登録年度 | 2019年度 |
---|---|
氏名 | 川内 彬宏 (カワウチ ヨシヒロ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 30代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 三重県名張市 |
主な経歴 | 地方公共団体での公務を通じ、環境対策室ではごみの減量化・資源化、3Rの推進、地球温暖化防止等の啓発に関して、教育委員会では、文化財であるオオサンショウウオや自然名勝の赤目の峡谷の保存・活用を担当し、調査、啓発、学習会等を実施しており、定期異動で職務を離れた現在も続けています。 |
特記事項 | 資格:環境社会検定 著書:オオサンショウウオのぼーちゃん 発表:廃校のプールを活用した交雑種の飼育について(日本オオサンショウウオの会長浜市大会) |
活動の紹介
日本オオサンショウウオの会 活動報告ほか
日本オオサンショウウオ会古座川大会で、三重県名張市及び近隣市村において実施しているオオサンショウウオの交雑種への対応等に関する活動報告を行った。
また、観察会では、本種の計測、参加者への説明を行った。
市職員対象のオオサンショウウオ勉強会
名張市職員を対象として、特別天然記念物オオサンショウウオの座学・現地観察を主催した。
参加者は名張市長のほか、地域、町おこし、環境、河川改修等、本種に密接に関係する部署の職員約30名が参加した。
また、本種の保護に理解の深い水資源機構に協力をいただいた。
オオサンショウウオ公開身体測定
12月3日、三重県名張市の赤目四十八滝入山口にある日本サンショウウオセンターで、飼育している個体の身体測定を公開して行いました。
後進の育成のため、同日は将来両生類の研究をしたいという京都大学の学生を呼びました。
なお、これらのことは新聞等でも報じられました。
副読本「ふるさと学習なばり学」の原稿執筆
名張市教育委員会からの依頼により、小中学生が使用する副読本「ふるさと学習なばり学」のオオサンショウウオに係る説明、写真を寄稿しました。
オオサンショウウオ観察会
三重県伊賀市のNPO法人伊賀水と緑の会からの依頼で、毎年実施しているオオサンショウウオ観察会の講師を勤めました。参加者は例年と同じ約20名です。
昨年まで使用していた公民館の建て替えに伴い、新会場での実施で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止には万全を期しました。
オオサンショウウオ観察会
名張市の赤目四十八滝入り口にある日本サンショウセンターからの依頼で、飼育個体の計測を昨年1月31日に続き、公開して行いました。
当日は、閑散期に地域を盛り上げるために現地の若手経営者らが企画した滝まつりというイベントの日に合わせて行うことにしました。実施に際しては同まつりの発起人の方々との打ち合わせの上、チラシの確認、インスタグラムでの広報などを行いました。
三重県立上野高校理数科で授業(SSH)
三重県立上野高校(文科省指定のSSH(スーパーサイエンススクール))の依頼により、10月18~20日の3日間にわたり、オオサンショウウオの授業を行いました。
18日:座学
19日:計測等の体験(名張市教育委員会の協力を得て実施)
20日:計測等の結果のデータ処理・考察
オオサンショウウオ観察会
地元NPOが主催するオオサンショウウオ観察会の講師を勤めるとともに、次年度の開催に向けたアドバイスを行いました。参加者は約30人で、小学2年生から70代までと幅広い年代の参加者に特別天然記念物であるオオサンショウウオの生態、保護などについて座学を行ったあと、生息地へ移動し、生息状況調査(文化財保護法に基づき許可を受けています。)を体験していただきました。
また、この取組みについては、本種の保護を行っているNPO法人日本ハンザキ研究所の会報「あんこう」へ寄稿し、掲載されました。