登録年度 | 2021年度 |
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氏名 | 青海 万里子 (アオミ マリコ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 資源・エネルギー、消費生活・衣食住、3R |
主な活動地域 | 石川県金沢市 |
主な経歴 | 1995~2000年、金沢市民芸術村エコライフ工房市民ディレクター。1998年~現在、金沢ボランティア大学校環境コース講師。2000年~現在、金沢エコライフくらぶ代表。2013年~現在、NPO法人消費者支援ネットワークいしかわ理事。2019年~現在、NPO法人いしかわフードバンク・ネット理事。 |
特記事項 | 石川県自然学校インストラクター。環境省3R推進マイスター。『金沢もったいないじぃ~典』『食材レスキュー使い切りレシピ集Ⅰ,Ⅱ、Ⅲ』2006年~石川県地球温暖化防止活動推進員。2014年~石川県環境審議会委員。2021年~金沢市食品ロス削減推進協議会委員。2010年ふるさと石川環境保全功労者表彰。 |
活動の紹介
省エネ穀物カイロ作り
公民館のSDGs学級の一環として開催。あらかじめ洗い縮めたウール古着をゼリービーンズ型に裁断して仕切りをミシンで縫って準備し、参加者は古米と好みのドライハーブを入れて仕切りを手縫いで仕上げる講座。ずっと温め続ける電気毛布やあんかと、電子レンジで加熱する穀物カイロのエネルギー消費量を比較して、暮らしの中で簡単に取り組める省エネについて考えるきっかけとし、家に持ち帰ってすぐ使える省エネグッズが好評。
子育て応援リユースフェア
市環境局ごみ減量推進課が主催する「子育て応援リユースフェア」の中で、小さくなってサイズアウトした乳幼児服を大きくするリメイクを施した服や、他の作品にリメイクした小物などを提供した。併せて裂けたり穴の開いた服を繕うダーニング、シミなどを気に入ったプリント端切れでアップリケするなどの「かんたんお直し教室」も開催した。
紙の3Rのお話しと染め紙うちわ作り
紙のクイズをしたり、紙は何回も漉き直すことのできるリサイクルの優等生、などのお話をした後、イベントでもらう企業名の入ったうちわの紙をはがし、折り染めをした障子紙を貼ってオリジナルのマイうちわを作る出前講座。低学年の児童でもでき、捨ててしまいがちな名入りうちわをアップサイクルする取り組みで、一緒に参加した保護者にも家にある不用品を使って子どもと一緒に役立つものを作る動機付けになったと思う。
食品ロスとフードドライブ活動
更生保護女性会の総会での講演。食品ロスの現状と、日頃の生活の中で食品ロスを減らすことのできる取り組みやアイデアの紹介、世界と日本の子どもの貧困の現状と子ども食堂や子育て支援など特に生活に困難を抱える家庭への見守り活動などの紹介、地域でできるフードドライブの取り組みなどについてお話しした。SDGsの12、13へのアクションが13の協働によって1,2、3の改善につながる具体性のある提案であり、共感を持って聞いたいただけるテーマだと思う。
ラジオ番組での情報発信
朝のラジオ番組で月に1回10分程、スタジオの2人のアナウンサーと環境をテーマにトークを行っている。季節に応じて、またその時の旬のネタを取り上げてできるだけリスナーの暮らしに役立ちすぐ実践できるアイデアを紹介するよう努めている。2006年から今年で18年目を迎える。1/8は着古したセーターを洗い縮めてぬいぐるみや穀物カイロにアップサイクルする方法の紹介。2/3は能登半島地震で避難所にいる方々や自宅に保存している防災食を食べやすくアレンジしたレシピを紹介した。
省エネ保温調理器作り
ウール古着を縮絨してアップサイクルし、アルミ蒸着保温シート、スタイロフォームなどの断熱素材と組み合わせた保温調理器作りの講座。沸騰させた鍋を入れて余熱で煮込む。家に持ち帰って毎日の調理に使いこなしてもらえるよう、保温調理器を活用したレシピ集も配布している。
ダンボールコンポスト初級編
市からの委託を受けてダンボールコンポストの講座を実施。生ごみのゆくえを自由研究にする小学生親子も対象に開催。毎年優秀賞に選出されるなどの成果が出ている。3か月後には大学の研究者を講師に迎えて生ごみが堆肥化する仕組みについて学ぶ上級編も開催。修了者はコンポスト指導者に認定され、地域のリーダーとして活躍してもらっている。
買い物ゲーム
児童クラブの依頼で、環境にやさしい買い物をゲーム形式で実施。商品についている環境ラベルを探したり、バージンパルプとリサイクルトイレットペーパーを触って比べたり、バナナのフェアトレード紙芝居を見るなどした。
かえっこバザール
遊ばなくなったおもちゃを持ってきて「かえっこカード」にポイントスタンプを押してもらい、欲しいおもちゃをポイントでゲットする、お金を使わないおもちゃの交換会。2003年の金沢21世紀美術館プレオープンで開催された美術家の藤浩史氏による「かえっこバザール」に参加して以降、おもちゃをリユースする環境教育として位置付けて実施している。
食材レスキュー親子クッキング教室
使い切れずに捨ててしまいがちな調味料や大型野菜を余さず使う料理を親子で実践。家族単位で調理し、できた料理を持ち帰ることでコロナ禍でも実施できる料理教室のスタイルを工夫している。考案したレシピ集もウェブサイトで公開。