登録年度 | 2022年度 |
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氏名 | 大沼 弘樹 (オオヌマ ヒロキ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 30代 |
専門分野 | 生命、自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 北海道江別市 |
主な経歴 | 学生時代(主に2008年頃)から植生再生事業や自然ガイド、緑地管理、環境調査に携わったのち、2014年から現在まで、大学植物園や隣接する自然観察園において、生物多様性保全を念頭に置いた植物園管理、二次林植生管理、育林、普及啓発などに取り組んでいます。 |
特記事項 | 2級造園施工管理技士、ビオトープ管理士(1級施工・2級計画)、生物分類技能検定1級植物部門など。技術相談、執筆、共同研究など(保全生物、植物分類、植物地理、植生、里山、栽培研究、植物繁殖技術開発、景観生態、水生植物、園芸、植物育種、無菌培養、きのこ等)を随時受付中です。 |
活動の紹介
一般市民と各種事業者を対象とした自然観察会
所属先の大学が主催する生涯学習イベントとして、勤務先の薬用植物園にて自然観察会のガイドを行いました。身近な食用植物や薬用植物といった切り口から、生物多様性の重要性や、自然への関心に目を向けて頂けるような内容を取り扱いました。
日本植物園協会総会への参加、技術交流、意見交換、共同調査
標記の総会にて、北方系希少植物の生息域外保全に関する各研究施設技術者と、技術交流、意見交換、共同調査などを実施しました。各担当者との交流の中で、これまで自分で行ってきた知見を役立てられる場面も多かったため、保全に資する技術協力や、自主的な共同調査などを行いました。
市町村史の編纂における植物・きのこ関係分野の執筆
令和6年度に発行予定の市町村史における、植物・きのこに関係する分野を執筆担当しています。当該自治体の過去の植生の痕跡から現在の植生の特徴、身近な自然の紹介に至るまでを、断片的な文献の収集調査と、それを補完するために行った自身のフィールドワーク知見からまとめて、後世を含む多様な人々へ広く知っていただくことを目的としています。事前取材も含めて5年近くをかけており、令和6年2月末時点で、最終稿作成中です。
植物園と自然観察園の案内人(常勤)
勤務先の植物園において、日常業務の一環として行ってきた園内ガイドで、学生、教職員、外部事業者、一般来園者など、多種多様な属性の方からの要望に応じた案内を行ってきました(特殊イベント時の対応については別記)。敷地内にある二次林では、人の手入れによって復元された生態系を、広く知っていただくための展示を行ってきました。
希少植物の生態解明に関する共同研究
所属機関以外を含めた大学教員からの依頼により、北方系希少植物の生態解明のための栽培試験、研究を複数件引き受けてきました。その際、栽培担当のほか、自生地の状況から考えられる効果的な調査研究方法についても助言を行うなど、フィールドワークと栽培を両立した立場から共同研究を行ってきました。
植物系同好会誌への寄稿(3稿)
専門性の高い植物系同好会誌(オンラインで一部閲覧可能)に、希少なラン科植物の生態に関する考察と、生息域外保全に向けた情報提供や提案を投稿しました。技術的な部分は専門家へ向けた内容が主ですが、そのほかは、なるべく一般の方にも興味を持ってもらいやすい内容を心掛けています。
まだ見ぬ花を夢見て(個人ブログ)
植物の自然交雑、人工交配といったテーマを通じて、生物多様性の不思議や保全的な意義に関する普及啓発、そして国内での技術的知見が不足している海外産の植物も含めた希少種の系統保存に資する情報提供を行いました。
自治体広報誌のコラム執筆(植物担当)
自治体からの依頼により、自治体の歴史にまつわる1ページ分のコラムを、他分野の先生方との持ち回りで連載してきました。大沼は植物関係のテーマを担当しています。住民の方にとって身近な植物を切り口として、地域の自然や歴史に愛着を持っていただけるような内容を心掛けています。
日本植物園協会総会への参加、技術交流、意見交換
標記の総会にて、北方系希少植物の生息域外保全や、薬用植物の栽培と普及啓発に関する技術者と、技術交流、意見交換などを実施しました。このような機会に、問題点の共有、解決方法の提案を相互に行うことで、自然環境や植物の魅力、重要性を広く知ってもらう活動に、少しでも貢献できればと考えています。
植物園と自然観察園の案内人(常勤)
勤務先の植物園において、日常業務の一環として行ってきた園内ガイドで、学生、教職員、外部事業者、一般来園者など、多種多様な属性の方からの要望に応じた案内を行ってきました(特殊イベント時の対応については別記)。敷地内にある二次林では、人の手入れによって復元された生態系を、広く知っていただくための展示を行ってきました。