登録年度 | 2019年度 |
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氏名 | 植田 敏史 (ウエダ トシフミ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、水質 |
主な活動地域 | 山口県下関市 |
主な経歴 | 持続可能な農業経営の一環として、環境教育を通じた里山保全や体験農業の企画運営 小学校や高等学校を対象とした、生物多様性に関するESD活動やビオトープ創生の企画運営 ヒヌマイトトンボ生息地における見学会、清掃活動などの企画運営 地域住民を対象とした水辺リングプロジェクトの運営、講師活動 |
特記事項 | 技術士(総合技術監理部門、建設部門、環境部門、水産部門) 中国地質調査業協会 情報化委員 下関長府ライオンズクラブ 理事 「自然共生」におけるESD推進部会 委員 |
活動の紹介
海岸清掃活動
山口県立豊浦高等学校の3年生及び教員、下関長府ライオンズクラブの共同で、海岸清掃を行った。
ごみ採取はプラスティック、ペットボトル、ガラス、流木など、分別して拾うようにお願いして行った。
まじめ川ミズベリング教室
小学生を対象に、まじめ川に生息している魚介類を採取して頂き、これらの生物が我々の生活とどのように関係しているのかを考えて頂いた。
また、電子顕微鏡を用いて、動植物プランクトンを観察してもらった。
海ごみによる生物への影響の授業
子ども食堂で小学生や中学校を対象に海ごみによる生物への影響とパターゴルフの授業を行った。
生物の授業はクイズ形式で10問程度行い、正解者には「うまい棒」のおやつを提供した。
インターシップ
宇部市立藤山中学校の2年生を対象にインターシップを行いました。 水質調査に用いる機材や測定機の使い方の研修をはじめ、水質測定、データ整理、考察に携わってもらいました。
バンドーン採水器を用いた重たい採水作業をはじめ、ヒヌマイトトンボの生息地の中に草をかき分けて行う採水作業は、少しきつい思いをしたかもしれませんが、最後まで頑張って頂きました
海岸清掃及び環境教育
山口県立豊浦高等学校3年生(173名)を対象に、「海のごみ」による生物被害の現状、プラスチックごみの現状と人の健康への影響、海岸清掃の意義、ごみの分別収集による資源の3Rなどについて授業を行い、海岸清掃をを行いました。
授業に参加してくれた生徒の皆さんは、ごみの分別収集に対する意識や、海洋生態系による被害を少しでも抑制するために、砂に埋もれて回収が困難な魚網やビニールなど、1つ1つ丁寧に掘り起こして回収して頂きました。
12名の教員も参加して頂き、今までにない、大きな清掃活動となりました。
美化活動によるごみの散乱状況の把握とトンボの保全活動
希少種のトンボがが生息するエリアでは、遊水池が位置しており、山、川を通じて流れ込んできたプラスチック、空き缶など、様々なごみが堆積している。美化活動によりごみを収集・分別し、実際に流れ込んでいるごみの種類・重量を把握するとともに、希少種のトンボの個体数と植物、水質などの変化などについて説明し、自然への愛着を持っていただくイベントを行った。
まじめがわキャンドルナイト
水辺とまちに対する社会的関心を高め、市民、企業、行政が一体となり、かつてのにぎわいを失ってしまった水辺の新しい活用の可能性を創造していくために、キャンドルナイトを行い、川の魅力を感じてもらうとともに、街の活性化を目指したものである。
当方は委員会のメンバーとして、企画立案やイベントを運営し、地域の方と一緒に川の魅力を全国に発信した。
中川河口ポンプ場周辺の清掃活動
藤山中学校三年生115名、宇部西高生25名ほかの約150名が参加し、清掃活動を行いました。
現場では、ごみの散乱状況を把握してもらうために、種類や重量について、ペットボトル、ビン、缶などかなり細かく数を数えながら、可燃ごみ、不燃ごみ別の袋に回収しました。
清掃活動の前に、生徒が安全に作業ができるように、ごみ拾いのための通路の確保として、ヨシや雑草、低木を草刈り機で刈り、イバラなどのとげ植物のカット、ごみの多い水際に降りれる降り口の確保、などの準備も行っております。
中川河口ヒヌマイトトンボ生息代替地に関連した事前授業
藤山中学校で3年生対象に中川河口ヒヌマイトトンボ生息代替地に関連した事前授業を行いました。
毎月の環境モニタリングの報告を行い、ヒヌマイトトンボが生息するためには、常に底質が湿潤に保たれている、適度な塩分濃度、ヨシの密度が保たれていることが必要であることを報告しました。
本フィールドは、代替地の改良工事によって多様な環境がつくれるよう、代替地内の地盤高が調整されたが、必ずしも期待通りにはいっていなく、調査結果を通じて、新たな提案を行います。
長府御舟手・三軒屋海岸清掃~私たちの生活(ごみ)と海洋汚染~
下関長府ライオンズクラブの活動の一環として、山口県立豊浦高等学校と海岸清掃を行いました。清掃に先立ち、海洋ゴミが及ぼしている生態系への影響や、近年、クローズアップされているマイクロプラスチックの現状について説明を行いました。また、我々が清掃活動を行う意義について説明し、海洋ゴミの減少や地域貢献活動への助成を図るために、私たちの暮らしの中で簡単に出来る13項目を理解して頂いた。