登録年度 | 2018年度 |
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氏名 | 鈴木 康浩 (スズキ ヤスヒロ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 自然への愛着、地球温暖化、資源・エネルギー |
主な活動地域 | 神奈川県川崎市 |
主な経歴 | 在学中に河川、海岸の清掃、就職後は東京、神奈川、新潟、四国で森林整備に参加。ドイツで原発全廃に伴う環境調査。京都議定書前後から日欧の地球温暖化防止対策、上場企業の環境報告書、環境ベンチャーの製品づくりなどを助言。東日本大震災ではすべての海岸線を支援で回り、植林や間伐材の活用に参加。 |
特記事項 | 資格:森林インストラクター、自然観察指導員、かながわフィールドスタッフ、受賞歴:青色LED訴訟和解、ECB・独連銀の金融政策、ソ連解体などで編集局長賞6回 |
活動の紹介
秩父巡礼を通じ学ぶ地域の自然保護
秩父を春夏秋冬訪れ、里山歩きを通じ、地域の緑化対策や自然保護について学ぶ。
自生種の樹木の種子採取
栽培種とは異なり、自生種は氷河期など大きな気候変動を生き抜いてきた強靭さを持つ。これらの樹木を種から育て、苗を提供することで自然環境の保全、生物多様性の確保を推進する。
無花粉スギ・ヒノキの栽培
花粉症対策の最も有効な手段は無花粉のスギやヒノキを育て、全国で植林することである。その活動に参画し、政府の花粉症対策を支援していく。
亜高山帯の植生を学ぶ
菅平を拠点に氷河期遺存種のツキヌキソウなど50種以上の植物を観察し、生物多様性の重要性について学んだ。
カイコ育成を通じて地域の緑化と自然保護
カイコを卵から数か月かけ育て、最終的に絹糸を採取する。カイコはクワの葉でしか育てることができず、クワを探すことで地域の緑化に対する認識も高めた。
筑波山と宝篋山に至る山塊と関東平野の地質を学ぶ
関東平野北部の筑波山はその南に宝篋山を従える山地を形成しているが、地質は異なる。現地調査でその違いを学び、関東平野の地質と比較してみた。
東京都の名園を巡り緑の確保・維持策を学ぶ
有栖川宮記念公園や善福寺、毛利庭園、新国立美術館などを巡り、自然と調和した植栽のあり方を学んだ
県境の植生と歴史、人々の生活
神奈川県と東京都の境を歩き、植栽や自然植生の違い、間伐などの手入れ状況、生活道の役割などを調べた。
埼玉県小鹿野町の自然環境調査
小鹿野町の春を象徴するセツブンソウとフクジュソウの分布を調べ、セツブンソウ園やフクジュソウ園で栽培されている様子を観察した。
弘明寺道・金沢道の名木林観察
縄文海進時の古大船湾の名残のある古道や寺社仏閣内植えられた古木をめぐり、その樹種が植えられた理由を検証し、環境配慮、あるいは環境調和型の植栽が古代から行われていた史実をたどった
「丹沢とツキノワグマ」講演会
推定生息頭数43頭の丹沢地域のツキノワグマを保護するための活動と施策について講演会を開催した
無花粉検定
スギ花粉を発生しない無花粉スギを選定するために、雄花を採取し、顕微鏡で花粉の有無を判定した
横浜みなとみらい地区の自然観察会
急速に開発が進むみなとみらい地区で植生がどのように管理、育成されているか観察した。
茅ヶ崎里山公園の外周道路予定地伐採作業
「桜の小道」を整備する作業で樹木伐採や下草がりに取り組んだ
都立小金井公園での自然観察会
小金井公園は樹種が豊富で、希少種も多い。種や実を中心に植物が環境に対応し、冬を越す戦略を研修した
横浜市立谷本小学校に隣接する學校林「谷本の森」の環境保全作業
6年生を中心に森の階段づくり、竹林整備に別れ、主に竹林の伐採を指導した。教職員と子供たちがきれいに最後まで道路の掃き掃除まで手掛けた。
横浜市立山田小学校の1年生・3クラス合計80名対象の環境教育
学校近くの山田富士公園で「秋を探そう」をテーマに①葉っぱの冬支度②木の実・草の実を探そう③くっつき虫④葉っぱの匂い――などについて学んでもらった。
