登録年度 | 2020年度 |
---|---|
氏名 | 重岡 廣男 (シゲオカ ヒロオ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、3R |
主な活動地域 | 静岡県静岡市 |
主な経歴 | 市街地の丘陵地における放置竹林を伐採し植樹する活動を行ってきた。後に、保全活動の場を限定し、身近な自然環境における生物多様性や公益的価値などについて周知してきた。また、教育の場においては、自然素材を活用して生ごみや紙ごみを資源化する環境学習を展開してきた。 |
特記事項 | 日本の固有種であるミヤマヨメナ(園芸名ミヤコワスレ)について研究を行ってきた。また、静岡県・市の生物多様性委員会などの委員として活動する一方で、環境保全に関する著書・論文などを執筆してきた。現在は、各種教育機関や生涯学習交流館などでごみに関する環境学習を展開している。 |
活動の紹介
環境とSDGs ~ESD教育をふまえて~
保育士対象の資質実践向上研修会である。研修会では、ESD教育の実践例として、竹粉による生ごみの取り組みと、自然界から生まれる次世代の産業について講話した。
市内のごみの現状と学習プラザの取り組み
国立機関職員研修会において、市内のごみの現状とごみの減量・リサイクルに係る学習を紹介した。講話を行った後、施設内展示した展示物などについて説明を行った。アンケートを取った結果、多くの職員から好評をいただいた。
生物多様性と生活
静岡市の令和6年度「市民生きもの調査員養成講座」において、生物多様性と私たちの生活について講話した。講座では、豊かな生物多様性は人に多大な福利をもたらすことや、全ての生物の命はつながっていることなどを話した。本養成講座は、この後、異なる日程で鳥類、魚類、ほ乳類、爬虫類、昆虫類の講座が開かれた。
生活と自然環境
高校生対象の環境授業。授業では、生活と自然環境との関係について講話した。私たちの生活は自然がもたらす恵みに依存しており、この先は自然環境の保全保護が重要であることを詳細に説明したつもりである。また、次世代の産業のヒントは自然界にあるということも言及した。
自然の不思議に触れる
年長の園児を近くの丘陵へ引率して、臭いに特徴ある植物や異なる形態の植物に触れ、驚きを喚起させることに努めた。自分たちが住んでいる自然環境には、いろいろな生物が生息し、一生懸命生きていることを感じてもらう取り組みでした。
未利用資源を活用した循環型生活の実践
行政主催の環境授業「静岡市環境大学」である。講座では、「未利用資源を活用した循環型生活の実践」として、竹粉による生ごみの取り組みを紹介した。本講座には、行政、教育機関、大学生など多様な人が参加した。
環境とSDGs~ESD教育をふまえて~
保育士対象の資質実践向上研修会である。研修会では、ESD教育の実践例として、竹粉による生ごみの取り組みと、自然界から生まれる次世代の産業について講話した。
生物多様性と私たちの生活
静岡市の令和5年度「市民生きもの調査員養成講座」において、生物多様性と私たちの生活について講話した。講座では、豊かな生物多様性は人に多大な福利をもたらすことや、全ての生物の命はつながっていることなどを話した。本養成講座は、この後、異なる日程で鳥類、魚類、ほ乳類、爬虫類、昆虫類の講座が開かれた。
生活と自然
高校生対象の環境授業。授業では、生活と生物多様性との関係について講話した。生態系サービスが私たちの生活に及ぼしている影響を詳細に説明したつもりである。また、次世代の産業のヒントは自然界にるという視点についても言及した。
竹粉を活用した生ごみの堆肥化
大学主催による高校生対象の環境授業。講話では、今日問題となっている管理されない竹林の活用として、タケを粉砕して作った竹粉と、家庭から排出される生ごみを混ぜて堆肥化を図り、野菜栽培などに活用する取り組みを紹介した。本取組は、未利用物を活用して再資源化を図り、循環型の生活のあり方を考えることを目的としている。
都忘れを知る
園芸名「都忘れ」を知る人は多いが、自生種であるミヤマヨメナの実態を知る人は少ない。また、都忘れという呼称には高貴な人の故事が由来し、その名称および学名は変遷を重ねてきたが、知る人は少ない。そこで、本植物の周知と保護を図る講話を行いました。
竹粉と生ごみで堆肥を作り、野菜栽培に活用する
住環境の問題である管理されない竹林のタケから作った竹粉と、食品ロスとも関係する生ごみを混ぜて堆肥を作り、野菜栽培を行う学習です。循環型生活とは、こうした学習を体験することが習得できます。こうした学習は、教育機関ばかりでなく、種々の施設でも開催可能です。
生活と生物多様性
静岡市行政が主催する令和4年度「市民生きもの調査員養成講座」において、生物多様性と私たちの生活について約60分の講話を行いました(27名)。受講生からは好評を得ました。
生ごみを竹粉を使ってたい肥にしよう!
