登録年度 | 2018年度 |
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氏名 | 浅野 涼太 (アサノ リョウタ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 30代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、地球温暖化 |
主な活動地域 | 新潟県新潟市 |
主な経歴 | 公園の指定管理者として環境に関する活動の普及啓発に寄与している他、積極的にビオトープ管理を実施することで生物多様性や自然環境の保全に寄与している。また、生き物研究広報団体Bio connectに所属し、生物の調査および県民参加型の体験活動を実施している。 |
特記事項 | 1級ビオトープ施工管理士、公園管理運営士、技術士補(森林部門)等の資格を取得。佐潟周辺自然環境保全連絡協議会の委員および新潟県鳥類目録の編集委員に就任。 |
活動の紹介
ちょ~生きもの発表会シーズン4
コロナ禍での発表会であったため、本会場での生きものの発表だけでなくZoomによる配信、各施設でのパブリックビューイングの設置等、密にならないための対策を強化した。これにより、さらに多くの方々に生きものの魅力を伝えるきっかけとなったと思う。
佐潟周辺自然環境保全連絡協議会
佐潟周辺における自然環境の保全や健全な利用について各委員の皆様や行政機関等と意見交換を行った。特に現状に対する課題について掘り下げ、これに対するアクションについて話し合いを行った。
秋の生きもの観察会
地元公民館からの依頼で毎年、夏にセミの羽化観察会とカメの観察会、秋には秋の生きものを観察している。観察を通して子供達にはクモやハエ、ハチ等の生物の重要性や生き様を紹介し、少しでも愛着を持ってもらえるよう心掛けている。
鳥屋野潟及び公園の動植物の多様性と文化
鳥屋野潟と鳥屋野潟公園に生息する動植物の多様性や食物連鎖について話をした他に鳥屋野潟の生物と人との関わりについても自身の調査をもとに話した。授業を受けた学生からは身近な自然への理解が深まったとのご意見をいただけた。
結婚披露宴での自然観察ガイド依頼
鳥屋野潟公園鐘木地区で行われた結婚披露宴の催しの一つとして自然観察ガイドの依頼を受け、新郎新婦の親戚やご友人の皆様に実施しました。主に鳥屋野潟や公園に生息する動植物やそれを取り巻く環境について解説し、身近な自然に対する興味関心を深めるきっかけとしました。
ちょ~生きもの発表会サードシーズン
毎年実施してきたちょ~生きもの発表会。今年は事前予約制にした他、消毒、マスク着用、参加者の体温測定、オンライン配信、パブリックビューイングスペースを新たに設ける等の新型コロナウイルス感染予防対策を講じたうえで開催を決断しました。私はウシガエルの歴史と鳥屋野潟でかつて行われていたウシガエル漁について解説しました。
ガイドウォーク
7月から少人数での自然観察ガイドを再開しました。それ以降は毎月1回、鳥屋野潟公園の動植物のガイドを実施しています。公園に暮らす昆虫や野鳥、植物を中心に様々な生きものを今年も観察することができました。
鳥屋野潟の鳥・昆虫について話を聞こう
鳥屋野潟の鳥や昆虫、その他生物についての特徴や生態、食物連鎖について出前授業を実施しました。今年はこの他にも小学校や中学校、専門学校等で授業を実施しています。
YouTubeライブを活用した生きもの観察会
新型コロナウイルス感染症予防対策として生きもの観察会のライブ配信を実施しました。画面ごしではありますが多種多様な動植物を紹介することができました。また、これをきっかけにYouTubeチャンネルを立ち上げ、定期的に動植物の生態についての動画を更新しています。
ちょい生きもの発表会(オンライン発表会)
新型コロナウイルス感染症予防対策としてオンラインの生きもの発表会を企画・実行しました。外出自粛をされている皆さんに動植物の魅力を伝えることができました。私はサクラ、イモムシ、野鳥の関係について発表を行いました。
佐潟周辺自然環境保全連絡協議会
新潟市に存在する佐潟(湿地)は多種多様な生物やそれを活用してきた文化があります。この自然環境の保全に向けた協議会の委員として、年に1回程度集まり意見交換会を実施しています。
ちょ~生きもの発表会
12月7日、8日の二日間にわたり生物多様性をテーマとした生き物の発表会を実施しました。私は実行委員会の副委員長・事務局として企画運営にあたりました。発表会の具体的な内容は新潟県で活躍する生物分野の専門家が集まり、各々のテーマとする生物について発表を行うというものです。私自身も長年調査しているコブスジコガネについて発表しました。様々な分野の生物の話を聞くことで参加者は生物多様性を知るきっかけになりました。
2日間で合計286名の方々が参加しました。
鳥屋野潟の魅力 生き物たちの魅力
鳥屋野潟や隣接する鳥屋野潟公園の景観やそこに生息する生き物について日々の調査研究で得られた視点から講演会を実施しました。一見、潟と公園、田んぼはつながっていない環境に思えますが生き物たちをみていくとつながりあっていることや季節に応じて景観だけでなく生物相も変化していることについてお話しました。
講演会の参加者数は90名でした。
ガイドウォーク、潟育、ネイチャートリップの実施
身近な自然や生き物について触れ合う機会として、鳥屋野潟公園を中心にガイドウォーク、潟育、ネイチャートリップを実施しました。ガイドウォークでは毎月1回、公園を散策し、その時見られる生き物について解説しました。夏場は夜に実施し、コウモリやセミの羽化を観察する等、季節だけでなく時間的な生き物の住み分けについても解説しました。潟育は水辺の生物にフォーカスし、魚類や昆虫、植物について解説を行いました。
ネイチャートリップもガイド同様に季節の昆虫を中心とした観察会を実施ました。
鳥屋野潟および公園の生き物
鳥屋野潟や隣接する鳥屋野潟公園には多種多様な生物が生息しています。私自身、この環境に魅力を感じ、日々これらの生物について調査・研究を行ってきました。その際に得られた知識を小学生に向けて授業を行いました。また、実際にフィールドに出て観察会を実施し、興味関心を深めました。最後に鳥屋野潟公園で取り組んでいる生物多様性に向けた維持管理業務についてお話し、自分たちにもできる環境保全があることを伝えました。
全4回の授業で合計参加者数は684名でした。