動
近隣企業より、事業所内調整池で定期的に赤潮が発生する事象が確認されていたため、原因及びその対処について相談を受けた。 赤潮は景観や水質の悪化を招いていたが、長年対処方法がわからず放置していたとのことであった。 地形確認、水質調査、生物種確認、聞き取り調査を実施しおおむね原因を特定し対処方法の提案を行った。 中長期的な対処であったため、今後の経過に期待したい。

廃棄物処理施設設置に関する助言

活動日 2023年2月16日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
近隣企業より、廃棄物処理施設設置の際の土壌汚染状況について問い合わせを受け、助言及び調査プランニング~土壌調査を行った。 通常とは異なる汚染の可能性及び工期のひっ迫が問題点として挙げられたため、試掘を数か所行うなどスクリーニング調査に重点を置いた。結果として、調査地点数の縮小及び調査コストの削減、工期の短縮を行うことができた。

窒素成分発生原因に関する助言

活動日 2022年12月15日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
近隣企業より、排水中の窒素成分が上昇する問題について相談を受けた。 各種窒素成分が不定期に上昇する事象があり、高濃度の窒素成分流出による環境影響が懸念された。 ヒアリング及び現地踏査により状況を確認したところ、多数の流入系統の水質の変動、気温変動、希釈水量の変動など水質に与える変化点が多く確認された。 排水量、水処理方法等の情報等の情報収集をもとに調査計画を設計し、2週間ほどで原因を概ね特定し報告に至った。

地下水水質変動原因調査に関する提案

活動日 2022年5月20日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
近隣企業より、地下水水質が大きく変動する問題について相談を受けた。 地下水の溶存成分が増加する事象があり、一般環境への影響が懸念された。 ヒアリング及び現地踏査により状況を確認したところ、井戸周辺は特殊な地質構造が確認された。また、調査時の雨量変動も著しいものであったことから、天候の影響も無視できないものであった。 排水系統及び天候の情報をもとに、地下水水質変動について原因の推察、調査計画を設計した。調査の結果、1ヶ月ほどで原因を概ね特定し報告に至った。

近隣河川の河床白化問題の解決

活動日 2021年8月3日
分野 水質
対象 大人
属性 自治体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
近隣自治体より、以下の問題について問い合わせを受けた。 ・河川の河床が真っ白くなった。事業所の排水によるものか有害物質の存在が心配される。 現地へ赴き、状況を確認したところ河床が1㎞にわたり白色に染まっていた。 河床付着物の状況より、白色付着物の内部に緑色藻類の混在が確認された。近隣住民よりヒアリングを行い、また直近の天候を確認したところ、降雨がないことから渇水の影響による藻類の死滅が原因と判断された。 異常な状態ではないことをレポートとして報告した。

静岡県環境保全協会クロスチェック委員会参加

活動日 2021年4月28日
分野 水質
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 委員・助言
令和3年度 静岡県環境保全協会 クロスチェック研究委員として協会事業の推進に協力させていただいた。 参画にあたって、クロスチェック参加者の水質分析技術の向上に貢献するとともに、事業所における分析技術の現状及び問題点を検証し、知見を得られることが期待された。 委員会では、事業計画の策定及びクロスチェック分析の各種報告値の集計、準備作業、集計結果の評価・検討を行った。 他の委員会参加者との検討・協議を行ったことは、自身の分析技術及び知見を向上させる良い機会となった。

河川への油脂漏出状況について調査及び助言

活動日 2020年7月17日
分野 水質
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 委員・助言
自治体より、河川への油脂漏出事象に対して調査及び助言を求められた。 現地へ赴き半日ほど、ヒアリング及び現地踏査を行い、油脂類漏出の状況、油脂の性状、発生ルートを調査しおおよその発生源の特定に至った。 自治体に対し、土壌調査内容の提案、関連環境法の解説、汚染原因者への対応について協議、助言を行い、理解が得られた。 油脂類による環境汚染は、臭気や油膜等による感覚的な不快感が問題となる。油脂類は、様々な用途で使用されてきた経緯から、今後も同様の問題が発生する可能性は大いにある。

静岡県環境保全協会クロスチェック委員会参加

活動日 2020年4月17日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
令和2年度 静岡県環境保全協会 クロスチェック研究委員として協会事業の推進に協力させていただいた。 参画にあたって、クロスチェック参加者の水質分析技術の向上に貢献するとともに、事業所における分析技術の現状及び問題点を検証し、知見を得られることが期待された。 委員会では、事業計画の策定及びクロスチェック分析の各種報告値の集計、準備作業、集計結果の評価・検討を行った。 他の委員会参加者との検討・協議を行ったことは、自身の分析技術及び知見を向上させる良い機会となった。

環境関連法説明会

活動日 2019年4月25日
分野 地質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 講演・講師
企業を対象に、水質汚濁防止法を中心とした環境法の説明会を開催した。 講習は約2時間実施し、環境基本法を中心に水質、大気、騒音、振動及び悪臭に関する各法について解説を行った。基本教育であったことから、公害の歴史から始まり、近年の身近な周辺環境との関係を盛り込んだ内容とした。 環境関連部署の担当者を対象に、経験の浅い方から管理者まで出席いただいた。地域に密着した内容にしたことから、土地利用の変遷や下水普及状況など身近な環境状況についてディスカッションができたことは大きな成果であった。

平成31年度静岡県環境保全協会クロスチェック研究委員会活動

活動日 2019年4月19日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
平成31年度 静岡県環境保全協会 クロスチェック研究委員として協会事業の推進に協力させていただいた。 クロスチェック参加者の水質分析技術の向上に貢献するとともに、事業所における分析技術の現状及び問題点を検証し、知見を得られることが期待された。 委員会では、事業計画の策定及びクロスチェック分析の各種報告値の集計、準備作業、集計結果の評価・検討を行った。 他の委員会参加者との検討・協議を行ったことは、自身の分析技術及び知見を向上させる良い機会となった。

最終処分場の水質悪化に伴う環境調査

活動日 2018年9月28日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 環境マネジメント
安定型最終処分場において、処分場内の湧水水質が急速に悪化する現象が確認され、原因調査及び対策を求められた。 湧水の黒色化、異臭の発生COD・BOD値の上昇より、ヒアリング及び現地調査を実施した結果、底泥の巻き上げが原因と確認された。 湧水池の良好な水質の維持のため対策法を提案し、現在水質は改善に向かっている。

改正土壌汚染対策法説明及び今後の企業対応について

活動日 2018年4月10日
分野 公害・化学物質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 講演・講師
平成30年4月改正及び平成31年4月頃改正予定の土壌汚染対策法について、企業向けの講習を実施。約2時間の中で、土壌汚染対策法の概要及び改正点、今後の企業の取るべき対応等について解説及び助言を行った。 改正に伴い、企業内の改修計画に大きな影響が生じることが認知され、有益な情報提供を行うことができ、また企業の施設改修にかかる考え方に触れられたことは収穫であった。