登録年度 | 2019年度 |
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氏名 | 岩永 洋志登 (イワナガ ヨシト) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、水質 |
主な活動地域 | 沖縄県那覇市 |
主な経歴 | 沖縄県内における環境保全に関する業務に携わり、主に藻場干潟サンゴ礁等の保全策や改善策の提案を行っている。また修学旅行生や一般市民向けのエコツアーガイドやツアープログラムの作成、各種団体主催の講習会における講師、大学での野外実習の講師、建設業者向けの環境講習会の講師を行っている。 |
特記事項 | 技術士(建設部門建設環境、水産部門水産水域環境、総合技術監理部門)、APECエンジニア(Environmental)、IPEA国際エンジニア、生物分類技能検定1級水圏生物部門(底生生物分野)ほか。沖縄県版レッドデータブック改訂業務の藻類分科会委員。著書「海藻のはなし」。 |
活動の紹介
海藻草類貴重種の移植
漁港埋立工事によって消失する海草藻場の環境保全措置について助言した。
特にこれまで実施事例がほとんどない海藻草類についての移植方法、移植先、モニタリング手法等を助言した。
事業の発注自治体、受注設計コンサルタント及び工事施工業者に向けて取り組みやすい内容となるよう配慮した。
泡瀬干潟環境教育勉強会
建設事業者及び建設作業員向けの環境学習。事業における環境保全措置(環境への配慮)の必要性を理解してもらうため、事業背景から当該地域の生態系、生態系ネットワーク、生物多様性、周辺住民の生活環境等について説明した。休憩はさみ3時間半の講義。環境保全意識の高いひとはもちろん、ふだん「環境」のことにはやや関心が低いようなひとにも少しは事業が絡む環境問題について知ってもらうことができた。
護岸工事に係る貴重海藻保全策の助言
貴重な海藻の生育が認められる箇所で護岸工事が行われ、工事の影響、特に汚濁防止膜のチェーンによる擦れによる生育環境への悪影響が懸念された。事業主体(地方自治体)の担当部署及び工事施工業者に対し現地説明を行い、汚濁防止膜の設置位置を変更してもらった。あわせて貴重海藻の生物学的、学術的位置づけを解説した。