登録年度 | 2021年度 |
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氏名 | 辻 博子 (ツジ ヒロコ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 地球温暖化、消費生活・衣食住、3R |
主な活動地域 | 滋賀県大津市 |
主な経歴 | 県内最大の環境団体に20年勤務。食のグリーン購入やエコ通勤を進める研究会、年十数回の研修会企画、レジ袋有料化等に携わる。3R、グリーン購入、エシカル消費等に関する講師歴多数。現在はNPOにてSDGsの推進、気候変動対策の担い手育成、プラスチック容器削減の仕組みづくり等に取り組む。 |
特記事項 | 滋賀県立大学環境科学研究科修士課程修了、滋賀県立大学コミュニティ・アーキテクト(近江環人)、滋賀県環境審議会委員(2014~2021)、大津市廃棄物減量等推進審議会委員(2019~2021)、MLGs推進委員会委員(2021~)、現在滋賀県基本構想審議会委員(2021~)他多数 |
活動の紹介
小学校への出前講座

彦根市の市立小学校より依頼を受けて、5年生の希望者を対象に「びわ湖のごみ問題について考えよう」をテーマに出前講座を実施した。お話とワークショップでプラスチックごみの現状について理解を深め、プラスチックの何が問題か、自分に何ができるか考えてもらった。
SDGsの理解を深める小学生向け連続講座の企画・運営

小学生を対象とする5回の連続講座を企画・運営し、当日はコーディネーターを務めた。
第5回は受講生が主催者側となるイベントを開催し、それまでに学んだことを来場者に伝える場とした。
大阪万博200日前を記念したごみゼロイベント

流域内で環境保全に取り組む団体等のつながりを広げ、プラごみ問題の解決や、大阪ブルー・オーシャン・ビジョンの達成等を目指す、大阪万博200日前イベントの企画・運営に携わった。
当日は、滋賀県内の環境団体等を中心に近畿圏の関係団体30団体・約100名が集まり、展示・ワークショップや報告を行い、参加者で一斉に琵琶湖岸の清掃を行った。
企業・事業者が取り組むプラごみ削減に関する報告・コーディネート
滋賀県が進める琵琶湖版SDGs:MLGs普及に向けた県民会議の企画に携わり、当日は、自身の活動に関する報告とパネルディスカッションのコーディネートを務めた。
琵琶湖岸3か所でのマイクロプラスチック調査

夏休みに琵琶湖岸3か所(大津市、近江八幡市、彦根市)で、砂浜でのマイクロプラスチック調査とプラスチックごみ問題に関する学習会を企画・運営し、小学生とその保護者・弟妹等192名が参加した。
10月には、滋賀県が主催するサーキュラーエコノミーをテーマとするイベントで、参加した小学生による調査報告会も実施した。
小学生店長による「こども商店街」の企画・運営

子どもたちが主体的にこども商店を運営し、不要になったものを捨てずに循環させることで、ごみを減らせること、新たな価値を生み出せること等を学ぶと共に、仲間との協働を体験することを狙った「こども商店街」を企画。滋賀県大津市の丸屋町商店街、大津祭曳山展示館に協力いただき、16ブースが出店した。
子どもSDGsワークショップ(全6回)企画・コーディネート

子どもたちが、自分と自然や社会とのつながり、自分の住む地域と世界とのつながりについて学び、より良い社会をつくるための方策を自ら考え、他者に伝える発信力と、仲間と助け合って課題解決に挑む協創力を身に着けることを目的として開催。国際目標であるSDGsを滋賀・大津の地域性に落とし込み、地域ならではの解決策を考えるワークショップを全6回で企画し、ファシリテートした。
国際感覚を身に着けていただくために、外国人講師も迎え、英語を交えてのワークショップとした。
「サステナブルな未来への転換~気候危機を超えて~」企画・運営

滋賀県庁の会議室においてシンポジウムを開催し、東京大学名誉教授の山本良一氏と、滋賀県および企業から講師を招いた。気候と環境がティッピング・ポイント(転換点)を超える非常事態が迫っていることについて、その国際動向と滋賀県内での動きについてお知らせし、企業、自治体が今後すべきことについて議論した。
「未来をつくるRキッズ 夏休みワークショップ」の企画運営

小学生を対象にプラごみの現状を学び対策について考える連続講座(全6回)を開催した。講座では、一方的に講師が教えるのではなく、受講生が自ら考え、仲間と議論し、自分の意見を発信する場づくりに努め、『協創力』を持つ人材育成を目指した。
また、連続講座のチューターとして大学生、高校生に活躍の場を提供し、大学生、高校生の自主的な活動へとつなげることも狙った。
サステナブルな暮らし方に関する連続講座の企画・運営

講座「つながるカフェ」を4~6月に月1回開催し、延べ約50名に参加いただいた。
ガチガチの環境講座ではなく、楽しい手作り教室などのワークショップを通じて、自然と自分の暮らしとのつながりについて考えるきっかけづくりをし、その後の暮らし方に役立てていただこうというもの。
今回のテーマは「お茶の歴史と茶歌舞伎体験」「竹でカトラリーづくり」「和菓子づくり体験」。
夏休み!プラスチック探偵団
夏休みに小学生向けの連続講座(全4回)を開催し、ワークショップでプラスチックごみに関する理解を子どもたちに深めた。最終日には、受講生が自ら考えたプラスチックごみを削減するためのアイデアを発表してもらった。
「琵琶湖とプラスチックごみ問題~あなたは2050年をどう描きますか?~」
滋賀県地域女性団体連合会主催のセミナーで講師を務めた。
コミュニティ・アーキテクト(近江環人)ネットワーク第13期総会・現場報告会
滋賀県立大学を会場に、リアルとオンラインでハイブリッド開催された現場報告会において、プラスチックごみ問題解決に向けた活動を報告した。
オンラインセミナー「生ごみ処理と循環型社会を考える 」
CO2ネットゼロ社会の構築に向けて、生ごみ処理の方法は重要なポイントとなり得る。水分の多い生ごみを「燃えるごみ」として出すことは、エネルギーロスの視点からも大きなマイナス要素となる。「生ごみのたい肥化」には様々な方法があるので、自分に合った方法を見つけて無理なく進めることが長続きのコツであることから、種類や特徴について解説し、参加者と共にディスカッションした。企画・運営し、当日はコーディネーターを務めた。(主催:しがローカルSDGs研究会)
フォーラム「ドイツに学ぶ 地域からのエネルギー転換 」
ドイツの再生可能エネルギーの取組みについて学び、滋賀県が進める「CO₂ネットゼロ社会づくり」について、若者を交えて考察するオンライン・フォーラムを企画・運営し、当日は司会を務めた。(主催:しがローカルSDGs研究会)