登録年度 | 2021年度 |
---|---|
氏名 | 高畑 正 (タカハタ タダシ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 兵庫県神戸市 |
主な経歴 | ①神戸市の公園技術職員として38年間、公園緑地の設計施工および維持管理運営に従事②定年後、国営あいな里山公園の初代園長として里山管理に従事③公務の傍ら、92年より神戸市職員と市民が協働で活動する神戸エコアップ研究会、農・都共生ネットこうべ、横尾自然塾等で活動。④2021年よりh兵庫県地球温暖化防止推進員。 |
特記事項 | ①資格:環境再生医上級、1級造園施工管理技士、公園管理運営士②受賞歴:公園緑地功労賞、兵庫県人間サイズのまちづくり賞知事賞③著書:学校ビオトープの展開、緑のコミュニティデザイン、検証・学校ビオトープ、ため池絵本『はなのわらぐつ』④委員等:横尾小学校学校評議員、兵庫県地球温暖化防止推進員、元摂南大学非常勤講師 |
活動の紹介
生きものと共生する街を考えよう
神戸市西区出合の青少年育成協議会からの依頼で、小学校体育館で子ども48人のほか、校長や青少協役員など72人に生態系や生物多様性について講演した。事前に近くで採取した生きものや昆虫標本などの解説とともに、チョウの生態や環境未来館ビオトープの生きものなどをPPで講演した。大人にも子どもにも実物は効果が高い。地域内の身近なところに生きものがいることに驚いていた。
ため池と周辺樹林の整備について助言
2024年2月、ニュータウン近郊の旧町の財産区からため池と周辺樹林の整備について助言を求められた。すぐに現地調査し、ため池の状況の把握とともに今後の工事について説明を受けた。コナラ、クヌギなどの樹林の持続的な維持管理とため池のヨシ原の再生などを助言した。
近隣の高校の家庭科×理科のクロスカリキュラムを担当
2023年10月、11月は、近隣の高校の家庭科×理科のクロスカリキュラムを担当した。竹林の侵入と私たちの暮らしを考える講座である。40人の生徒は竹林の荒廃状況を視察し、竹林整備、竹細工や竹ご飯などの竹の活用なども体験。そのうえで今後の竹林のあり方を考えた。
池跡の公園整備について相談
2023年5月~10月、豊中市内2自治会から、池跡の公園整備について相談を受けた。現地調査、類似施設の案内解説、周辺住民約50人への学習会などを実施した。一般的な街区公園ではなく、歴史的資源も活用したビオトープ化を助言した。住民自身が要望案をまとめ行政に提出した。
池の再生の相談
2023年8月、大きな池周辺住民の会から池の再生の相談を受けた。2万平米の大きな池であるが、陸化が進行し水域がわずかとなり瀕死の状態である。行政の大きな予算を伴う案件であり、住民として現地調査を続け、池再生の機運を盛り上げることを助言した。今後、住民主催の講演会を予定している。
モリアオガエルが産卵できる環境の保全を助言
2023年6月、神戸市西区の里山の会からモリアオガエルの保全について相談を受けた。まず対象地の生きもの調査を行った。ザリガニがおらず、セトウチサンショウウオやマムシも多い自然環境の豊かな池であった。30人ほどの観察会では、モリアオガエルが産卵できる環境の保全を助言した。