登録年度 | 2020年度 |
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氏名 | 雨宮 隆 (アメミヤ タカシ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 地球温暖化、資源・エネルギー、3R |
主な活動地域 | 埼玉県南埼玉郡宮代町 |
主な経歴 | ・大手電機メーカーで新エネルギー分野や廃棄物ガス化発電システムの技術開発等(~2009) ・環境保全・資源リサイクル業界で環境推進責任者、産業廃棄物リサイクルの技術開発等(2009~13) ・日本工業大学にて環境分野の専門教育および研究活動、主任内部環境監査員(2013~19) |
特記事項 | 【資格】博士(環境学)、技術士(衛生工学部門廃棄物、総合技術監理)、ISO14001審査員補 【委員】宮代町廃棄物処理検討委員会等 ・中小企業の環境マネジメント構築や自主宣言、地域のSDGs未来都市・脱炭素化への計画作り、企業/地域のローカルSDGs活動などを一緒にお手伝いします。 |
活動の紹介
久喜市環境審議会の会長として活動
久喜市より環境審議会会長を委嘱されており、例会にて議長の立場で、市より提出された報告及び審議事項の討議を取りまとめた。1月審議会では、市が策定した温暖化対策実行計画の柱となる再エネ発電事業計画の妥当性について議論した。本事業は公共庁舎のスペースを利用して太陽光発電設備を設置し、電力小売を行うものである。
SDGsの目で見た食品ロス問題
表面技術協会からの依頼により関東支部講演会にて掲題の講演を行った。食品ロス問題は国際的にも議論されている大きなテーマで、SDGs目標2にも関連する。日本の食品ロスは年間500万トンもあり、行政もいろいろな対策を講じているが削減のテンポは遅い。今後はICT技術を活用した食品の流通や消費者サービスの効率化によるロス削減効果が期待できる。
大学生向け「廃棄物と資源リサイクル」テーマ講演
日本工業大学の学生約400人(主に1年生)に対し、「廃棄物と資源リサイクル」のテーマで講演。本講演は共通教育系一般講座「環境と科学技術」の一環として行ったもので、内容としては下記のような項目を扱っている。
日本の物質循環の状況、一般廃棄物と産業廃棄物の種別、身近な廃棄物の回収・再生利用の現状、プラスチック汚染の問題、食品ロスの問題、廃家電製品や小型家電のリサイクル、廃棄物の越境問題、SDGsでの位置づけなど。
宮代町廃棄物処理検討委員会の委員長として活動
埼玉県宮代町の一般廃棄物処理計画(5年毎に改訂されており、今回は2022年版)を策定することを目的に、2021年4月に廃棄物処理検討委員会が設置され、委員長に就任。22年度は6回の委員会が開催され、宮代町一般廃棄物処理基本計画改定案を取りまとめた。最終的な計画案は23年1月16日に宮代町長に答申され、これに伴い本委員会活動も終結となった。
全国学生清掃週間(NSCWeek)主催のイベントにて基調講演
全国学生清掃週間(NSCWeek)は、大学生が海洋プラスチック問題についての知識を習得し、実際に海岸や川辺の清掃活動を行うことで環境問題に貢献することを目的としたイベントで、新潟環境ネットワークと日本工業大学学生環境委員会の共催。今年は9月12日から1週間にわたり、新潟と埼玉をリモートで結びながら活動を実施した。
報告者は初日に「海洋とプラスチックの課題」をテーマに基調講演を行い、プラスチックの種別や回収されたPETボトルのリサイクル方法、海洋にもたらすプラ汚染の影響などの情報共有を行った。
宮代町廃棄物処理検討委員会の委員として活動
埼玉県宮代町の一般廃棄物処理計画(2022年版)を策定することを目的に、2021年4月に廃棄物処理検討委員会が設置され、21年度に6回の委員会を実施中。報告者が委員会委員長を委嘱され、司会進行・議論取りまとめ等を行った。一般廃棄物処理計画について5年ごとの見直しを行うもので、今回は、久喜市に新設される廃棄物焼却施設の利用を見込んだ計画づくりがベースとなっている。特にプラスチックごみの処理方法の選択をどうするかなどが大きな議論となった。