登録年度 | 2022年度 |
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氏名 | 中上 冨之 (ナカウエ フユキ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 産業、消費生活・衣食住、3R |
主な活動地域 | 東京都千代田区 |
主な経歴 | 外食企業の環境プランナーとして、環境マネジメントシステム構築、ISO14001認証取得、スコープ3算出、第三者検証審査対応、エコ検定全社員受験推進、環境啓発事業「EarthHour外食合同参加」企画推進、食ロス対策:「mottECO普及推進コンソーシアム」設立推進、食品再生利用事業計画認定、脱プラ素材アップサイクル構築他 |
特記事項 | 環境プランナー(環境省 人材認定等事業登録)、環境マスター、JRCA認定EMS審査員補、日本フードサービス協会環境委員、令和元年度かながわ地球環境賞、令和2年度もったいない大賞局長賞、令和3年度食品ロス削減環境大臣賞、令和4年度食品ロス削減推進表彰審査委員長賞他 |
活動の紹介
多摩市環境学習セミナー登壇
多摩市の依頼により、多摩市民環境会議主催の「多摩市環境学習セミナー」:2023年10月14日(土)9:30~12:00に登壇しました。「資源循環」をテーマにデニーズのLIMEXによるプラスチック削減や、食品廃棄物削減につながる食品リサイクルループ、mottECO事業について紹介しました。企業がなぜ環境課題に取り組むのか、という視点で最新の世界の環境の潮流にも触れたところ、多くの質問をいただき、多摩市民の意識の高さに私自身が触発されるセミナーとなりました。
環境啓発イベント「EarthHour」への飲食事業者合同参加の推進
WWF主催で、世界同時に消灯し地球温暖化について考えるという環境啓発イベント「EarthHour(アースアワー)」に、日本の飲食事業者が、企業の枠を超え合同で参加するプロジェクト「Food with Sustainability(FWS)」を企画し、草の根で連携拡大を図りました。2023年度は、10社25ブランド、1,300を超える店舗、事業所の参加をいただき、イベントの象徴である#旅するパンダの合同撮影やリリース発信など、消費者、事業者双方の環境啓発につながる取り組みとなりました。
立命館大学食マネジメント学部食品ロス削減合同研究
日本フードサービス協会の依頼により、立命館大学食マネジメント学部と、食品ロス削減について定期的にWS、講義を開催。食べ残し持ち帰りの取り組み「mottECO(モッテコ)」事業を、キャンパス内の食堂で実験したり、大学のイベントに来場された地域の方々に食ロス削減にかかわる意識調査をするなど、座学に終わらない研究を実施しました。2024年2月9日には成果発表にも立会い、学生ならではの視点も再確認し、企業・大学連携の可能性を大いに感じました。
ホテル日航つくばでのSDGs講演会登壇
2023年5月9日、ホテル日航つくばで、食品ロス削減対策であるmottECO事業や、企業が社会的責任において環境に取り組む背景、SDGsに沿った経営の必要性について講演の機会をいただきました。当該ホテルとは、この講演だけに終わらず、私自身で設立、推進しているアライアンス「mottECO普及コンソーシアム」に参加いただくこととなり、規格外野菜の取り扱い、EarthHourへの合同参加など、様々な環境施策の情報交換、連携が図れるようになりました。
食べ残し持ち帰り「mottECO事業」の普及推進
外食時の食べ残しを自己責任で持ち帰りゴミにしない、という「mottECO(モッテコ)事業」を普及推進するため、複数の外食、ホテル事業者、自治体という業種業態を超えたアライアンス「mottECO(モッテコ)普及コンソーシアム」を設立し、環境省モデル事業の申請、採択、運営や活動の普及イベント開催に中心的な役割を果たしました。事業成果として実施店舗を1,100店以上に拡大し、年間72t以上の食品廃棄物削減。また社会的評価として、当該コンソーシアムの取り組みは令和5年度食品ロス削減推進表彰環境大臣賞を受賞しました。