登録年度 | 2019年度 |
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氏名 | 清水 秀文 (シミズ ヒデフミ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 生命、自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 埼玉県川口市 |
主な経歴 | 絶滅危惧種II「クマガイソウ」の地域での復活、栽培・保護活動を小学校、地域と協力して行い、開花時季には「クマガイソウ祭り」を開催して地域に公開。その他、ビオトープや果樹園、原木椎茸などを子どもたちと作り地域に残された貴重な自然の中に生息する生き物の保全活動を行っている。 |
特記事項 | 埼玉県環境アドバイザー |
活動の紹介
小学校に田んぼを作り稲作に挑戦
小学校のブランコ撤去跡地に田んぼを作り、5年生が稲作を授業で行いたいと学校より問い合わせがあり、地域の農家の方々の協力で田んぼ作りから開始、子ども達が代掻き、田植え、管理をして秋に稲刈り、脱穀、玄米、精米と一連の作業を行い、自分達が作ったお米でおにぎりパーティを行った。
原木椎茸栽培
小学校5年生と2年生が協力して原木椎茸菌の植付けを行い栽培をスタート、コロナウィルス感染防止のため2年ぶりの開催。林業、椎茸の生長と使用後の榾木のカブトムシ繁殖への活用などサイクルと自然への愛着を高める活動を行った。
学校の生きもの
小学校2年生を対象に、学校の中庭で生きものを探して、その名前や食べ物などを調べる授業を行った。コロナウイルス感染拡大で外出する機会がなくなり、一層子ども達の生きもの離れが進んでいる。一方では、生きものに触れると目を輝かせる子ども達が多く、場の提供の必要性を強く感じた。
オタマジャクシ、カブトムシ里親募集
小学校に生息する貴重な生き物を子ども達と一緒に保護活動を行った。
校章の花 絶滅危惧種2のクマガイソウの栽培
校章の花が絶滅危惧種Ⅱのクマガイソウになっている小学校6年生に対して、1年間コロナ下で学校行事が出来なかった子ども達の思い出作りとSDGsの一つの目標、陸の豊かさを守ろうを理解、実践する場として、クマガイソウの苗を全員で植付ける授業を開催した。毎年春の開花の時期に学校を公開して地域の方々に公開、自分達が植えたクマガイソウをこれからも大切にして、地域の豊かな自然保全に係わっていってくれると期待している。
どこにいるかな、なにがいるかな
小学校2年生の子どもを対象に、小学校の中庭など屋外で「どこにいるかな、なにがいるかな」をテーマに、どんな生き物が、どんなところに生息しているのか、自分で実際に生き物を捕まえて、名前を調べてなぜそのような場所にいるのかを考える授業を行った。カブトムシの幼虫やオオゴマダラの金色のさなぎを用意して見せた。楽しく生き物を捕まえて学習していた。自然に接する機会のない子ども達に興味を喚起させる事が出来たと考える。