登録年度 | 2017年度 |
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氏名 | 田中 健太 (タナカ ケンタ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 30代 |
専門分野 | 地球温暖化、3R |
主な活動地域 | 三重県四日市市 |
主な経歴 | 廃棄物管理コンサルタントとして、全国のメーカーの方へ適正な管理方法のサポートを行っています。法律面等の知識的な経験だけでなく、廃棄物の手選別を行っていた等の実務的な経験も活かし、日々活動を行っています。またISO14001管理責任者も務め、マネジメントシステム管理・運営も行って参りました。 |
特記事項 | 愛知県と公益財団法人名古屋産業科学研究所が共同主催の「あいち環境塾」に参加し、愛知県副知事へ20年後の2035年を見据え、社会システムの提案を行いました。 |
活動の紹介
廃棄物の減容化技術の提供
廃プラスチック、紙くず、木くず、動植物性残渣等の廃棄物を、活性酸素の反応を用いた分解技術で減容化を実現する装置を納品した。
BOD、COD等の難分解性有機物の低減
BOD、COD等の難分解性有機物の数値が高いことが要因で、河川放流等が行えていない事象について、掲題のとおり低減を実現する技術を提供している。
昨年9月より試験機を数社に導入し、低減の実現に向けて検証を行っている。
排水処理設備における難分解性有機物の低減サポート
昨年末より、各企業の排水処理設備における難分解性有機物の低減に向けて、取組を開始した。
①の事例でタイアップしているメーカーが研究を進めている内容であり、弊社を通じて大手企業との研究開発の話が進んでいる。
これが実現できれば、従来各企業が課題として持つ難分解性有機物の低減について、大きく貢献できる可能性を持っており、実際にその可能性について注目をしている企業が複数社いる状態である。
この内容はこれから数年かけて進めていくプロジェクトとなるが、実現できれば環境負荷軽減に貢献できる分野がさらに広がるため、私としても推進していきたい内容である。
廃プラスチック類等の減容化の取組サポート
国内の廃プラスチック問題について、再資源化ができることが最も望ましいが、実情は再資源化が難しい廃プラスチック類の割合も一定数占めている。
これらは従来、焼却や埋立といった環境負荷の高い処理が行われているため、昨年秋より新しくパートナーシップを組んだメーカーとタイアップし、化石燃料を使用せず大幅な減容化が実現できる装置の案内を開始した。
数か月の間ですでに100社を超える企業より問合せがあり、今後業界としても新しい減容化技術として実現できるよう、現在も推進している。
有機系廃棄物の減容化
廃棄物熱分解プラントを各企業へ導入するサービスを自身で立ち上げ、2020年9月よりスタートしました。化石燃料を一切使用しないため、焼却処理と比較するとCO2排出量が1/100に削減ができるため、カーボンニュートラルの新たな施策として貢献できます。
環境分野に関する動画制作及び導入
昨年に引き続き、環境分野に関する動画制作と各企業への導入をサポートしています。今年は導入した企業へ積極的にヒアリングをし、さらにどんな教育が行いたいかの生の意見を活かし、より一層力を入れて活動をして参りました。
SDGsセミナー及びヒアリング
企業ごとでSDGsと経営の統合することを目的とし、セミナーの開催企画と参加者へセミナー後のヒアリングを実施した。
企業ごとの取組状況に応じ、SDGsと経営の統合に向けたコンサルティングを実施している。
ワンループリサイクルの実現に向けて
CSR活動の一環として、自社の産業廃棄物がリサイクルされ製造された資材を、自社の敷地内で使用していきたいという活動のコーディネートを開始した。
自動車部品製造メーカーへの廃棄物分別コンサルティング
自動車部品製造メーカーの主要工場及びグループ会社へ産業廃棄物分別コンサルティングを実施。産業廃棄物の発生抑制(有価物化)及びリサイクル化の促進、CO2削減を目的とし、分別要領の改善提案を行った。実施した結果、クライアントからは業界の状況も踏まえ、現状がよくわかったという感想をいただきました。自社でやれていたことは継続し、更なる改善のために他部門も巻き込んでいきたいという、今後の展望をお聞きしました。引き続き、サポートを行っていきます。