横浜市立南山田小学校の1年生・4クラス合計105人対象の環境教育
目的は「身近な自然を学び、大切する心を育む。樹木・草花・昆虫等に触れ
合い、その不思議を発見する」こと。学校から近い徳生公園でアイスブレークに幹周24mのクスノキを大きさを手をつながず(コロナ対策)子供たちが並んで円形をつくり体験。カタバミの葉で10円玉を磨いたり、ドングリや落ち葉に目玉シールを貼ったりマジックで描いたりして「お顔」をつくって大喜び。オオバコ相撲やカツラの落ち葉のにおいをかぐのも子供たちには勉強になった。
横浜市立南瀬谷小学校の4年生3クラス126人対象の環境教育
鎌倉市の森の家周辺の森と施設を利用しての環境教育。小雨が降ってきたので野外は早々に引き上げ、施設内でクイズなどに取り組んだ。4年生になると、クズのシャボン玉ができる仕組みの説明なども熱心に聞いてくれる。
横浜市立豊田小学校の3年生3クラス83人対象の環境教育
2019年10月1日上溝小1年以来、1年ぶりの小学生向け環境教育。本来であれば毎年春~秋に実施するが、2020年はコロナ禍で依頼する側受ける側も自粛。夏の第2波ピークを過ぎ、落ち着いたところで、感染予防対策を万全にしてやっと再開。教える側も教えられる側もマスク着用が必須で、できるだけ接触も避ける。こうした中で、こどもたちは元気に日本最大のクスノキの幹周確認や乾燥させたクズの茎を使ったシャボン玉遊びに取り組んでくれた。
相模原市上溝小1年生「身近な自然を学ぼう」環境教育
1年生なので、むずかしい話より、自然を楽しんでもらおうとオシロイバナを使った「アリ釣り」やクズの茎をシャボン液につけて遊ぶ「へびニョロニョロ」、エゴノミを水をいれたペットボトルに入れて振って遊ぶ「シャボンぶくぶく」などに取り組んだ。子供たちはふだん校庭でかけっこやおにごっこをして遊ぶが、花壇の草花にも関心を持ってくれ、友達同士で仲良く遊んだ。
横浜市鳥が丘小3年生「身近な自然を学ぼう」環境教育
鳥が丘小の校庭の樹木は少ないが、それだけに一本一本の樹木、草花には価値がある。小さな池には矢部、大池、名瀬との名がついた希少なメダカがおり、横浜メダカの会の方の協力を得て、詳しく説明してらった。カタバミの葉を使った10円玉磨きなど体験型の学習が子供達には人気だった。
横浜市川上北小3年生「身近な自然を学ぼう」環境教育
所属する全国森林インストラクター神奈川会が地主と協力して谷戸の森林整備を長年続けている「名瀬の里」(横浜市戸塚区)で、里山のすばらしさを子供たちと一緒に学ぶ観察会を開いた。森林の役割はとても重要で、もし地球から森林がなくなったら、すべての生き物は生きていくことができません。地球温暖化の原因は人間の生活から大量に排出される二酸化炭素などの温室効果ガスで、木は吸った二酸化炭素を炭素としてたくわえる、などあらゆる生き物が森林環境のなかで命をつないでいることを教えた。
横浜市鶴ヶ峰小3年生「身近な自然を学ぼう」環境教育
学校の近くの自然公園で春夏秋冬、定期的に実施している観察会。こどもたちに「自分の好きな木」を選んでもらい、四季の移り変わりをスケッチ、観察してもらった。子供は移り気であるが、1本の木と年間を通じて対話してもらうことで、いきものの大切をじっくり感じてもらった。樹木はニガキ、サンショウ、ウワミズザクラ、ウグイスカグラ、コナラなど。スズメバチについては①大声を出さない②手で払わない③座るーーの3点を主に注意した。
横浜市南瀬谷小4年生「身近な自然を学ぼう」環境教育
南瀬谷小学校体育館及び小学校校庭内で4年生123人を対象に「身近な自然を学び、大切する心を育む」をテーマに、環境の大切さを教える講義のあと、校庭で樹木・草花・昆虫等にふれあい、その不思議を発見して、さらにそれらの文化、生活、歴史等に親しむ活動を行った。24mのロープで日んぶ本最大のクスノキの幹周を実感するアイスブレーキングを実施。季節柄、熱中症とスズメバチについて注意を促したうえで、エゴノミをペットボトルに入れて泡立たせたり、クズの茎を使ってシャボン玉をしたり体験型に取り組んだ。