登録年度 | 2023年度 |
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氏名 | 海老原 学 (エビハラ マナブ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 30代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、資源・エネルギー |
主な活動地域 | 埼玉県さいたま市 |
主な経歴 | 建設コンサルタントの環境技術者として、国や自治体、民間企業を対象とし、開発事業による環境影響の調査、予測、評価を行い、必要に応じて環境保全措置(生息環境創出や個体移植等)を提案・実行。持続可能な社会実現に向けて、多様なステークホルダーと協働しながら、地域・社会の環境保全を推進。 |
特記事項 | 【保有資格】:技術士(建設部門(建設環境)、環境部門(環境影響評価))、1級ビオトープ計画管理士、環境アセスメント士(自然環境部門)、岐阜県自然工法管理士、環境社会検定試験(eco検定)【受賞歴】:環境アセスメント学会 2021年度奨励賞(実務分野)受賞 |
活動の紹介
事業者及び地元有識者を対象とした工事現場見学会開催
国土交通省中部地方整備局から発注された自然環境調査業務に従事する中で行った活動である。施工箇所近傍に重要な猛禽類の生息地があり、猛禽類に対する工事影響が懸念されたため、地元有識者に意見を伺いながら、環境保全措置を検討していたが、工事現場と営巣地の位置関係や工事状況のイメージがしづらいことが課題であった。そのため、「事業者・地元有識者との工事現場見学会開催」を提案し、現地にて課題の共有、環境保全措置の意見交換を行い、事業者の課題解決をサポートした。資料作成に2週間程度要し、見学会は1日開催した。
施工業者を対象とした環境保全に関わる勉強会開催
国土交通省中部地方整備局から発注された自然環境調査業務に従事する中で行った講演活動である。施工箇所近傍に重要な猛禽類の生息地があり、工事中の騒音や振動、クレーンや作業員の動きなどが猛禽類の繁殖に影響を与える可能性が懸念されたため、「施工業者に対する環境保全に関わる勉強会開催」を提案し、講師として対応した。資料作成に2週間程度要し、勉強会は1日開催した。生物多様性や生態系サービスの用語説明、猛禽類の生態、保全の重要性、配慮事項を説明するとともに、継続学習用の資料も作成して提供した。
自治体を対象とした自然共生サイトの勉強会開催
ある地方自治体において、当社が森林再生プロジェクトを実施する中で行った活動である。対象の自治体は自然環境が豊かであり、多くの生物が生息する広大な森林資源を保有していることから、30by30の目標達成に貢献ができる可能性があると考え、自然共生サイトへの登録を提案しようと考えた。そのため、まず第一歩として自治体の課長以上のクラスを対象として、自然共生サイトの勉強会を開催し、登録によるメリットや課題、必要な手続きなどを説明して、幹部クラスの理解醸成を図った。資料作成に2週間程度要し、勉強会は1日開催した。