家庭から出る生ごみと管理されない竹から作った竹粉を混ぜて野菜栽培に使用するたい肥を作る(27名)。学習を通して、未利用物(生ごみと竹)が役立つものに変わることを知る。本講座は、こども園の他に、生涯学習施設など多くの施設でも活用できると思われます。
健康に影響する 環境の変化と健康課題
大学生対象の90分授業です(120名)。講座では、ごみの背景にある各種環境問題と、それらの問題が健康や生活に及ぼす影響を話しました。学生からのアンケートでは授業内容は好評でした。
雑がみと植物繊維を活用したはがき作り
使用した雑がみと草の繊維を活用してはがき(再生紙)を作る学習です(受講生60名)。子供たちには、雑ががみと草から世界に一枚だけの紙ができることに驚きの表情が見られました。本講座は、こどもや園から好評であり、継続して毎年講座依頼を受けています。
竹粉による生ごみの堆肥化
放置竹林のタケを粉砕して作った竹粉と、食品ロス問題にもなっている生ごみを混ぜて堆肥を作る学習です(受講生60名)。出来た堆肥で野菜を栽培し、食して残った廃棄物はまた竹粉と混ぜて堆肥にします。本学習は、異なる問題(住環境と生活)を同時に解決させ再資源化を図ることと、循環型の生活を体験させることを目的としています。本取組みは多くの市民が実践できるSDGsでもあり、生涯学習施設や教育機関から多くの講座依頼を受けています。
人の生活と自然環境
3回にわたる高齢者の学び講座です。講義時間は120分間で参加者は1講座で60名前後でした。講義では、人の生活と自然との関わりについて解説し、そこから生物多様性の重要性について講話しました。また、本講義では自然環境から生まれる産業として、生物模倣技術やCNF産業などを紹介しました。こうした情報は、受講生の子どもや孫などとの関係を深める際には役立つものです。毎回のアンケートで好評であったことが分かりました。
生物多様性と私たちの生活
静岡市の令和3年度「市民生きもの調査員養成講座」において、生物多様性と私たちの生活について約60分の講話を行いました(参加者20名)。講座では、豊かな生物多様性は人に多大な福利をもたらすことや、全ての生物の命はつながっていることなどを話しました。本養成講座は、この後、異なる日程で鳥類、魚類、爬虫類、ほ乳類、昆虫類の講座がありました。講義は好評でした。
健康に影響する環境の変化と健康課題
大学生を対象とした90分授業です(受講生120名)。本講座では、ごみの背景にある環境問題を紹介し、それらの問題が人の生活や健康に及ぼす影響について講話しました。また、講義では生活の質を高める行動についても実践例を示して講話しました。生活や健康は、自然から影響を受けることが少ないと認識している学生もいたようですが、そうした学生にも改めて考える機会を提供できたと思います。受講した学生アンケート結果は、好評でした。